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「エルフのペニス」を展示するペニス博物館があるというアイスランドに行ってみた【インターリンク ドメイン島巡り 第21回「.is」】


アイスランド大学による2007年の調査によると、アイスランド人の60%以上はエルフ(妖精)が存在すると信じているとのこと。しかも、アイスランドにはエルフの専門学校やエルフのための法律、さらにはエルフのペニスを展示している博物館まであります。「これは実際に行ってこの目で見てみないと」と思ったので、ドメイン島巡り第21回目となる今回は、アイスランドに行ってエルフのことを調べてきました。

ドメイン島巡り - 世界のドメイン1,000種類以上を取り扱うインターリンクが、「.cc」「.tv」「.sx」等、南太平洋やカリブ海などの「島のドメイン」約50種類に焦点をあて、実際にその島々に行き、島の魅力をレポートします。
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◆アイスランドはどこにあるのか?
アイスランドは、火山や地震が多い北大西洋上の島国です。寒いイメージがありますが、暖流の影響で、首都「レイキャビク」の真冬の平均気温はマイナス4度程度。居住エリアは海岸沿いに集中しており、内陸部はほとんど無人地帯で「ハイランド」と呼ばれています。アイスランドの大きさは約10万3000平方キロメートルで、北海道より少し大きい程度。公用語としてはアイスランド語が使われていますが、英語も通じます。


目次
◆まるで「エルフの塔」のようなハットルグリムス教会
◆エルフのペニスも展示する世界で唯一のペニス博物館
◆エルフ遺産保護法とエルフや悪魔に出会えるマップ
◆北米大陸とユーラシア大陸を行き来できる公園
◆「エルフを見た人900名」に会った先生の講義を受けてみた
◆アイスランドの食事事情
◆現地でのSIM購入&速度調査

◆まるで「エルフの塔」のようなハットルグリムス教会
アイスランドを訪れるほとんどの旅行者は、西部にあるケプラヴィーク国際空港を利用してアイスランドに到着します。荷物受け取り場では、巨大なパフィン(ニシツノメドリ)が天井から出迎えてくれました。 天井から頭が飛び出した斬新なデザインです。


パフィンはアイスランドでとても人気がある海鳥で、国鳥的存在。街のお土産店でもたくさん見ることができます。


アイスランドは物価が高く、タクシーの利用はお勧めできません。例えば、空港からレイキャビク市内までは自動車で45分ほどですが、タクシーを利用すると片道1万8000アイスランドクローネ(約1万5840円)もします。これでもぼったくりではなく、普通の料金。アイスランドには電車やメトロが存在しないため、レイキャビク市街地へ行くには、空港バスが便利です。今回利用した「flybus」は、片道2999アイスランドクローネ(約2639円)でした。

flybusは市内にあるホテルの近くを巡回してくれます。


バスは、空港を出てすぐのとてもわかりやすい場所で待機していました。


というわけで、さっそくバスで移動しレイキャビクに到着。


市内での移動は、バスアプリ「Straeto」がおすすめ。バス乗車前にアプリ上で切符を購入できます。支払いはクレジットカード。乗車の際、運転手さんにアプリ上のチケットを見せるだけで乗車できました。アプリ上でルート検索も可能です。


多くのお土産店、衣料品店、レストランなどが立ち並ぶ大通りは、通るたびに新たな発見があります。エルフを思わせる小人のイラストも見かけました。


レイキャビクのおすすめスポットは、ハットルグリムス教会です。まるでRPGのゲームに出てくる神秘的な塔のよう。


塔の前には、10世紀頃にコロンブスより500年程早くアメリカ大陸を発見したアイスランド人の航海者「レイブル・エイリクソン」の像が立っていました。


ハットルグリムス教会は、レイキャビクのランドマーク的な存在。ここでエルフのコスプレをして写真を撮ったら、RPGの世界に迷い込んだかのような写真になりそうです。


教会の1階部分は無料で入場できます。1階部分を360度カメラで撮影した画像が以下。

ハットルグリムス教会(アイスランド) #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


この教会のデザインは、マグマが六角形に固まってできた柱状節理と氷河を表現しています。


柱状節理に興味があれば、岩体が柱状になっているブラックサンドビーチもおすすめです。


◆エルフのペニスも展示する世界で唯一のペニス博物館
世界で唯一のペニス専門博物館「アイスランドペニス博物館」は、レイキャビクの中心街にあります。およそ博物館らしくない外観のため、ぱっと見博物館には見えません。


