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Googleフォトの物体を消したり拡大したりできる「編集マジック」は免許証や領収書では利用不可なことが判明


Pixel 8およびPixel 8 ProのGoogleフォトアプリでは、画像内の物体を削除したり拡大・縮小したりできる「編集マジック」を利用可能です。しかし、免許証など一部の被写体では編集マジックの利用が制限されていることが明らかになりました。

Google Photos' Magic Editor will refuse to make these edits
https://www.androidauthority.com/google-photos-magic-editor-prohibited-edits-3383291/

海外メディアのAndroid Authorityによると、Android向けGoogleフォトアプリのバージョン6.60で以下のようなエラーメッセージが発見されたとのこと。エラーメッセージには、Googleフォトでは「本人確認書類」「領収証」などの生成AI関連利用規約に反する被写体を編集できないと記されています。

<string name="photos_photoeditor_udon_cannot_edit_document_photo_dialog_text">Magic Editor can’t edit photos of ID cards, receipts, and other documents that violate Google’s GenAI terms. Try Magic Editor on a different
photo.</string>


編集マジックで本人確認書類を編集しようとどうなるのか確認するべく、Pixel 8 Proで運転免許証を撮影して編集マジックを試してみました。まず、Googleフォトで当該画像を開き、「編集」をタップ。


続いて、画面左下の赤枠で囲ったボタンをタップすると編集マジックが起動します。


編集マジックの画面は問題なく表示されたので、運転免許証を縮小して画面右下の画像出力ボタンをタップしました。


すると、画像出力の最終段階で「操作を完了できません」というダイアログが表示されました。このダイアログには「OK」しか選択肢がないため画像の出力は不可能です。


上記のように「運転免許証を写した写真」では編集マジックによる編集が不可能でしたが、「セブン-イレブンのレシートを写した写真」は編集と出力が可能でした。ただし、免許証ではエラーメッセージが表示されたことから、今後画像検出能力の向上などによって領収証の編集も不可能になる可能性が高そうです。

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in モバイル,   ソフトウェア, Posted by log1o_hf

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