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議員の資産がどのように変動しているかを可視化した「GovTrades.com」


「議員がどの銘柄の株を保有しているか」という公開情報と取引データを組み合わせて、特定の議員の資産がどのように変動しているかを可視化したサイト「GovTrades.com」が公開されています。

GovTrades.com
https://www.govtrades.com/


サイトを開くとまず目に入る折れ線グラフは、2014年1月を「0%(増減なし)」としたときの2020年5月までの上院議員の資産の動きを示したもの。データは上院議員経済開示データベースに基づいているため、議員ではなくなってから6年未満の人物の情報も含まれています。なお、オレンジ色で示されているのは株価指数S&P 500、緑色で示されているのは全議員の平均。個別の議員を選択すると青色で表示されます。デフォルトでは2020年5月に上院情報委員長を辞任したノースカロライナ州選出のリチャード・バー議員が選択されています。


2019年~2020年部分だけを切り取ってみました。2020年に入って大きくグラフが落ち込んでいるのは新型コロナウイルスの影響によるもの。バー議員は、ウイルスの感染拡大による相場暴落の前に保有している株を売り抜けたとしてFBIの捜査対象になっています。この疑惑についてGovTrades.comは別の記事で細かく分析を行っており、2月の売却タイミング・銘柄・リターンのすべてが「情報面での優位性があった可能性を示唆している」と記しています。


なお、2014年以降に資産増加の割合が最も大きかったのは、カンザス州選出のパット・ロバーツ議員。


資産減少の割合が大きかったのはワシントン州選出のマリア・キャントウェル議員でした。


グラフの下にあるのは、どの議員がどの銘柄をどれぐらい保有しているかを示す表。議員名や保有額、銘柄など項目ごとの絞り込み検索が可能です。たとえば、スーザン・コリンズ議員は3M株を約3800万ドル(約41億円)分保有していると予想されています。「予想」なのは、株式保有量は「30万円~50万円相当」のように幅で示され、計算時は中央値の「40万円」を用いているためだとのこと。元データの開示対象は議員本人だけではなく、配偶者なども含めた「世帯として所有している株式」という点にも注意が必要です。


2014年以降に資産を増やしていたパット・ロバーツ議員はNetflix株などを保有していて、増加の理由が納得できます。

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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