試食

イオンのおせち「芝濱膳 和洋中おせち三段重『五萬福』」を食べてみたよ試食レビュー


以前にトップバリュのおせちを買ってみたので今回はイオンネットスーパーのおせちです。普通のよくあるおせちよりもデラックスな感じでお肉とかも多めなので「これはいいのでは?」ということで注文してみたのは『芝濱膳 和洋中おせち三段重「五萬福」』というおせち。

購入時のメールの指示通りにイオンの1階へ行くと「ご予約済み おせちお受取りコーナー」というまさにそのまんまのコーナーを発見。購入時の名前と注文番号をスクリーンショット画像を見せて伝えたものの、名前が見つからない&注文番号もないという非常事態発生。「?!」となったものの、スクリーンショット画像を改めて見た担当の人が「あ!これはイオンネットスーパーでのご注文の分ですか?それだったらあっちです!」ということで、ここではないとのこと。


イオンネットスーパーでの注文受取コーナーはこっち。


無事に発見してもらえました。受取書にサインして完了。


持ち帰ってきたおせち


袋から取り出すとこんな感じでダンボール箱出現


パカッと開けて保冷剤を取り出します。でかい。


風呂敷に包まれているのでさらに開封


一番上にお品書き。


一の重、二の重の説明


三の重の説明


各段はきっちりとラップで封がしてあり、そんな簡単に中身が漏れないようになっています。


ではラップをはずし、まずは一の重から。


・鳴門金時芋きんとん
「徳島県鳴門寺の色鮮やかなきんとんです。黄金色を財宝にたとえます」とのことで、めちゃくちゃ甘い。というか試食の習慣的に甘いものを後半に回すので、確実にほかのものよりもベタ甘に感じます。
・栗甘露煮
「むいた栗を程よい甘さの上品な味に仕上げました」とのこと、これはお菓子的な甘さ。


・伊達巻
「しっとりとした口どけと、まろやかな甘さが楽しめる伊達巻です」とのこと。確かにかなり甘い。
・紅かまぼこ・白かまぼこ
「魚の旨味を活かしたかまぼこです。紅白で縁起の良い一年を祈ります」とのこと。普通のプリプリしたかまぼこ。


・お煮しめ(筍煮・椎茸煮・ふき煮)
「芯まで味が染み込むように、じっくり炊き上げています」とのこと。めちゃくちゃジューシー。かむとじわーっと出てくる感じで、めちゃよい。
・寿高野豆腐
「熱伝導率の良い銅釜で、しっとりと炊き上げています」とのことで、ふんわり。普段食べている高野豆腐とまったく違い、上等な感じ。
・たこ煮付
「たこの足を醤油、みりん、砂糖などで柔らかく煮付けました」とのこと。これは煮つけすぎでタコの味が薄い。
・白花豆
「ほっくりとした白花豆を、甘すぎない上品な味に仕上げています」とのこと。スーパーで売っている同系統の豆より、1段階上というイメージ。
・黒豆
「北海道産黒豆を艶やかに仕上げています。一年をマメ(達者)にと無病息災を祈ります」とのことで、予想よりも甘い。小豆みたいな甘さ。


・焼き海老
「有頭海老を調味後、殻付きのまま加熱蒸気焼成機で焼き上げています」とのこと。殻までばりばり食べられる感じ。エビ自体の風味がかなり強く感じられるのでこれはかなり満足度高い。うちではこれをそのままあたためてお雑煮に突っ込んでました。
・数の子
「数の子を調味液で風味良く仕上げています。子孫繁栄の縁起物です」とのこと。家族満場一致で「もうちょっと塩味が欲しい」という感じで、やたらまろやかな数の子。上品。
・田作り
「カタクチイワシを甘辛く味付けしています。干した鰯を田畑の肥料にしたことから田作りと呼ばれ、豊作を祈ります」とのこと。表面が甘く、魚の内臓のほろ苦さがあり、ちょうど合っています。見た目がかわいい。
・若桃甘露煮
「種まで食べられる若摘み桃の甘露煮です」とのこと。食べた途端に「ナニコレ?!」という感じで種まで溶ける。これはおもしろい。


