2020年の冬はゲーミングPCを自作するには時期が悪いという指摘
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ライバルのIntel製CPUを引き離す性能と評価される「Ryzen 5000」シリーズや、8K・60fpsゲーミング対応をアピールするNVIDIAの「GeForce RTX 3000」シリーズとそれに対抗できる性能をアピールする「Radeon RX 6000」シリーズなど、2020年には魅力的な高性能PCパーツが多数登場しました。しかし、IT系ニュースサイトのExtremeTechはそれらのパーツを「今は買う時期じゃない」と指摘しています。
This Is a Bad Time to Build a High-End Gaming PC - ExtremeTech
https://www.extremetech.com/computing/318119-this-is-a-bad-time-to-build-a-high-end-gaming-pc
「Ryzen 5000」シリーズは確かに魅力的なCPUですが、発売直後から品薄状態が続いており、AMDが示した定価と比べて割高な価格でしか入手できず、旧世代の「Ryzen 3000」シリーズも6カ月前と比べて高い価格で販売されているとのこと。実際に、AMDによって国内参考価格が税別6万4980円とされている「Ryzen 9 5900X」の販売価格をAmazon.co.jpで確認したところ、記事作成時点では9万9455円と割高な価格設定で販売されています。
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品薄状態のRyzenシリーズに対して、Intel製CPUは入手しやすく、特にIntelの旧世代最上位クラスのCPUである「Core i7 9700K」は順調に値下がりしており、性能も高いためコストパフォーマンスに優れており、オススメできるCPUとのこと。
しかし、CPUを入手できたとしても、NVIDIAの「GeForce RTX 3000」シリーズやAMDの「Radeon RX 6000」シリーズといった最新グラフィックボードが市場にほとんど流通していないため、グラフィックボードを入手できず、ハイエンドゲーミングPCを組み立てることができません。
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さらに、Intelは第11世代デスクトップ向けCPU「Rocket Lake」を2021年第1四半期にリリースすると発表しており、その時期には「Ryzen 5000」シリーズの供給も安定している事が予想されることから、CPUやGPUを記事作成時点の割高な価格で購入するのは「まったくばかげている」とExtremeTechは断言しています。
なお、ExtremeTechは「WD_BLACK SN850」や「Samsung 980 PRO」といったPCIe 4.0対応SSDやDRAM、電源といったパーツは2020年初頭と比べて値下がりしているため、それらを購入するのは悪くない選択だとしています。
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