RazerがLEDライトやマイクを搭載したN95相当の高性能マスク「Project Hazel」を発表
新型コロナウイルスの感染防止対策として、世界中でマスクへの関心が高まっており、世界保健機関(WHO)もマスクの着用を推奨しています。そんな中、ゲーミングデバイス大手のRazerがLEDイルミネーションやマイクなどを搭載した高性能マスク「Project Hazel」を発表しました。
Razer’s Project Hazel is a N95 respirator that can project your voice - The Verge
https://www.theverge.com/2021/1/12/22221344/razer-project-hazel-n95-respirator-mask-coronavirus-chroma-rgb-concept
Razerが発表した「Project Hazel」の見た目はこんな感じ。マスクの前面が透明な防水性の再生プラスチック素材で作られており、マスクをしていても口元を隠さずに生活できます。
さらに、フルカラーLEDライトを搭載し、Razerのイルミネーションシステム「Razer Chroma」にも対応しているため、好みに合わせて光り方をカスタマイズすることができます。なお、周囲が暗くなると自動的にマスクの内側に搭載されたLEDライトが点灯し、口元を照らすことも可能とのこと。
「Project Hazel」の両側面には円形の通気孔が配置され、ウイルスや病原体を含む浮遊粒子を95%遮断でき、マスクの中でも特に高性能な「N95マスク」に匹敵する性能を持つとRazerは主張しています。
また、通気孔にはマイクとアンプが内蔵されており、ユーザーの声をマスクの外側までクリアに伝えることが可能。
マスクと顔が接する部分はシリコンによって形成されており、鼻やアゴとマスクを密着させることができます。また、耳のバンドも細かく調整できるため、快適な装着感を実現しています。
「Project Hazel」には、紫外線ライトを搭載した大型の充電ボックスが付属し、マスクを滅菌しながら充電することが可能です。
なお、記事作成時点では「Project Hazel」の価格や発売時期は未定ですが、Razerは医療の専門家や科学者のチームと共に「Project Hazel」の開発を行っているそうです。
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