GoPro HERO11 Blackの「超強力ブレ補正」や「何が何でも水平を保ち続ける機能」の性能を徹底検証してみた

◆1：HyperSmooth 5.0のブレ補正性能を検証
HyperSmoothのオン・オフをコントロールするには、設定からコントロールモードを「プロ」に切り替えておく必要があります。

コントロールモードを「プロ」に切り替えると、背面ディスプレイの模擬側にボタンが追加されます。このボタンをタップすると……

HyperSmoothの効果を「オフ」「オン」「ブースト」「AutoBoost」の4段階から選択できます。

坂道をダッシュで上り下りするムービーをHyperSmoothの効果を切り替えながら撮影してみました。「オン」ではわずかにブレが残るもののダッシュの臨場感が残っている一方で、「ブースト」や「AutoBoost」ではブレがほとんど抑えられているものの滑らかすぎるのが気になります。HyperSmoothは基本は「オン」にしておき、「できるだけ滑らかな映像が必要」というシチュエーションでは「ブースト」や「AutoBoost」を選択するのがオススメです。

「GoPro HERO11 Black」の超強力ブレ補正機能の性能を検証してみた - YouTube


◆2：超広角撮影が可能なHyperView
背面ディスプレイ左下のボタンをタップすると画角を変更できます。

画角は「リニア」「広角」「SuperView」「HyperView」の4段階から選択可能です。

GoPro HERO11 Blackを三脚付きグリップ「Volta」で固定した状態で画角を切り替えて、撮影できる範囲を検証してみました。

まず、「リニア」が以下。

そして、「広角」が以下。GoPro HERO11 Blackの標準プリセットでは広角が選択されています。

「SuperView」ででは、GoPro HERO11 Blackを置いているベンチが右下に写り込んでいます。

そして、「HyperView」で撮影した結果が以下。右側に写る橋に着目すると、アスペクト比はそのままに縦の撮影範囲が広がっていることが分かります。「HyperView」ではゆがみが非常に大きくなるのでダイナミックな映像を撮影したいときに使うのがオススメです。

◆3：水平ロック機能で激しいアクションがバシッと撮影
画角設定の最下部には「リニア＋水平ロック」という項目が用意されています。

「リニア＋水平ロック」を選択すると、GoProをどれだけ回転させても水平が保たれるようになります。以下の映像を再生すると、GoProを小さく回転させたり振り子のように揺らしたりしても映像が回転せず水平を保っていることが分かります。スケートボードやスノーボードのような回転動作の多いアクティビティで効果を発揮しそうです。

「GoPro HERO11 Black」の水平ロック機能を使えばカメラを振り回しても水平を保てる - YouTube


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