2023年09月21日 08時00分レビュー

「GoPro HERO12 Black」が一体どれほどのブレ補正性能なのかを動画で検証、「HyperSmooth6.0」の性能やいかに？

外付けジンバル不要で激しい揺れを無効化し滑らかな映像を記録可能、そして6万円台で入手できるのでスマホ買い換えより安いアクションカメラ「GoPro HERO12 Black」が一体どれほどのブレ補正性能を有しているのか検証するべく、屋外に持ち出して動画撮影してみました。

GoPro HERO12 Blackアクションカメラ (防水 + ブレ補正) | GoPro
https://gopro.com/ja/jp/shop/cameras/hero12-black/CHDHX-121-master.html

GoPro HERO12 Blackは最大5.3Kのムービーを撮影可能なアクションカメラです。GoPro HERO12 Blackの外観は以下の記事に詳しくまとめています。

定番アクションカメラの2023年モデル「GoPro HERO12 Black」は三脚ネジ穴が搭載されて機動性が大きく向上 - GIGAZINE

今回はGoPro HERO12 Blackに搭載されているブレ補正機能の性能を検証します。GoPro HERO12 Blackには「HyperSmooth6.0」と呼ばれる電子式ブレ補正機能が搭載されており、「オフ」「オン」「AutoBoost」の3段階から効き具合を調整できます。なお、AutoBoostは動きの激しさに合わせてクロップ領域を調整し、常に最大限の画角で撮影するモードとのこと。

HyperSmoothを「オフ」「オン」「AutoBoost」に切り替えた際のブレ補正効果を検証するべく、GoPro HERO12 Blackを胸部に固定した状態で自転車走行ムービーを撮影してみました。ムービーを再生すると、「オン」や「AutoBoost」ではかなりブレを抑えられることが分かります。また、「オフ」の状態でも何らかのブレ補正処理が加わっているようで、不快な小さいブレが軽減されています。なお、画質設定は4K・60fpsで、アスペクト比は16:9、画角は「リニア」に設定して撮影しました。

「GoPro HERO12 Black」のブレ補正性能を検証【自転車編】 - YouTube

HyperSmoothを「オン」に設定して撮影したムービーの一部を切り取った画像が以下。両脇の草に注目すると、静止画としても使えるほど鮮明に記録できていることが分かります。

次に、同様の設定で階段をダッシュで上り下りするムービーを撮影してみました。撮影中にGoPro HERO12 Blackが上下に激しく揺れていましたが、HyperSmoothを「オン」や「AutoBoost」に設定すると揺れがかなり抑えられます。

「GoPro HERO12 Black」のブレ補正性能を検証【階段ダッシュ編】 - YouTube

HyperSmoothを「オン」に設定して撮影したムービーの切り取り画像はこんな感じ。階段の表面の模様をクッキリ記録できています。

近年登場したスマートフォンの中には強力なブレ補正機能を備えたものも存在しており、アクションカメラをわざわざ用意せずともブレの少ない滑らかなムービーを撮影できる環境が整いつつあります。しかし、スマートフォンには「激しいアクション中は片手で保持しにくい」という大きな問題も存在しています。その点、GoPro HERO12 Blackなら片手で保持しやすいだけでなく、胸や頭部、ヘルメット、自動車のフロントウィンドウなど多様な場所に固定可能なアクセサリーが存在しているため、多くのシチュエーションで滑らかなムービーを撮影可能。さらに、GoPro HERO12 Blackは記事作成時点では6万円台で入手できるため、高性能スマートフォンを新調するよりも安く高画質ムービー撮影環境を手に入れられます。

GoPro HERO12 Blackは公式ストアや家電量販店などで入手可能。記事作成時点ではAmazon.co.jpで税込6万3800円で入手できます。

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