ガラパゴスに行かずとも大量のイグアナに会えるタークス・カイコスのリトル・ウォーター・ケイに行ってみた【インターリンク ドメイン島巡り 第45回「.tc」】
これまで犯罪多発都市や沈みかけの絶海の孤島、人よりホッキョクグマが多い世界最北の町などに弾丸現地取材してきた「ドメイン島巡り」、第45回目となる今回はタークス・カイコス諸島を巡ります。タークス・カイコス諸島はタークス諸島とカイコス諸島で構成されたイギリスの海外領土で、世界で3番目に大きいバリアリーフと40以上の島があり、美しい白い砂のビーチやイグアナ島ツアーが有名です。首都はタークス諸島のグランドターク島にあるコックバーンタウンですが、今回はイグアナの楽園があるプロビデンシャレス島近辺の小島の魅力をクルージングで探ってきました。
ドメイン島巡り - 世界のドメイン1,000種類以上を取り扱うインターリンクが、「.cc」「.tv」「.sx」等、南太平洋やカリブ海などの「島のドメイン」約50種類に焦点をあて、実際にその島々に行き、島の魅力をレポートします。
https://islanddomains.earth/
◆タークス・カイコス諸島はどこにあるのか?
今回訪れるプロビデンシャレス島は、バハマの南方約40kmにあるタークス・カイコス諸島西部に位置しています。イギリスの海外領土ですが使用されている通貨はアメリカドルで公用語は英語。アメリカ本土からの旅行者が多く、日本でいうところの沖縄のような位置づけになっているようです。
目次
◆クルージングしながら小島を調査
◆イグアナだらけの楽園
◆ハリケーンによって誕生した砂浜
◆タークス・カイコス諸島の食事事情はこんな感じ
◆街で見かけた「 .tc」ドメイン
◆現地でのSIM購入&速度調査
◆クルージングしながら小島を調査
今回は飛行機でバハマからタークス・カイコス諸島へ向かいます。島が見えてきました。
プロビデンシャレス国際空港に着陸。バハマから約1時間20分のフライトでした。
搭乗客の数に対して入国審査官が少ないため、手続きに時間がかかりました。
入国手続きを終えて、宿泊するホテル「The Lodgings SureStay Collection By Best Western」へ移動。空港から車で5分、歩いても20分くらいです。
宿泊料は1泊1人当たり279ドル(約4万1374円)もしました。1泊4万円超えの部屋ですが、一般的なホテルという感じで島の物価の高さを痛感します。
翌朝、チャーターしたボートに乗るためタクシーでマリーナへ向かいます。ナンバープレート上部に書かれた「Beautiful by Nature」はタークス・カイコス諸島のモットーで、自然の美しさを維持するという島々の取り組みを表しています。
時速100kmを超える速度で飛ばしてくれました。さながらジェットコースター気分です。
ブルー・ヘブン・マリーナに到着しました。高級なプレジャーボートが並んでいます。
ボートを操縦してくれるキャプテンと合流。キャプテンの後についてボートオーナー専用のハーバーに入ります。チャーター料金は300ドル(約4万4000円)。
これが今回乗るボートです。
◆イグアナだらけの楽園
まず向かったのは、イグアナの楽園ことリトル・ウォーター・ケイ。湾内は下の動画のようにゆっくりと進んでいきます。
ブルー・ヘブン・マリーナからボートで出航(タークス・カイコス諸島) - YouTube
湾内を出ると、かなりスピードが上がってきました。あっという間にリトル・ウォーター・ケイが近づいてきます。
ボートでタークス・カイコス諸島のイグアナの楽園こと、リトル・ウォーター・ケイへ - YouTube
約10分で島の桟橋付近まで来ました。
リトル・ウォーター・ケイに上陸。入島料10ドル(約1480円)が必要ですが、ボートのチャーター料金に含まれていました。
島は自然保護区に指定されています。
リトル・ウォーター・ケイは自然保護区なので、島内では指定された場所を通る必要があります。というわけで、さっそく歩きながらイグアナ探しを開始。
タークス・カイコス諸島リトル・ウォーター・ケイに上陸 - YouTube
イグアナ発見。この島は人間よりも絶滅危惧種のイグアナの方が圧倒的に多いです。よく見るとそこら中にいました。
多くのイグアナは人間の足音がすると逃げ出してしまいます。歩いていると、見つける前に逃げ出す足音がすることもしばしば。ただ、以下の写真のように人間の歩行用通路でひなたぼっこをして、近くを歩いても微動だにしないイグアナもいました。
基本的には不動の姿勢でじっとしていますが、転がってきた軽石のような物に対して素早く反応することもできます。
タークス・カイコス諸島リトル・ウォーター・ケイにいたイグアナ - YouTube
通路脇に巨大なイグアナ像がありました。
滞在時間は40分ほどでしたが、たくさんのイグアナに出会うことができました。なお、島のイグアナに触ったり、エサを与えたり、魚やサンゴに触れたりするのは禁止です。また、島内は全面禁煙になっています。
◆ハリケーンによって誕生した砂浜
キャプテンからオススメの砂浜があるから行ってみようと提案がありました。
ボートに乗り約5分で、ハーフ・ムーン・ベイに到着。1980年代のハリケーンによって形成された砂浜です。
先ほどまでいたリトル・ウォーター・ケイと、ウォーター・ケイをつなぐ位置にあります。