・鰆西京焼
「鰆を甘い味噌ダレで香ばしく焼き上げています」とのことだが、みんなが「言われないと西京味噌の味がわからない」「ただ魚を焼いただけかと思った」とのことで、これはハテナマーク。
・一口にしん昆布巻
「よろこぶ(昆布)の言葉にかけて、縁起物の昆布でにしんを巻き炊き上げています」とのこと。今まで昆布巻きのあのグニャグニャする感じがイヤだったのですがこれは今まで食べてきた中で頂点!塩味がきいており、魚の風味はほとんどおまけで昆布が美味い!
・まぐろと静岡県産わさび茎の醤油煮
「静岡県産わさびの茎と、太平洋で漁獲されたまぐろを醤油で炊き上げています。ピリ辛味にまぐろの旨味が加わり食欲をそそります」とのこと。缶詰の同系統のまぐろフレークの上位版という感じで、わさび茎ということで「辛すぎると困るな~」と思っていたもののピリ辛で安心。
・実山椒
「ピリットしたシビレが美味しい山椒の実が、料理のアクセントになります」とのことで、これとさっきのまぐろを合わせると美味。
・小肌かぶら漬
「小肌とかぶら、大根、人参、昆布を唐辛子を加えた甘酢で和えています」とのこと。正直、これはどうかと思ったものの「これはうまい!」という者もおり、賛否両論の味。


次は二の重。


・牛ばら肉の八丁味噌仕立て
「牛ばら肉を八丁味噌などをブレンドした合わせ味噌で真空調理し、しっかりと味を染み込ませています」とのこと。「うますぎまうす」という意味不明な大絶賛。
・ドライトマトの赤ワイン煮
「旨味の凝縮されたドライトマトに、ほんのりと赤ワイン風味を利かせた甘い箸休めです」とのこと。トマト半個ぐらいのが上に乗っかっており、ちょうどいい感じ。


・ミートローフパイ
「香辛料を利かせた挽肉の生地にチーズやピーマンを合わせ、パイを巻いて焼き上げています」とのこと。チーズのネットリ感がちゃんとあり、あっさり風味。香辛料は臭み抜きの感じで、スパイシーというわけではないので安心。
・九条葱の玉子焼
「京都府産九条葱を使用し、鰹節、昆布などの合わせ出汁を使用したこだわりの玉子焼です」とのことで、これはかなりうまい。ダシの味が効果的でネギの香りもふわっと口の中に広がる感じ。我が家でも高評価。
・イタリア産栗のグラッセ(ブロークン)
「独特な香りのイタリア産の栗をグラッセにした一品です」とのことで、栗きんとんの洋風バージョン。めちゃくちゃ甘い&やわらかいのかと思ったら結構かため。砂糖の味。


・ペッパービアソーセージ
「香辛料、にんにくを利かせたボロニア風ソーセージです」とのこと。よくあるスライスしたソーセージのデラックス版、これはかなりあり。いろいろなハーブの味がする複雑な味。


・ガーリックシュリンプ
「殻まで食べられる脱皮仕立てのソフト有頭海老に、ガーリックを利かせ仕上げています」とのこと。これはにんにくの香りもきいており、エビの身も詰まっていて満足感が高い。ボリューム大。


・トラウトサーモンスモークローズ
「スモークトラウトサーモンを、華やかなバラの花に見立て、仕上げています」とのこと。薄くなく分厚いスモークサーモン。高評価。
・スタッフドオリーブ
「種を抜いて赤ピーマンのペーストを詰めた、可愛らしいオリーブです」とのこと。塩味がきいてアクセントに良い。
・若鶏のカポナータ
「野菜と鶏肉を香辛料やビネガーで味付けしたトマトソースで煮込んだイタリア風メニューです」とのこと。なんだかイタリアンな味、というかトマトを中心に複雑な味。
・味付ブロッコリー
「ブロッコリーをチキンブイヨンで味付けをしています」とのことで、これが妙に美味しい。
・帆立のレモン風味
「ベビー帆立に塩レモンの味を利かせた、爽やかな一品です」とのことで、ホタテにレモンのドレッシングをかけた感じ。
・ムール貝冷製オーロラソース
「ムール貝にトマトケチャップ、マヨネーズ風ドレッシングなどで調味されたオーロラソースをのせた冷製です」とのこと、マヨネーズ風味ピザソース。ねっとりで階の味が消えうせている。
・ムール貝冷製マヨネーズソース
「ムール貝にマヨネーズ風ドレッシング、牛乳などを混ぜたソースをのせた冷製です」とのことだが、ソースが大量で貝が小さすぎて「クリームシチューが夜になって固まったみたい……」という微妙評価。
・骨なしポークスペアリブガーリック風味
「ジューシーに焼き上げた豚バラ肉に、にんにくをたっぷり使ったタレで味付けしました」とのことでやわらか。レンチンした方がうまそう。


