新たな味を追い求め「大麻入り料理」を開発していたシェフが逮捕

by Thought Catalog

2500年前から人間が吸っていたとされる大麻は、日本では所持や栽培が禁じられていますが、一部の国や地域では合法化されています。そんな大麻を料理の新しいスパイスとして使用することを模索していた海外のシェフが逮捕され話題を呼んでいます。

Pot and pans? Italian TV chef on cannabis charge was 'researching new flavours' | World news | The Guardian
https://www.theguardian.com/world/2019/sep/29/italian-tv-chef-carmelo-chiaramonte-on-cannabis-charge-new-flavours

イタリアのシチリア島でシェフとして活躍し、TVでの出演経験もあるというカーメロ・キアラモンテが、自宅で大麻を所持していたとして逮捕されました。捜査当局によると、シチリア島にあるエトナ火山のふもとの町・トレカスターニにあるキアラモンテの自宅で、全高2メートルほどの大麻と500gのインド麻が発見されたとのこと。

イタリア警察がキアラモンテの自宅から押収した大麻

捜査当局はキアラモンテの自宅で大麻風味のワイン・オリーブオイル・マグロなどを発見したとしており、シェフが大麻風味の料理を試行錯誤していたことがうかがえます。また、大麻所持の理由について、キアラモンテは自身が「3千年紀における農業食品コンサルタント」であり「新しい風味を研究していた」と警察に話しています。

キアラモンテはイタリアのカターニアにあるカタネ パレス ホテルでシェフとしてのキャリアを積み、その後イタリアの料理番組のホストとして活躍して知名度を上げた人物です。

なお、イタリアの日刊紙であるLa Siciliaもキアラモンテの大麻所持について報じており、大麻入りのオリーブオイルのビンには「Santa Caterina SballOlives」、大麻入りのワインボトルには「Kannamang」と書かれていたそうです。

Catania, beccato con mezzo chilo di marijuana: «Sono uno chef, sperimento ricette alla cannabis» - La Sicilia
https://www.lasicilia.it/news/cronaca/286258/catania-beccato-con-mezzo-chilo-di-marijuana-sono-uno-chef-della-cannabis.html