エントランスで、「エルフのペニスなんて本当にあるのか」と質問してみると、「ありますよ」とのこと。これは見てみなければ……ということで、実際に中へ入っていきます。入館料は大人1名1500アイスランドクローネ(約1320円)。


中に入ると、そこは一面ペニスだらけ。博物館の名称「The Icelandic Phallological Museumo」は、訳すと「アイスランド物理学博物館」ですが、「アイスランドペニス博物館」とも呼ばれています。以下の360度画像をグリグリと動かせば、好きなところを好きなだけ見ることができます。

ペニス博物館 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


アシカやオットセイ、クジラなど90種以上の動物から取得されたペニスの標本が展示されています。なお、2011年1月に、同館は史上初めてヒトのペニス標本を展示。これは、死後の提供を申し出ていたドナー4名のうち1名のものです。同館は引き続き「より若く大きく状態の良い」標本を探し続けるとのこと。


博物館中央の柱には、木の妖精のような人形が飾られていました。


「RUSTIC ELF」と書かれたエルフのペニスを発見。日本語訳では「田舎の小妖精」です。一見すると、少し変わった形の石のようで、ペニスと言われてもいまいちピンときません。


これはトロールのペニス。これもぱっと見、石です。


続いてのペニスには、「CHANGELING」と書かれていました。「CHANGELING」とは、「取り替え子」のことで、子供が連れ去られた時に身代わりとして密かに置かれる「エルフの子」を意味しています。


山羊や羊のペニスも展示されています。ただ、山羊や羊とは言っても、「エルフの世界の山羊や羊」です。


この博物館の創設者であるシグルズール・ヒャルターソン氏の肖像画。ペニス型の受話器で誰かと話していました。


実際に訪れる前は、熱海の秘宝館のようなネタ満載のアミューズメントを想像していましたが、全くそんなことはありませんでした。クジラからヒトまであらゆる動物のペニスが所狭しと陳列されている学術的価値のある博物館で、真剣に説明を読み、様々なペニスをじっくり見ている来場者の姿がとても印象的でした。この博物館を題材とした映画「最後の1本~ペニス博物館の珍コレクション~」は、2015年8月に日本でも上映されています。

『最後の1本 ~ペニス博物館の珍コレクション~』予告編 - YouTube


博物館に併設されているお土産店も充実しています。


サンタクロース風のペニスのぬいぐるみ。


柄がペニスのカップ。


エルフに関する12のおとぎ話が書いてある本も売っていました。


館内にあるトイレは、入口のドアの柄がペニスでした。


◆エルフ遺産保護法とエルフや悪魔に出会えるマップ
1971年、レイキャビク近くで道路工事が行われた際、「エルフの岩」とされる岩石を誤って土壌に埋めてしまったところ、道路が冠水したり、負傷者が出たり、工事で使用する重機が故障したりと、不可解な事象が相次いで発生しました。これを受けて、アイスランド道路管理局はこの岩を土壌から掘り出して洗浄し、今後はこのようなことが起こらないように、2012年に「エルフ遺産保護法」を作り、「エルフの岩」は保護指定されました。

「エルフ遺産保護法」と言われると本当に存在する法律なのかを疑ってしまうところですが、実は、文化遺産と考古学的に意義のある場所を保護する法律の一部で、魔法、民話、習慣、国民の信仰など、昔ながらの言い伝えに関する場所を保護する法律として実在します。

また、アイスランド人がエルフと接触した正確な場所を共有するために作成されたマップが、Saga財団によって公開されています。マップには、エルフの他に幽霊、悪魔などと遭遇した場所も記されています。エルフを目撃した人々によると、その特徴は「人間に似ているが、やや小型。普段は穏やかな性格」とのこと。このマップの場所に行けば、エルフや悪魔に会えるかもしれません。



◆北米大陸とユーラシア大陸を行き来できる公園
エルフのことも気になりますが、一般的にアイスランドといえば「美しい大自然」で有名。ということで、続いては日本で見ることができない神秘的なスポットに行ってみます。「The popular Golden Circle Tour」と呼ばれる定番の観光地ツアーに参加し、ゲイシール間欠泉グトルフォス滝シンクヴェトリル国立公園の3か所を訪れます。レイキャビクから日帰りで定番観光地を巡る、効率の良いツアーです。

まず最初に訪れたのは、ゲイシール間欠泉。場所の名前にもなっているゲイシール間欠泉は記事作成時点では活動していないようで、誰もいませんでした。


人が集まっているのはストロックル間欠泉。ゲイシール間欠泉から歩いて3分の所にあります。この辺りから、日本の噴気地帯でもなじみのある硫黄のような匂いが鼻を突きます。


近づくと、ぐつぐつと泡が出てきている水溜りがありました。しばらく見ていると……


ポーンという大きな音と共に、ものすごい量の水が噴出!


