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GitHubの無料ユーザーもプライベートリポジトリを無制限で使用可能に


バージョン管理サービス「GitHub」で、2つの大きなアップデートが発表されました。1つは、無料ユーザーでもプライベートリポジトリを無制限で使用可能になるということ。もう1つは統合されたエンタープライズ製品の登場です。

New year, new GitHub: Announcing unlimited free private repos and unified Enterprise offering | The GitHub Blog
https://blog.github.com/2019-01-07-new-year-new-github/


GitHubを個人利用するには、無料の「Free」プランと月額7ドル(約760円)の「Developer」プランがあり、パブリック(公開)リポジトリはどちらのプランでも無制限に使えますが、プライベートリポジトリはこれまでDeveloper向けに提供されてきました。今回の更新で「Developer」は「Pro」と名を改め、プライベートリポジトリは、Freeユーザーでも無制限使用できるようになりました。リポジトリごとに、3人のコラボレーター(共同作業者)が無料で参加可能です。

また、Enterprise Cloud(旧GitHub Business Cloud)とEnterprise Server(旧GitHub Enterprise)を統合した「GitHub Enterprise」は月額21ドル(約2300円)で利用可能となります。

これまではGitHubのプライベートリポジトリが有料だったことから、プライベートリポジトリを無料で利用できるGitLabやBitbucketといったサービスが重宝されてきました。特にGitLabは、2018年のMicrosoftによってGitHubが買収された際にはソースコードのインポート数が10倍に増えたとのこと。しかし、これからはMicrosoftによって買収されたことによる強みが出てきて、ライバルは苦しめられることになるかもしれません。

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in ネットサービス, Posted by logc_nt

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