海は透明度が高く、砂浜はハーフ・ムーンの名の通り半月状の形。
リトル・ウォーター・ケイとつながっているので、ここにもイグアナが多数生息しています。
タークス・カイコス諸島ハーフ・ムーン・ベイのイグアナ - YouTube
大西洋がとてもきれいです。
絶景を堪能している間、キャプテンは素手で魚を捕まえていました。
最高の天気の中で水上バイクを楽しむ人たち。
海上レストランを発見。週末には多くのお客さんでにぎわうそうです。
実はドメイン探検隊の隊長は小型一級船舶免許を持っています。そのことを告げるとキャプテンから操縦を代わるように言われました。
というわけで、隊長の操縦で無事にプロビデンシャレス島へ帰還。ユニークなキャプテンに別れを告げ、ブランチに向かいます。桟橋から無料のカーゴが出ていたので乗ることにしました。
カフェ「The Market at Blue Haven」に入ります。
ピザとドリンクやアイスを注文しました。濃厚なマンゴーフラッペ、苦みでさっぱりとするジンジャーエール、どちらもおいしかったです。写真の右端に写っている缶のドリンクは、グンベイというバハマの民族音楽にちなんだドリンクでした。
陽気な音楽をかけたボートが水路を通過していくのを見ながら食事をします。
すぐ近くには、オールインクルーシブのホテルがありました。オールインクルーシブとは、旅行代金にホテル施設内の食事やドリンク、プールなどのリラクゼーション施設やアクティビティ料金がほぼ含まれているサービスのことです。ビーチにはベッドが並んでいて豪華な雰囲気。タークス・カイコス諸島では、オールインクルーシブプランで予約するのが一般的なようです。
◆タークス・カイコス諸島の食事事情はこんな感じ
和食レストラン「Yoshis Sushi」に行きます。
お店の内装は現地の一般的なレストランと同じような雰囲気で、特に和風を強調しているわけではありません。
しかし、メニューを見るとお寿司が充実しています。
刺身プレート(20ドル/約3023円)を注文。酸味のあるオイルソースによってカルパッチョのような風味に仕上がっています。サクサク触感のクリスピーが散らされていて、異国感を感じる日本食アパタイザーでした。
巻き寿司(24ドル/約3627円)です。巻き寿司の海苔がライスの内側に巻かれているのが日本とは異なる部分。
サラダ(17ドル/約2569円)のベースはカニカマと海藻、上にとびっこのような魚卵がかかっていました。
締めのみそ汁(6ドル/約906円)。どの料理も評判通りレベルの高い日本食でおいしかったです。
おいしい料理だけでなく、取材にも応じてくれた日本人オーナーのYoshiさんと娘さん。福島県出身で、タークス・カイコス諸島に来て20年が経つとのこと。Yoshis Sushiを訪れた日本人は私たちが3組目だそうです。
◆街で見かけた「 .tc」ドメイン
それぞれの国には、「ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)」という国ごとに割り当てられたドメインが存在します。「ドメイン島巡り」は、そんなccTLDの中でも「島国」に割り当てられている約50種類のドメインに焦点をあて、実際にそのccTLDが割り当てられている島国を訪れて現地の魅力をレポートすると共に、「現地でそのドメインがどのように使われているのか?」を調べるのが目的。
タークス・カイコス諸島に割り当てられているccTLD(国別コードトップレベルドメイン)は「.tc」です。
「.tc」はほとんど使われていませんでしたが、帰り際に空港内で不動産代理店が利用しているのを確認しました。
出国ロビーは大混雑。利用者数に対してあまり空港が広くないため、ほぼ満席状態でした。
今回は、アメリカのLCCであるjetBlueでニューヨークを経由して帰国しました。日本には就航していないのであまりなじみがないかもしれませんが、アメリカでは国内線に加えてカリブ海を中心とした中南米に国際線を多く持っています。LCCながらも座席のクオリティが高く無料Wi-Fiも使えるため人気のLCCです。
◆現地でのSIM購入&速度調査
今回はeSIMのAiraloを購入して市街地で計測しました。速度は45Mbps。
海外に行く予定のある方は以下のページも参考にしてください。
最強の海外用eSIMはコレだ!海外用Wi-Fiはやめておくべきこれだけの理由|株式会社インターリンク
https://note.interlink.blog/n/nbc08ddc8169e
というわけで、今回のドメイン島巡りで訪れた場所は以下のGoogleマップ上でまとめて確認可能。
また、「タークス・カイコス諸島まで実際どうやって行けばいいの?」というアクセスの詳細はここから確認可能です。
ドメイン「.tc」の詳細や申し込みについては、以下のリンクから確認できます。
tcドメイン登録(タークス・カイコス諸島)|世界のドメイン取得、コンサルティングならGonbei Domain(ゴンベエドメイン)
(文・写真:インターリンク https://www.interlink.or.jp/
ドメイン島巡り https://islanddomains.earth/)
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