空間にお絵かきして写真や動画がより楽しめるGoogleのARお絵かきアプリ「Just a Line」レビュー
Googleが空中にお絵かきして現実とデジタルの世界の境界線を曖昧にした写真やムービーが撮影できるARアプリ「Just a Line」をリリースしました。めちゃくちゃ簡単かつ楽しくデジタル世界に、立体的なお絵かきができるアプリとなっているので、実際に使うとどんなことができるのか試してみました。
Just a Line - Draw Anywhere, with AR - Google Play の Android アプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.arexperiments.justaline
Just a Lineでどんなことができるのかは以下のムービーを見れば一発でわかります。
Make simple drawings in AR with Just a Line - YouTube
「Just a Line」はGoogleが提供する拡張現実(AR)向けプラットフォームの「ARCore」をサポートしている端末でしか利用できないため、記事作成時点ではAndroid 8.0 Oreo以降のOSを搭載したGoogle Pixel/Pixel XL/Pixel 2/Pixel 2 XL/Samsung Galaxy S8/S8+/Note8/S7/S7 edge/LG V30/V30+/Zenfone AR/OnePlus 5という13機種でのみアプリが使用可能です。
というわけで、さっそくGoogle Playからアプリをインストールします。
インストールが完了したら「開く」をタップ。
初回起動時は以下のように通知が出るので「許可」をタップ。
もう一度「許可」をタップ。
Just a Lineは全画面表示されるアプリなので、アプリを終了するには画面上部から下方向にスワイプします。「OK」をタップ。
画面の赤枠上に指をタップすると……
こんな感じで画面上に線を引けます。スマートフォンを固定しつつ画面上で指を動かすと平面的な線になるのですが、画面上に指を固定してスマートフォンを動かしながら線を引くと3次元的に立体的な線を引けます。
実際に線を引いている様子はこんな感じ。
線を引く様子をムービーで見るとこんな感じになります。
GoogleのARお絵かきアプリ「Just a Line」を使ってみた - YouTube
引いた線が気に入らない場合は、画面右下にあるアイコンをタップ。
すると、1度前に引いた線が消えます。
画面上に引く線は左下のアイコンをタップして太さを変更可能。
デジタル世界上に引いた線をまとめて全削除したい場合は、画面左上のゴミ箱アイコンをタップ。
画面下部中央のアイコンをタップすると、最大10秒のムービーを撮影可能。もちろん撮影中にも線を引くことができます。
撮影したムービーは画面右下の「Share」をタップして……
共有可能
左下の「Save」をタップすれば保存可能。
なお、初めて保存する際は以下のような通知が出るので「許可」をタップします。
実際にJust a Lineをアレコレ使ってみて撮影したムービーはこんな感じ。お絵かきした線は空間上に固定されており、スマートフォンの位置を動かせばさまざまな角度からお絵かきを眺めることが可能。
GoogleのARお絵かきアプリ「Just a Line」で撮影したムービーその1 - YouTube
スマートフォンを動かしながらお絵かきすれば、以下のようにお絵かきした線の中をくぐり抜けることも可能。
GoogleのARお絵かきアプリ「Just a Line」で撮影したムービーその2 - YouTube
空間にお絵かきを配置していくような感じで、もちろんムービー撮影中にお絵かきすることもできます。
GoogleのARお絵かきアプリ「Just a Line」で撮影したムービーその3 - YouTube
引きだとしっかりピントの合った写真が撮影できますが、近づき過ぎると以下のように焦点が合わなくなります。Just a Lineは画面をタップしてピントの調節をしたりすることはできないので、あまり小さなものの周りにお絵かきして遊ぶというのは向いていないのかもしれません。
また、空を見上げながらお絵かきしようとしたのですが、カメラが距離感をつかめないのか線を引くことはできませんでした。
もうひとつ物足りない点が、お絵かきした様子を写真撮影することができないというところ。以下のようにスクリーンショットを撮影すれば画像として残すことは可能なのですが、UIのアイコンがそのまま残ってしまいます。
なお、Just a Lineは無料でインストール可能です。
・関連記事
Googleが普通のスマホでAR体験できる「ARCore」を発表、Appleの「ARKit」との覇権争いスタート - GIGAZINE
GoogleがARプロジェクト「Project Tango」を2018年3月で終了、今後はより間口が広がる「ARCore」に集中 - GIGAZINE
Googleがブラウザ上のコンテンツをAR(拡張現実)に対応させると発表 - GIGAZINE
ついに出た「Android 8.0 Oreo」新機能まとめ、2倍高速化・アプリ上に別のアプリを小窓で重ねる「ピクチャー・イン・ピクチャー」など - GIGAZINE
・関連コンテンツ