2023年09月23日 19時00分レビュー

スマホが苦手な夜間撮影にGoPro HERO12 Blackで挑んでみたよレビュー、暗い場所でどれぐらい鮮明な映像を記録できるのか試してみた

近年のスマートフォンは夜間でも明るい写真を撮影可能ですが、夜間にムービーを撮影しようとすると「被写体がブレる」「全体的に暗く映り、街灯や看板だけがまぶしく光る」といった状況に陥りがちです。2023年9月に発売した6万円台のアクションカメラ「GoPro HERO12 Black」はスマートフォンと比べてブレを抑えたムービーを簡単に撮影できるのですが、果たして夜間のムービーも高画質に記録できるのか気になったので、夜間に外へ持ち出して色んな状況でムービーを撮影してみました。

GoPro HERO12 Blackアクションカメラ (防水 + ブレ補正) | GoPro
https://gopro.com/ja/jp/shop/cameras/hero12-black/CHDHX-121-master.html

まず、2023年9月14日に阪神タイガースが18年ぶりのリーグ優勝を決めた瞬間を戎橋で撮影したムービーが以下。戎橋周辺には道頓堀グリコサインを筆頭に明るく光る看板や建物が並んでいるため、ムービーを撮影すると「看板や建物だけが明るく映り、橋の上は暗く映る」という状況に陥りがちなのですが、GoPro HERO12 Blackでは看板や建物だけでなく橋の上の人々もクッキリ撮影できています。なお、撮影時はGoPro HERO12 Blackを三脚に取り付けて高く持ち上げたのみで、ジンバルなどのブレ対策機器は使っていません。また、撮影はGoPro HERO12 Blackに広角撮影用の交換レンズ「Maxレンズモジュラー2.0」を装着した状態で行い、画角は「Max SuperSuperView」、画質は4K、フレームレートは60fps、ブレ補正機能は「オン」に設定しました。

戎橋で見た阪神タイガース18年ぶりのリーグ優勝の瞬間 - YouTube

次に、阪神タイガースの優勝に沸く人々で混雑する戎橋を渡りながら撮影したムービーが以下。優勝の瞬間のムービーと違って動きながらの撮影ですが、ブレ補正機能「HyperSmooth」の効果でブレが抑えられ、夜間でも滑らかな映像を記録できました。このムービーもGoPro HERO12 Blackに「Maxレンズモジュラー2.0」を装着した状態で撮影しており、画角は「Max SuperSuperView」、画質は4K、フレームレートは60fps、ブレ補正機能は「オン」に設定しました。

阪神タイガースがリーグ優勝を決めたあと大混雑の戎橋を渡る - YouTube

以下のムービーは、戎橋を通過した後に道頓堀を日本橋駅に向かって歩きながら撮影したものです。戎橋周辺と比べて周囲が暗くなりましたが、かなり鮮明に周囲の様子を記録できました。このムービーは標準装備のレンズで撮影し、画角は「広角」、画質は4K、フレームレートは60fps、ブレ補正機能は「オン」に設定して撮影しました。

夜間の道頓堀を日本橋駅に向かって歩く【GoPro HERO12 Black】 - YouTube

今度は自動車のフロントウィンドウにGoPro HERO12 Blackを固定し、万博記念公園の外周道路を走行しながらムービーを撮影してみました。夜間の路上を撮影する際は「街灯が明るすぎて道路が真っ暗に映る」という事態が発生しがちですが、GoPro HERO12 Blackでは街灯や道路、走行する自動車などを明るく記録できました。なお、ムービーは標準装備のレンズで撮影し、画角は「リニア」、画質は4K、フレームレートは60fps、ブレ補正機能は「オン」に設定して撮影しました。

夜間に万博記念公園の外周道路を一周するムービー【GoPro HERO12 Black】 - YouTube

最後に、以下のような街灯の明かりしかない夜間の暗い道を歩きながらGoPro HERO12 Blackでムービーを撮影してみました。

光源が街灯だけだと、画面全体がかなり暗くなりました。GoPro HERO12 Blackは繁華街や自動車のライトなどの明かりがある場所なら景色を鮮明に記録できますが、赤外線カメラのような暗視機能を備えているわけではないので、極端に光源の少ない場所では肉眼より暗い映りになります。なお、レンズは標準レンズ、画角は「リニア」、画質は4K、フレームレートは60fps、ブレ補正機能は「オン」で撮影しています。

GoPro HERO12 Blackで撮影した夜間の散歩ムービー - YouTube