刑務所へ麻薬を運ぶ伝書バトが捕獲される

コロンビア北部の都市ブカラマンガにある刑務所の近辺で、受刑者へマリファナやコカインを届けようとしていたと思われる伝書バトが発見され、警察により保護されたそうです。

過去に麻薬取引の見張り役として使われていたオウムが捕獲されたこともあったとのことですが、「犯罪者の創意工夫はとどまるところを知らない」と警察も舌を巻いています。

詳細は以下から。Pigeon found trying to take drugs into Colombian jail

Colombia Drug-Smuggling Pigeon Grounded By Excess Baggage After Being Overloaded With Marijuana | Strange News | Sky News

ブカラマンガのモデロ刑務所から数メートルの位置で発見された伝書バトの羽根には、マリファナ40gと「Bazuco」（純化コカインとほかの薬物を混ぜた安物のドラッグ）5gの入った白い包みが結びつけられていました。

刑務所へ薬物を届けようとしていたこの伝書バトは、「荷物」が重すぎたため目的地前で力尽きてしまい地面へ降り立ちました。付近を巡回していた警官たちは、飛び立とうとして飛べないでいるハトを見かけ、助けようとして近づいたところ、羽根に結びつけられた麻薬の包みを発見し驚かされたとのこと。

このハトが警官2人に保護される様子の映像を以下から見ることができます。

Pigeon Caught Drug Smuggling Is Grounded In Colombia - Sky News Video Player

過去にはコロンビア北部、カリブ海沿岸の都市バランキヤで、警察が近づくと「逃げろ！逃げろ！」と鳴くように訓練され麻薬取引の見張り役として使われていたオウムが捕獲されたこともあったそうです。

捕獲された見張り役オウムの「ロレンツォ」。

今回の伝書バトについて、ブカラマンガ警察のJose Angel Mendoza署長は「創意あふれる犯罪者たちが考案した新たな一手です」と語っています。犯罪者たちはそのクリエイティビティを、何か別の分野で発揮することはできなかったのでしょうか……。