2023年09月27日 09時27分レビュー

GoPro HERO12 Blackはバッテリー1個でどれだけ連続撮影できるのか検証してみた、旧モデルやライバル機種との比較もあり

2023年9月に登場したアクションカメラ「GoPro HERO12 Black」は、非常に優れたぶれ補正性能や、夜間でも映像を鮮明に記録できる暗所耐性を備えたアクションカメラです。GoPro HERO12 Blackの公式ページでは旧世代モデルと比べて撮影可能時間が長くなったことがアピールされていたので、実際にバッテリーが切れるまでムービーを撮影し続けて旧世代モデルやライバル機種とバッテリー持続時間を比較してみました。

GoPro HERO12 Blackアクションカメラ (防水 + ブレ補正) | GoPro
https://gopro.com/ja/jp/shop/cameras/hero12-black/CHDHX-121-master.html

GoPro HERO12 Blackのバッテリー持続時間を検証すべく、バッテリー満充電状態のGoPro HERO12 Blackを2台用意し、胸と頭に装備してバッテリーが切れるまで登山ムービーを撮影しました。画質は頭部に装備したGoPro HERO12 Blackは「4K・60fps」に設定し、胸部に装備したGoPro HERO12 Blackは「1080p・60fps」に設定。さらに画角をワイド、HyperSmoothをオンに設定し、その他の設定はすべて初期設定で撮影しました。

「4K・60fps」で撮影したGoPro HERO12 Blackは撮影開始から1時間12分46秒経過した時点でバッテリーが切れました。撮影できたムービーが以下。

GoPro HERO12 Blackでバッテリーが切れるまで撮影し続けたムービー【4K・60fps】 - YouTube

バッテリー切れ直後の温度を赤外線サーモグラフィー「FLIR i3」で測定してみたところ、レンズの下部が55.4度にまで上昇していました。

背面は、下部が47.0度にまで上昇していました。

「1080p・60fps」では、1時間38分46秒もの間ムービーを撮影し続けられました。撮影したムービーは以下の通り。

GoPro HERO12 Blackでバッテリーが切れるまで撮影し続けたムービー【1080p・60fps】 - YouTube

「1080p・60fps」の場合、バッテリー切れ直後のレンズ下部の温度は50.0度。

背面は左側が43.2度になっていました。

これまでに旧世代モデルの「GoPro HERO11 Black」「GoPro HERO11 Black Mini」やライバル機種の「Osmo Action 4」「Osmo Action 3」でも同様のバッテリー性能検証を行ってきたので、それぞれの結果を表にまとめてみました。GoPro HERO12 Blackは「1080p・60fps」ではOsmo Action 4より約8分長く撮影可能でしたが、「4K・60fps」では撮影可能時間がOsmo Action 4より約1分短くなりました。GoPro同士で比較すると、GoPro HERO12 BlackはGoPro HERO11 Blackと比べて4K・60fpsの撮影可能時間が2～10分長くなっています。ただし、検証した際の気温が異なるので厳密な比較結果ではない点に注意が必要です。

モデル	撮影時の気温	画質設定	バッテリー持続時間
GoPro HERO12 Black	約30度	1080p・60fps	1時間38分46秒
Osmo Action 4	約35度	1080p・60fps	1時間30分38秒
GoPro HERO12 Black	約30度	4K・60fps	1時間12分46秒
GoPro HERO11 Black	約20度	4K・60fps	1時間2分43秒
GoPro HERO11 Black	約8度	4K・60fps	1時間10分36秒
GoPro HERO11 Black Mini	約8度	4K・60fps	1時間1分17秒
Osmo Action 4	約35度	4K・60fps	1時間13分51秒
Osmo Action 3	約20度	4K・60fps	1時間6分34秒