ラスト、三の重


・蟹風味団子
「魚すり身に人参、蟹風味蒲鉾、紅ずわい蟹などを加えて団子風にしました」とのこと。カニと言われると「?」だが、団子としてうまい感じ。
・豚ばらチャーシュー
「豚ばら肉を、醤油、みりん、砂糖、酒の和風の調合タレに生姜を加えて真空調理しています」とのこと。ラーメンの上にのってそうで意外に本格的。
・桃餅
「あっさりとした餡入りの餅を可愛らしい桃の形に仕立てました」とのこと。もちがかたい。


・魚卵ずんだマヨネーズ風味
「枝豆を加えたダイス状の魚卵をマヨネーズ風ドレッシングで和えました」とのこと。見た目が「?!」ですが意外にうまい。ほんのりわさび風味を感じる。これは家族全員に高評価。
・鳴門金時レモン煮
「徳島県産鳴門金時を、レモン風味に爽やかに仕上げています」とのこと。2枚のうち1枚がハズレで火が通っていないのかジャリジャリ。もう1枚はふんわりで当たり。どちらも味は大当たり。
・クランベリーくるみ
「クルミとドライクランベリーを合わせることで、スッキリとした酸味と甘味、香ばしさがあとを引きます」とのこと。めちゃくちゃ大当たり、パンの中に埋め込んであるクルミとクランベリーの超絶特化バージョン。これはすばらしい。


・ふかひれ姿煮広東風クコの実添え
「ふかひれを姿のまま、チキンベースにオイスターソース、しいたけエキスなどを入れたスープで煮込んでいます。スープをたっぷり絡めてお召し上がりください」とのことで、スープがうまい。こっちに味が全てある。ふかひれは食感のみ。
・クコの実
「別名ゴジベリーとも呼ばれ、ほんのりとした甘味があります」とのこと。あっさり。
・菜の花
「菜の花を醬油に魚介エキスなどを入れたタレに漬込みました」とのこと。意外に味がしっかり付いている。


・あわびオイスターソース
「食感の良いあわびをオイスターソースの風味を利かせ煮込んでいます」とのことだが、あわびの味が吹っ飛んでいる。
・いくら醬油漬
「いくらの旨味を活かした醬油漬です。艶やかに輝くいくらは、子孫繁栄の象徴です」とのことだが、ちょっと味が落ちてる。
・海老マヨ
「衣揚げした海老を、牛乳・練乳等を加えた甘いマヨソースで和えた一品です」とのこと。一般的な海老マヨと違ってエビの密度が桁違いに高い。満足感が違う。ちょっとパサパサ。ガーリックエビの方が上。
・熊本県産オレンジコンフィ
「熊本産ネーブルオレンジをスライス後、じっくり糖上げし仕上げました」とのこと。一瞬で味がエビマヨに飲み込まれて消えていく。


・合鴨スモーク
「調味料に漬込んだ後、香ばしくスモークした合鴨スモークです」とのこと。だしがら。
・緑ザーサイ
「緑色の塩漬ザーサイを浅漬風にあっさりと、食感を大切にし仕上げました」とのこと。あっさりしてパリパリしており、ちゃんとしたザーサイ。漬物的で評価が高い。
・紅白なます
「大根と人参の甘酢漬です。紅白の彩りが平和を願う縁起物です」とのこと。完全に甘酢で、酸っぱくなくてうまい。逆に酢の物大好き勢からは「すっぱくなさすぎ、ベタ甘」とのこと。
・紅ずわい蟹爪甘酢風
「紅ずわい蟹爪の殻を食べやすくリングカットをして甘酢で味付けしています」


改めて一の重から三の重までをざっくり。全体的な感想として、一の重はわりと普通、二の重は上下が激しくめちゃくちゃな乱高下、三の重は一風変わったレストランという感じで、これまで食べてきたいろいろなおせちの中でもこれはかなり変わり種。普段のお節と違う路線のお節が欲しい、しかしおせちらしさを外したくないという向きにはピッタリ。


なお、気になる価格は税込1万8900円でした。

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in 試食, Posted by darkhorse

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