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Twitchが人気ヘヴィメタルバンドの公式ライブを配信中にフリー音源に差し替え、著作権侵害を懸念か


2021年2月20日、ゲームメーカーのBlizzard Entertainmentは、毎年恒例のイベント「BlizzCon」のオンライン版となる「BlizzConline」を開催しました。YouTubeとTwitchで同時配信されたBlizzConlineのオープニングセレモニーでは、なんと世界的に有名なヘヴィメタルバンド「メタリカ」が演奏を披露。しかしTwitchが、公式番組であるにもかかわらずなぜか著作権対策をとってしまったことで話題になっています。

Twitch censors Metallica BlizzCon concert with dorkiest music imaginable
https://music.avclub.com/twitch-censors-live-metallica-concert-with-dorkiest-mus-1846314134

Some viewers of Metallica’s BlizzCon performance heard the least metal music imaginable - The Verge
https://www.theverge.com/2021/2/20/22292790/metallica-blizzcon-2021-performance-dmca-for-whom-the-bell-tolls


Twitchでメタリカが演奏を始めた時の様子を以下のムービーで見ることができます。なお、Twitchのアーカイブムービーからは、記事作成時点ですでに該当部分が削除されています。

Twitch Is Afraid Of Getting DMCA'd On Their Platform -Cuts Off Metallica.. - YouTube


メタリカが演奏を開始して10数秒はそのまま演奏が流れますが、途中で音声が急に聞こえなくなり、代わりにヘヴィメタルとは全く異なる、素朴でかわいらしい雰囲気の音楽が流れ始めました。リズムに乗りながらギターを弾くメンバーと、軽やかな鈴の音が全くマッチしておらず、シュールな雰囲気を醸し出しています。


このシュールな現象は、Twitchがデジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく訴えを起こされることを回避したために起こったと考えられます。ポップカルチャー関連ニュースサイトのAV Clubは「Twitchはメタリカの著作権で保護された音楽を放送する代わりに、『最高にダサくて、ゼルダの伝説の森で流れるようなクソ曲』を放送した」と表現しています。


メタリカは、かつて音楽ファイル共有ソフト「Napster」が著作権を侵害していると声を挙げて抗議したバンドであり、アメリカでDMCAの施行を実現した立役者としても知られています。AV Clubは「メタリカは、DMCAが厳しい制限を科す法律になっていることに部分的に責任を負っているため、そういう意味でも今回の現象は非常に面白いものです」と述べています。

なお、BlizzConlineオープニングセレモニーでのメタリカのライブの様子はYouTubeだとアーカイブにそのまま残っており、以下のムービーの1時間25分辺りから見ることができます。

BlizzConline オープニングセレモニー - YouTube

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in 動画, Posted by log1i_yk

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