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人工知能を表すドメイン「.ai」を提供するアンギラの生活は人工知能のようにハイテクなのか確かめてきた【インターリンク ドメイン島巡り 第7回「.ai」】


時には片道40時間をかけてツバルまでも訪れてしまうとんでもない企画を実現するなど、インターリンクは島のドメイン約50種類に焦点をあて、インターネット上にはない現地ならではの情報を集めています。ドメイン島巡り第7回目となる今回の巡り先は、「.ai」のccTLDを割り当てられたアンギラです。「Artificial Intelligence(人工知能)」の略称であるドメイン「.ai」は、Googleやマイクロソフトなどの有名企業も使い始めています。「アンギラの人々は人工知能のようにハイテクな生活を送っているのではないか?」ということで、実際にアンギラに行って現地の様子を確かめてきました。

ドメイン島巡り – 世界のドメイン1,000種類以上を取り扱うインターリンクが、「.cc」「.tv」「.sx」等、南太平洋やカリブ海などの「島のドメイン」約50種類に焦点をあて、実際にその島々に行き、島の魅力をレポートします。
https://islanddomains.earth/

◆アンギラはどこにあるのか?
アンギラはカリブ海(西インド諸島)に浮かぶイギリス領の島です。島の形状が「ウナギ」に似ていたことから、スペイン語(anguila)やフランス語(anguille)でウナギを表す「アンギラ」と名付けられました


目次
◆人工知能に最適なドメイン「.ai」
◆カリブで最も美しいビーチ「ショールベイ・ビーチ」
◆カリブで最も危険なビーチ「リトル・ベイ」
◆最先端アートと高価な「日本製(?)の仏像」
◆アンギラで一番古い家
◆地元の人気レストランでカリブ料理を堪能
◆アンギラ豆知識
◆アンギラと人工知能

◆人工知能に最適なドメイン「.ai」
ニュースで取り上げられて話題になることの多い人工知能ですが、そんな人工知能関連のサイトがこぞって使い始めているドメインが「.ai」です。人工知能(AI)との関わりをウェブサイトのURLやメールアドレスでダイレクトに表現できることが人気の要因となっています。普段からドメインを注視していなければあまり気に止めないかもしれませんが、「.ai」を使用している人工知能関連サイトは多く存在します。その中でも代表的なものを以下に挙げてみました。

・Microsoft Artificial Intelligence
http://microsoft.ai/


・Google AI
http://google.ai


・Intel AI
http://intel.ai


・Albert
https://albert.ai/


・NDR
https://www.ndrconf.ai/


・Insight
https://www.insightdata.ai/


・Luminovo
https://www.luminovo.ai/


・x.ai
https://x.ai/


・Recast.AI
https://recast.ai/



◆カリブで最も美しいビーチ「ショールベイ・ビーチ」
今回、アンギラ島内での移動は観光タクシーを利用しました。写真の男性はドライバーのコナーさん。


コナーさんが運転する車はトヨタのヴェルファイア。


まさかの日本語仕様です。


無事に移動手段を確保できたので、さっそくコナーさんの運転で出発。アンギラはカリブ海に浮かぶ島だということもあり多くのビーチがあるのですが、まずは、ハリウッドセレブも訪れることがあるという「ショールベイ・ビーチ」へ向かってもらいます。

アンギラの首都「バレー」から車で約10分で到着。


ビーチに車を駐車できるので、車から降りると既に海がすぐそばに見えます。


ここがショールベイ・ビーチ。理想的な青い空と海、そして白い砂浜が目を引きます。


カリブで最も美しいビーチだという評判も納得の景色です。


360度カメラで撮影するとこんな感じ。

美しいショールベイビーチ(アンギラ) - Spherical Image - RICOH THETA


ドローンを使って上空からビーチを撮影してみると、遠くまで青々とした海が続いているのが分かります。


さっそくハリウッドセレブを探してみましたが、この日は人がかなり少なく、残念ながら遭遇することができませんでした。


海で遊び疲れたら、ビーチサイドにあるホテルのバーで休憩することもできます。運が良ければあなたの隣にスターが座ることがある……かもしれません。


◆カリブで最も危険なビーチ「リトル・ベイ」
次は、コナーさんがオススメするビーチへ向かいます。移動中の車窓からは、廃船がちらほらと見えました。


「さぁ、着いたぞ。この道を降りていくんだ」とコナーさん。しかし、停車したのは草木が生い茂る崖の上。


一体どこに道があるというのか……。


しばしの困惑の後に見つけた「獣道」を数分間下っていくと、目の前に海が見えてきました。


ここがコナーさんおすすめの「リトル・ベイ」とのこと。


ショールベイ・ビーチよりもかなり首都寄りにあります。


海水の透明度がとても高くてきれいです。


崖の上から見る限り誰もいないので「今なら完全なプライベートビーチ……下に降りてみよう!」と思って階段を探していると、1本の黄色いロープを発見。


ここには階段などという便利なものはなく、このたった1本の細いロープをつたって、垂直に近い崖を降りる以外に下に降りる方法がないことが判明。つまり、危険と引き換えに崖を下った人だけがリトル・ベイにたどり着けるというわけ。