間欠泉は約10分ごとに活動しますが、たまに不発に終わることもあります。思った以上に近づくことができるのは魅力ですが、近づき過ぎて熱湯がかかることもあるので注意。入口には、「自己責任でお願いします」という注意書きもありました。

次は、グトルフォス(黄金の滝)です。先ほどのゲイシール間欠泉からバスで約10分。Gullfoss(グトルフォス)は、アイスランド語で「黄金」という意味で、これがゴールデンサークルの「ゴールデン」の由来にもなったようです。


この滝もかなり近づくことができましたが、水しぶきで濡れてしまうため、あらかじめレインコートを着用している人も多くいました。とにかく水量が多くて迫力満点。滝近くの地面は濡れていてとても滑りやすいので、近くで見ようと思ってうっかり滝に落ちないように注意。


グトルフォスの様子は以下のムービーで見ることができます。

黄金の滝、グトルフォス(アイスランド) - YouTube


ほとんどの観光スポットにはトイレが併設されていますが、その大半は有料。ただ、現金を持っていなくても大丈夫。有料トイレでもクレジットカードが使えます。ここのトイレは、1回200アイスランドクローネ(約176円)。アイスランドでは、一般的な旅行なら現地通貨であるアイスランドクローネを一切持たなくてもクレジットカードですべて支払い可能でした。現地通貨に換金してしまうと通貨が足りなかったり余ったりするので、カード社会のありがたさを痛感します。


バスは最後の目的地であるシンクヴェトリル国立公園に到着。グトルフォス滝からバスで約1時間かかりました。


このシンクヴェトリル国立公園は、ユネスコ世界遺産に登録されています。


この公園、実は北米大陸とユーラシア大陸に敷地がまたがっており、家が見える向こう岸がユーラシア大陸、こちら側は北米大陸。


遊歩道を歩いて両大陸を行き来できます。


レイキャビクには、ツアー専用送迎バスの停留所が各ホテルの近辺にあるのですが、Googleマップにも出てこない停留所もあるので、事前確認をするか、BSIバスターミナルなどの大きなバスターミナルを利用することをおすすめします。8月などの観光シーズンには、ツアーバスがほぼ満席になります。

◆「エルフを見た人900名」に会った先生の講義を受けてみた
続いて、エルフについての理解をより深めるべく、レイキャビクにある「The ELF School」(妖精専門学校)で講義を受けることにしました。講義は毎週金曜日に実施されており、受講時間は合計3~4時間。受講料は1名につき56ユーロ(約6700円)で、支払いはユーロでもアイスランドクローネでもOK。クレジットカード決済も可能です。参加する際は、メールで事前予約することをおすすめします。

学校の看板を発見。この雑居ビルの2階にあるようです。


学校というよりかは、小さなオフィスのような感じ。ドアが開いていたので中に入ってみます。


授業開始の15時より少し前に着いたので、学校関係者はまだ誰もいません。講義を受けに来た人が一人いるだけ。しばらくすると、数名の受講者が登校してきました。ここで授業が行われるようです。教室というよりは、人形や置物がたくさん置いてある小さな部屋です。エルフの本や、変わった雑貨もたくさん置いてあります。


約15分ほど待っていると、スカルプヘイジンソン(Skarphedinsson)先生がやってきました。先生は、アイスランドの大学で歴史、民俗学、人類学を学んでおり、アイスランドの超自然に関わる団体の創設者。先生自身はエルフを見たことがないそうですが、「エルフや、一般人には見ることのできない人々(見えない人々)に会ったことがある人約900名」に会ったとのことです。


講義は談話形式でゆったりと進んでいきます。渡された教科書には、エルフや見えない人々のイラスト、民話、実際の体験談などが全て英語で書かれています。しかし、講義中にこの教科書が使われることは一度もありませんでした。


先生は、ゆっくりと、かつ真剣な表情でエルフや見えない人々について語っていきます。先生自身はそれらを見たことがないそうですが、家族や友人など信頼できる人からの目撃談をたくさん聞いているため、エルフや見えない人々の存在を信じているそうです。また、誰でも見ることができるものではなく、Psychic(心霊能力や超能力などのエネルギーなどを感じやすい人)だけが見えるもので、特に子供にはエルフや見えない人々が見えることがあるようです。残念ながら、授業に参加した人の中にPsychicはいないとのこと。


