「Osmo Action 4」はGoProや過去モデルと比べて長時間ムービー撮影可能

2023年8月2日(水)に登場した「Osmo Action 4」は、超強力なブレ補正機能を備えているだけでなく、水中や暗所での撮影にも対応しており、アクションカメラとしてだけでなく365日どんな場所でも撮影可能なVlogカメラとしても有用なデバイスに仕上がっています。そんなOsmo Action 4のバッテリー性能が気になったので、「4K・60fps」「1080p・60fps」という2つの条件でバッテリー持続時間を検証してみました。

DJI Osmo Action 4 - さらけ出せ、色鮮やかな情熱を - DJI
https://www.dji.com/jp/osmo-action-4

画質を「1080p・60fps」、ブレ補正モードを「RockSteady」、画角を「標準(歪み補正)」に設定して、バッテリー満充電の状態からバッテリー不足による強制終了が発生するまで登山ムービーを撮影し続けてみました。撮影の結果、バッテリー持続時間は1時間30分38秒でした。

「Osmo Action 4」のバッテリーが切れるまでひたすら登山【1080p・60fps】 - YouTube

バッテリー不足による強制終了が発生した直後に赤外線サーモグラフィー「FLIR i3」を使ってOsmo Action 4の各部の温度を測定してみました。

本体正面はディスプレイとレンズの間が63.6度にまで上昇しています。

背面の最高温度は55.4度。

バッテリーは62.9度まで上昇していました。

続いて、バッテリーケースに収納していた満充電状態のバッテリーに交換して別の条件でのバッテリー持続時間を検証してみます。Osmo Action 4はバッテリー交換式のアクションカメラなので、予備バッテリーさえ用意しておけばバッテリーが切れても即座に次の撮影に移れます。

画質を「4K・60fps」、ブレ補正モードを「RockSteady」、画角を「標準(歪み補正)」に設定して撮影した結果、1時間13分51秒にわたって撮影を続けられました。「4K・60fps」という高負荷な撮影条件でも、途中で高熱による強制終了が発生することなく、バッテリーが切れるまで撮影し続けられました。なお、当日の天気予報は最高35度でした。

「Osmo Action 4」のバッテリーが切れるまでひたすら登山【4K・60fps】 - YouTube

バッテリー切れ直後の温度は正面が55.8度。

背面は47.4度。

バッテリーは64.7度でした。

前世代モデルの「Osmo Action 3」やライバル機種の「GoPro HERO11 Black」「GoPro HERO11 Black Mini」でも過去に同様のバッテリー持続時間検証をしていたので、各モデルのバッテリー持続時間を表にまとめてみました。撮影時の気温が異なるため参考程度の比較ですが、Osmo Action 4はGoPro HERO11 Blackと比べて3分～11分長くバッテリーが持続しました。

Osmo Action 4はGoPro HERO11 Blackと比べて長時間ムービーを撮影し続けられるだけでなく、強力なブレ補正機能や暗所・水中などの特殊環境にも対応できる撮影性能を備えているため、高性能なアクションカメラとしてかなりオススメできます。

なお、Osmo Action 4はバッテリーが1個付属するスタンダードコンボが税込5万8300円、バッテリー3個とバッテリーケースが付属するアドベンチャーコンボが税込7万5900円で入手できます。

Osmo Action 4 スタンダードコンボ購入 - DJI Store
https://store.dji.com/jp/product/osmo-action-4?vid=144651