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Appleと闘うべくEpic Games・Spotifyなどが連合を結成、App Storeの手数料問題に対抗

By Derek Gates

Appleが展開するApp Storeにおいて、多くの企業は売り上げの30%を手数料としてAppleに徴収されてきました。この高額な手数料に対してEpic GamesやSpotifyといった企業が強くAppleを非難しており、中でもEpic GamesとAppleの争いは裁判にまで発展しています。そんな中、Appleに対抗すべくEpic GamesやSpotifyを含む複数の企業によって連合「Coalition for App Fairness」が結成されました。

Join Us - Coalition for App Fairness
https://appfairness.org/join/

Developers form coalition to press for app store changes
https://techxplore.com/news/2020-09-coalition-app.html

Coalition for App FairnessはEpic GamesやSpotifyのほか、「アプリ内課金を実装していない」という理由でApp Storeから削除されそうになったメールサービス「HEY」を展開するBasecamp、Appleから「ロゴが酷似している」とロゴの商標登録に異議申立てをされたレシピ提供サービスのPrepearなど、記事作成時点で13の企業によって結成されました。


Coalition for App Fairnessのウェブサイトにアクセスすると、トップページには「毎日、Appleは消費者に税金を課し、イノベーションを潰しています。Coalition for App Fairnessはアプリのエコシステム全体における選択の自由と公正な競争を提唱するため、業界をリードする企業によって設立された独立した非営利団体です」と記載されており、Appleが課す手数料に対抗するという同連合のスタンスが明示化されています。


さらにCoalition for App Fairnessは、AppleのApp Storeにおける問題点として「高額な手数料」に加え「反競争的かつ独占的な政策」「消費者の自由を制限」の3点を例を交えて言及した上で、Appleが手数料によって年間約150億ドル(約1兆5826億万円)を得ていると指摘しています。


Epic Gamesの最高経営責任者(CEO)であるティム・スウィーニー氏はCoalition for App Fairnessについて、「この連合はAppleの攻撃から開発者の『基本的な自由』を守ることを目的としています。アプリを開発し、ユーザーと直接取引を行うクリエイターの基本的な権利を守るために、我々はアプリの公平性を求める連合に参加しているのです」とコメント。

また、Spotifyの最高法務責任者(CLO)であるオラシオ・グティエレス氏は「世界中の執行機関、規制当局がAppleの反競争的な行為を調査する中で、我々の連合は消費者の選択を守り、すべての人にとって公平な競争の場を作るためにアプリやゲーム開発者の声を代弁します」と述べています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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