休憩時間には、コーヒー、紅茶とともにアイスランドのパンやクレープみたいなものをもらえました。


ほどよい甘さのクレープがとてもおいしくて何個も食べていると、先生に「もっと食べなさい」とチョコレートを無理やり渡されました。


講義再開。見えない人々がこちらの世界に残したという物をいくつか見せてもらいました。まず、子供たちが見えない人々に遭遇した場所にあった石。その場所に存在しないはずの石だそうです。


これは、見えない人々が生活に使っていたとされる鍋。確かに、製造会社のロゴや品番などの情報は書いてありません。


昔は、海へ漁に出るかどうかは、Psychicが見えない人々の行動を見て決めていたそう。例え晴天でも、見えない人々が漁に出なければ、それをまねて漁に出ない。もし漁に出ると、晴天だったのに急に嵐に見舞われたり、魚が全く取れなかったりしたそうです。また、山で遭難した人が山小屋を見つけ、そこの住人に食事をごちそうしてもらい助かりましたが、山小屋を出てしばらくしてから振り返ると、その山小屋や人が存在しなかった、というお話もしてくれました。

エルフや見えない人々は、人間を助ける存在であり、人間に対して悪事を働くことはほとんどないそうです。なぜ「ほとんど」なのかというと、子供を誘拐することがあったから。講義中は、自分の世界に引き込んでいくような語り口調で話す先生ですが、カメラを向けると、かなり陽気なおじさんになってしまいます。エルフに会った人は少ないですが、体験談などが古くから代々語り継がれているため、今もなおその存在を信じている人が多いのだと感じました。アイスランド人にとって、エルフはなくてはならない存在のようです。


講義の最後には受講証明書をもらえました。講義というよりは、体験談やおとぎ話の紹介と言った方が正しいかもしれません。一緒に受講した生徒の1人は、「私はエルフを見たことがあるから、おとぎ話よりスピリチュアルな話をもっと聞きたかった」と、やや不満げに話していました。講義は全て英語。万人におすすめできるかといえば少し微妙ですが、イギリス、アメリカ、ドイツからも受講に訪れている人がいたので、世界的にみると人気の高い体験なのかも。


校舎を出ると、エルフが見送ってくれていました。


◆アイスランドの食事事情
島国のアイスランドは、サーモンやタラなど海の幸が豊富な一方で、物価はとても高いです。例えば、ケプラヴィーク国際空港にある売店「10-11」で売られている水1本あたりの値段は499アイスランドクローネ(約439円)もします。ただ、ローカルなスーパーなどでは、そこまで高くない模様。


お店の外壁に日本語でも「ラーメン」と書いてある、ラーメン店の「RAMEN MONO」に入ってみることにします。


店内も日本の今どきのラーメン店に似ています。店員さんは日本人ではありませんでしたが、席はほぼ満席でした。


お店イチ押しの豚骨ラーメンを注文しました。値段は1950アイスランドクローネ(約1716円)。スープは少し薄めで麺はかなり柔らかめでした。テイクアウトも可能です。


続いて、アイスランド料理を食べに「スリールフラッカー(Trir frakkar)」へ。レイキャビクから少し歩いた閑静な住宅街にありました。


まずはメニューの一番上にある「Fermented shark Icelandic speciality and dried cod with butter」(1240アイスランドクローネ、約1091円)を注文。


左が乾燥させたタラで、右が発酵させたサメの肉。タラはするめのような食感でお酒のおつまみにピッタリ。サメは少しアンモニアのような匂いがして、苦手な人と好きな人がはっきり分かれそうです。


続いて、国鳥的存在で人気の鳥「パフィン」を注文。メニューの名前は、「Smoked Puffin breast with mustard sauce」(1990アイスランドクローネ、約1751円)です。まさか国鳥的存在のパフィンを食べることができるとは想像していなかったのですが、肉は燻製されているものの、鳥の匂いというか、獣臭さが抜けきっておらず少し気になります。味は非常に深みがあって上品。気になった匂いは、マスタードをつけることでかなり抑えることができました。


メインメニューは、ワサビが添えられている「Grilled Halibut with soya butter sauce and mashed potatoes with wasabi」(3950アイスランドクローネ、約3476円)と……


ボリューム満点の「Hashed fish with black bread "Icelandic speciality"」(3150アイスランドクローネ、約2772円)です。


アイスランドには「死ぬ前に食べるべきパン」と紹介されているパン屋があります。そのお店がハットルグリムス教会の近くにあるということなので、せっかくなので行ってみました。店名は「ブロィズ オ コ(Braud og co)」。超ド派手な外観に圧倒されつつも、入店します。


