ソフトウェア

パスワード生成機能搭載内蔵の「Firefox 70」正式版リリース、開発者ツールの機能も強化


ウェブブラウザ「Firefox 70」の正式版が公開されました。パスワードを自動で生成してくれる機能が搭載されたほか、CSSのプロパティ追加や、開発者ツールの使い勝手向上などのアップデートが含まれています。

Firefox 70.0, See All New Features, Updates and Fixes
https://www.mozilla.org/en-US/firefox/70.0/releasenotes/

Firefox 70 — a bountiful release for all - Mozilla Hacks - the Web developer blog
https://hacks.mozilla.org/2019/10/firefox-70-a-bountiful-release-for-all/

Latest Firefox Brings Privacy Protections Front and Center Letting You Track the Trackers - The Mozilla Blog
https://blog.mozilla.org/blog/2019/10/22/latest-firefox-brings-privacy-protections-front-and-center-letting-you-track-the-trackers/

◆パスワード生成機能
パスワードを入力する欄を右クリックし、「パスワードを入力」から「安全に生成されたパスワードを使用」をクリックすることでFirefoxがパスワードを自動で生成してくれるようになります。自動で生成されたパスワードはFirefoxに保存され、次回以降は自動で入力されるほか、Firefoxにログインすることでスマートフォン版Firefoxなど他の端末ともログイン情報を共有可能となっています。


◆テキスト装飾
下線に関係するプロパティが3つ追加され、下線の色を変更できたり、アルファベットの「g」など下に突き出ている文字の処理を選択できたりするようになります。


◆開発者ツールのアップデート
ウェブの開発者向けに提供されているインスペクターにて、プロパティが無効な場合にその理由が表示されるようになります。


また、文字色のアイコンをクリックすることで「文字色と背景色とのコントラストが適切かどうか」を表示してくれるようになりました。


アクセシビリティに関しては、さらにインスペクターの「アクセシビリティ」タブにて「Keyboard」のチェックが可能になり、キーボードで適切に操作できないコンテンツを表示してくれるようになっています。


また、高機能ウェブアプリのデバッグをより容易にするために、DOMの変更を追跡するためのブレークポイントが設定できるように。


ブレークポイントがトリガーされた場合は「デバッグ」タブにページの状態が表示され、ウェブページ上で何が起きているのか簡単に追跡できるようになっています。


Firefox 70では上記の他に多くのセキュリティフィックスが行われています。

なお、macOS版Firefox 70では消費電力量を大幅に削減できたとのことです。

macOS版Firefox 70は6割以上も電力消費量を削減することに成功している - GIGAZINE


この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
「Firefox 69」正式版リリース、トラッキング防止機能が強化されたほかFlash廃止へ一歩前進 - GIGAZINE

Firefoxがパスワード流出を発見した際に警告する機能を搭載へ - GIGAZINE

Firefoxがデフォルトでのプライバシー保護有効化に対応、パスワード管理アプリ「Firefox Lockwise」の拡張も - GIGAZINE

400万人以上の個人情報がChromeとFirefoxの拡張機能から流出してネット上で販売されていたことが判明 - GIGAZINE

無料で最大2.5GBのデータを共有できるセキュリティ面もバッチリなファイル共有サービス「Firefox Send」が正式リリースされる - GIGAZINE

in ソフトウェア, Posted by log1d_ts

You can read the machine translated English article here.