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ソフトバンク傘下のロボット企業ボストン・ダイナミクスをヒュンダイが960億円で買収へ


かねてから報道のあった通り、ソフトバンクが売却を検討していた傘下のロボット企業ボストン・ダイナミクスを、韓国の自動車メーカー・現代自動車(ヒュンダイ)が買収することが大筋で決定しました。買収価格は1兆ウォン(約960億円)だとのことです。

Hyundai Motor acquires Boston Dynamics from SoftBank
https://www.kedglobal.com/newsView/ked202012080011


Hyundai to acquire Boston Dynamics for nearly $1B
https://www.therobotreport.com/hyundai-acquires-boston-dynamics-for-921m/

ボストン・ダイナミクスは1992年創業のロボット企業。アメリカ国防総省高等研究計画局(DARPA)の支援を受けて歩行ロボットの開発などを進めてきました。代表的なロボットとして、四足歩行ロボット「Spot」が知られています。

2013年、ボストン・ダイナミクスは「Androidの生みの親」アンディ・ルービン氏の方針によってGoogleに買収されますが、ルービン氏は翌2014年にGoogleを退社。その結果、ボストン・ダイナミクスはGoogleの中で浮いた存在となり、また、収益性にも疑問があったことからGoogleは売却の方針を決定。2017年にソフトバンクがボストン・ダイナミクスを買収しました。

ソフトバンクが数々のロボット開発で知られる「ボストン・ダイナミクス」と「Schaft」を買収 - GIGAZINE


しかし、そのソフトバンクは、大型出資を行ったコワーキングスペースベンチャー・WeWorkが新規株式公開に失敗するなど、投資で失敗が続き、創業以来の大赤字となって、半導体設計企業ArmをNVIDIAに売却していました。

ソフトバンクが約4兆2000億円でArmをNVIDIAに売却 - GIGAZINE


今回のボストン・ダイナミクスの売却は、2020年初頭からささやかれていたもの。ソフトバンクはヒュンダイに対して10億ドル(約1100億円)での売却を持ちかけていたとのことですが、韓国の経済紙・The Korea Economic Dailyが伝えた内容によると、ヒュンダイによる買収額は1兆ウォン(9億2100万ドル・約960億円)だとのこと。買収は2020年12月10日の取締役会で決定となる見込みです。

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in メモ, Posted by logc_nt

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