当然ながら帰りはロープを使って登っていくことになります。どうりで誰もいないはず……。さすがにここで一生を終えるわけにもいかず、泣く泣く降りるのは断念。しかし、下に降りずとも、美しい海を十分に堪能することができました。

360度カメラで撮影した映像はこんな感じ。

降りることができなかったリトルベイ(アンギラ) - Spherical Image - RICOH THETA


◆最先端アートと高価な「日本製(?)の仏像」
ミーズ・ベイ池近くのルート1(メインの道路)沿いには、アンギラの最先端アートとアンティークのお店が並んでいます。


まずは、他の島々から漂着した流木をアートとして再生利用している専門店「チェディーズ流木スタジオ


店内は自然光を利用したエコロジーな空間で、独創的な作品が展示されています。


これは、おそらくネコ。


展示品は購入することもできるので、おみやげにも良いかもしれません。アンギラの最先端なモダンアートを心ゆくまで楽しめるお店でした。

その向かいにあるのは、アンティーク専門のお店「The GALLERIA World Art & Antiques」。「カリブといえば海賊……アンティークというのは、もしかすると海賊が奪い取ってきた戦利品なのかも?」ということで、どんなものを売っているのか見に行ってみます。


店内に入ってすぐに目に飛び込んできたのは、様々な国の骨董品。


中には、かなり古い時代に作られたブッダ像もありました。店主に話を聞いてみると、この日本製だという仏像は200万円以上の価値があるとのこと。


また、こちらで展示・販売されている物は、店主自ら色々な国へ行って収集した品々だそう。「カリブの海賊が収集したお宝」ではなく、「カリブの目利きが買い付けたお宝」でした。店主は「姪が新宿で日本語を勉強中だよ」と、嬉しそうに教えてくれました。

◆アンギラで一番古い家
アンギラは1632年にイギリスから侵攻を受けて植民地になったということもあり、町を探索していると植民地時代の名残を見つけました。

1700年代後半に建設された「Wallblake House」はこの島で最古の家屋です。


敷地内にある石碑には、奴隷によってこの邸宅が建設され、ここで砂糖と綿を栽培したことが記されています。


Wallblake Houseの横には後年に建設された教会があり、お祈りに来ている人たちの声が聞こえてきました。


◆地元の人気レストランでカリブ料理を堪能
日本ではカリブ料理の専門店を見かけることが少なく、カリブ料理と聞いてもいまいち想像がつきません。そこで、地元で人気のレストラン「Tasty’s」へ行ってみました。


お店の入り口にはバーカウンター、奥にはダイニングが広がっています。


まずは、バハマ料理として有名な「コンク貝」のフリッター(16ドル/約1815円)を注文。ちなみに、コンク貝の貝殻は天然の宝石とも表現されており、インテリアとしても活用されているとのこと。


サクッとした生地の中に、歯ごたえの良いコンクの身が多く使われていました。


続いて、ハワイでもおなじみの「マヒマヒ」ことシイラを使った一品。これは24ドル(約2722円)でした。豆を使ったソースがかかっています。淡白で臭みもなく、とても食べやすかったです。


次は「海老のソテー」(24ドル/約2722円)。海鮮を使った料理が多い印象です。


しかし、肉料理も負けていません。「豚肉のソテー」(24ドル/約2722円)は、肉厚ながらも柔らかく、甘めのサルサのようなソースとの相性が抜群でした。


◆アンギラ豆知識
スーパーマーケットでは、採れたてのココナッツが売られています。


アンギラには信号機がほとんどない代わりに、スピード防止帯が多く設置されています。日本よりも段差(ハンプ)が激しいので、話しながらの運転には注意が必要。


宿泊した「Easy Corner Villas」はWi-Fiとテレビを完備していたのですが、残念ながらWi-Fiもテレビも利用することができず、運が良かったのか悪かったのか、とても静かな夜を過ごせました。料金は1人あたり1泊180ドル(約2万415円)。


すれ違う車や人に対して大音量でクラクションを鳴らすコナーさん。理由を聞いてみると「友だちへの挨拶」とのこと。


◆アンギラと人工知能
ドメイン「.ai」を提供するアンギラで暮らす人々は人工知能と密接な生活を送っているのかもしれないと思ってアンギラに行ってみましたが、日常生活の中では人工知能と無縁だということがわかりました。これからも「.ai」は人工知能のドメインとして増え続け、「アンギラ」を知る人も増えていくと思いますが、アンギラで暮らす人々はそんなことを知らずに、穏やかな時間が流れる生活に身を任せているような気がします。

なお、今回のドメイン島巡りで行った場所をまとめると、以下のような感じです。


アンギラまでのアクセスはこちら

.aiドメインの詳細、お申込みはこちらからどうぞ。


(文・写真:インターリンク https://www.interlink.or.jp/
ドメイン島巡り https://islanddomains.earth/)

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in 取材,   ネットサービス,   アート,   ,   広告, Posted by log1b_ok

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