入ってみると、店内は普通の小さなパン屋さんでした。


レジの奥には、忙しそうにパンを作っているところが見えます。


いろんな種類のパンがあります。


悩んだ末に……


このパン屋で人気だというシナモンロール(490アイスランドクローネ、約431円)を食べてみることに決定。食べてみると、これでもかというくらいに甘かったのですが、パンがしっとりとしていて非常に食感が良いです。「死ぬ前に食べるべきパン」は少し言い過ぎかもしれませんが、「アイスランドに来たら絶対に食べるべきパン」と断言しても良さそうなおいしさでした。


また、アイスランドには宇宙一美味しいと紹介されているホットドッグもあります。そのホットドッグは「バイヤリン ベスタ ピルスル(Bajarins Beztu Pylsur)」で買うことができるとのことで、実際に行ってみました。お店はぱっと見、小さなスタンドのようです。


これが宇宙一のホットドッグ。宇宙一とは思えない質素な佇まいです。見た目ではなく味が宇宙一ということらしいので、さっそく食べてみると、ラムを使っているようなソースが癖になる味ですが、それ以外は残念ながら宇宙一と言えるかは微妙。宇宙一のホットドッグだと思って食べるとがっかりするかもしれませんが、約500円のホットドッグとして食べれば、普通においしく食べられます。


空港のお土産屋にこのホットドックのソースらしき物が売っていたので、自宅でも宇宙一のホットドックを作れるかもしれません。


アイスランドでファーストフード店と言えば、「Aktu Taktu」。マクドナルドは2009年10月31日にアイスランドから完全撤退したため、アイスランドは西側諸国の中でマクドナルドが1店舗もない珍しい国です。


◆現地でのSIM購入&速度調査
近年は海外から来る人用のWi-Fi接続サービスが増えてきていますが、場所によってはカバーされていない区域もあり、そういった場合には現地のSIMを購入するという手段があります。今回は、ケプラヴィーク国際空港内にあるコンビニ「10-11」でSIMを購入しました。


選択したのは、5GBプラン(2900アイスランドクローネ、約2552円)。使っていて遅いと感じることはありませんでした。


速度測定サイトで計測してみても、快適にネット接続できる速度。Glocalmeも15Mbpsで、レイキャビクであれば問題なく使えました。


……と、ここまで読むと、「アイスランドにただ観光しに来ただけ」と思われてしまうかもしれませんが、実はこのドメイン島巡りの目的はただの観光ではありません。

それぞれの国には、「ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)」という、国ごとに割り当てられたドメインが存在します。「ドメイン島巡り」は、そんなccTLDの中でも「島国」に割り当てられている約50種類のドメインに焦点をあて、実際にそのccTLDが割り当てられている島国を訪れて「現地でそのドメインがどのように使われているのか?」を調べ、可能なら現地でドメインを運営しているレジストリから話を聞くというのが目的。

今回訪れたアイスランドに割り当てられているccTLDは、「.is」です。 今回は、レジストリから直接話を聞くことはできなかったのですが、アイスランドの中を巡るだけでも、以下のように「.is」ドメインが使われているところを見つけることができました。

・flybus
Flybus Airport Transfer | Airport Transfer in Iceland | Reykjavik Excursions
https://www.re.is/tour/flybus/

・ラーメン屋「RAMEN MONO」
Ramen Momo | Ramen in ReykjavÍk
https://ramenmomo.is/

・ケプラヴィーク国際空港にある売店「10-11」
10-11 | FLJÓTLEGT OG ÞÆGILEGT
https://10-11.is/

・バスアプリ「Straeto」
Strætó BS
https://www.straeto.is/

・Guide to Iceland
Guide to Iceland | Tours & Reviews | Travel Tips & People
https://guidetoiceland.is/

・パン屋「ブロィズ オ コ」
Brauð & Co | Bakery Iceland
https://braudogco.is/

・ホットドッグ屋「バイヤリン ベスタ ピルスル」
Bæjarins Beztu Pylsur
http://www.bbp.is/

というわけで、今回のドメイン島巡りで訪れた場所は以下のGoogleマップ上でまとめて確認可能です。


また、「アイスランドまで実際どうやって行けばいいの?」というアクセスの詳細はここから確認可能。

ドメイン「.is」の詳細や申し込みについてはここで確認できます。


(文・写真:インターリンク https://www.interlink.or.jp/
ドメイン島巡り https://islanddomains.earth/)

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