コストコのおせち「銀座ローマイヤ 洋風おせち三段重 コストコオリジナル」はどんな感じなのか実際に買って食べてみました
「コストコでおせちが売っている」という謎の情報が2021年11月頃、編集部にもたらされ、実際にコストコに出向いてみると「ネットから注文せよ」ということだったので、コストコの公式サイトへアクセス。
検索してみると以下のような感じで「銀座ローマイヤ 洋風おせち三段重 コストコオリジナル」を発見。価格は税込2万5880円。箱の大きさは縦26.2cm×横26.2cm×高さ21.8cm。冷凍ではなく「冷蔵」で12月30日か12月31日のいずれか選んだ日程で届けられるので「解凍不要」というのもよさげなポイント。
というわけで無事に到着。コストコの注文履歴から追跡できるわけではなかったのでいつ届くか不明という感じでしたが12月30日の午前中着。
パカッと開封
風呂敷に包まれ、予想外にズッシリとした重さ
ちゃんとした木製のお重箱に入っており、上に「おしながき」と書かれた封筒が置かれています
おしながきとして、それぞれのお重の中身の説明やアンケートハガキが入っていました。お重の中身の説明はかなり詳しいので、必読。
一の重から三の重までを並べるとこんな感じ
まずは一の重
サーモンクネルのクリーム煮 イクラ添え
クリームシチューを煮詰めたあとみたいな味。サーモンはやわらかくうまうま。
帆立貝柱と豆のマリネ サルサポモドーロ
酸味がかなりあり、帆立がジューシー、そこに豆がちょうどいい緩衝材
あわび(グリーンリップ)のコンフィ
噛み応えのあるあわびの食感でほのかな酸味、上にかかっているソースのつぶつぶ感が愉快
二色のパプリカムース
ソースをそのまま食べている感じでめちゃくちゃ味が濃い
花豆のブランデー煮 金粉飾り。ラムレーズンっぽさのある上品で強い甘み、豆も柔らかくデザートにできます。
紅鮭のスモークオレンジ添え。分厚いスモークサーモンそのもので食べごたえあり。
ロブスターのテルミドール
この大きなエビの中身は空っぽ、ハリボテ
見た目は大きなだし巻きたまごか?という感じ
味は完全に上等のエビグラタンという感じ。レンジでチンするとおいしいという指示があるのでその通りにすべき。チンすると劇的に味がアップします。
次は二の重
カクテルソースシュリンプ。さわやかなケチャップとエビ、エビはかなりジューシー。
フォンダンポテト りんごのキャラメリゼ
チーズケーキにアップルパイを突っ込んだような味
彩り野菜のミックスピクルス
標準的なピクルスの味と酸味
ハムとチーズのキッシュ
グラタン的な濃厚さ、チーズ感が強い。これも電子レンジでチンすべき。
有頭海老の野菜ブイヨン仕立て
殻までやわらかくなっており、ブイヨンの味と海老の味がミックスされ、なおかつジューシー。満点。
フォアグラチーズムースフランボワーズジュレ
すごくおいしいが複雑怪奇な味、あえて言うならチーズ。黒いのはラムレーズン。
洋風栗きんとん
カスタードクリーム味で、バニラが香るという栗きんとん。一体何が洋風なのかと思ったが本当に洋風。
二種のチーズテリーヌ&二種のチーズテリーヌトマトジュレ
見た目以上にしっかりしたテリーヌ、ちょっと酸味があり、食感はクリームチーズっぽい。
若桃の甘露煮ジャムソース入りフルーツゼリー
若桃がシャキシャキしておりかなり良い感じ。フルーツゼリーもみずみずしく、あまいのだが後味はさっぱりした感じになってます。
ラスト、三の重
チーズケーゼ オニオンピクルス添え
要するにリオナソーセージ。普通は香辛料とかがハッキリ分かるが、混然一体となっており、何の味かわからない肉のかたまり的な味に。
イベリコ豚ローストポーク
そのままでもブタ臭くなく非常に美味。
鶏肉のアヒージョ バジルソース添え
レンチン必須。塩味がきいていて、なおかつバジルの香り、鶏のうま味がかなり濃厚に感じられます。
和牛ローストビーフ。実際には写真の量の3倍あり、合計で12枚。
このソースがとにかくうまい!
和牛の脂とソースがマッチしてかなり芳醇(ほうじゅん)な味わい
牛肉のフリカッセ
チンするとトロトロにほぐれたコンビーフみたいになり、濃厚な牛の味わい
ハーブ薫るローストビーフ
先程の和牛ローストビーフよりも厚切りで食べごたえあり、まさにこれこそ牛肉のうまみ!
牛ほほ肉の赤ワイン煮
レンチン必須、牛ほほ肉に味が染み込んでいて上品で高級感あふれるシチュー感があります
というわけで全部食べてみた感想として、「なるほど、確かにコストコの雰囲気がする」という感じ。一言で言うとマジで「コストコのおせち」と呼ぶのがピッタリ。コストコで売っているさまざまな食材とか料理とかああいうのに通じる「ワンランク上だけど値段は抑えてるよ、量は多いけど」の雰囲気で作られており、和風ではなく見ての通り完全な洋風。落ち着いた雰囲気で……と言うよりもヒャッハーなパーティーに近く、明らかにエネルギッシュな人向け。見ての通り、特に三の重は「肉!肉!肉!」ということになって、脂っこさもかなりあるので、「コッテリとしたおせちが食べたい!」という需要を満たしてくれます。とにもかくにも非日常感がすさまじいおせちなので、そういう意味ではまさに年末年始の特別なイベントに向けてみんなで突っつくのに最適という感じなので、一風変わったおせちが食べたい、おいしいお肉が食べたい!という場合にオススメです。
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