レビュー

最強カメラ機能を搭載したGoogle純正のハイエンドスマートフォン「Google Pixel 2」実物レビュー


2017年10月にGoogleが純正のハイエンドスマートフォン「Google Pixel」の第2世代目である「Google Pixel 2」および「Google Pixel 2 XL」を発表しました。数々のカメラテストを行いスコア付けを行っているDxOMarkで「98」を記録したという、iPhone 8 Plusを上回る性能のカメラの力はどんなものなのか、実機をいろいろといじってみました。

Pixel 2、Google 製スマートフォン - Google ストア
https://store.google.com/us/product/pixel_2

◆Google Pixel 2フォトレビュー
Pixel 2の箱はこんな感じ。Pixel 2がデザインされた、とてもシンプルなもの。


あまり見ることがないはずの底面は緑一色に「#teampixel」というハッシュタグ入り。


箱の側面には、Pixel 2の側面が描かれています。


ふたを開ければすぐにPixel 2とご対面。


Pixel 2には透明なカバーがかかっていました。比較用に初代Pixelも触っていたのですが、Pixel 2を手に持った感覚は初代とほぼ同じで違和感なし。


Pixel 2とPixelを並べると、大きさはほぼ同じでしたが、角部分の丸さの違いがあるので見分けはわりと容易。


Pixel 2の背面はこんな感じ。カメラのある上部はガラス素材でクリアな質感、下部はアルミ素材でマット仕上げになっています。ガラス素材部分はPixelより少なくなっています。


ディスプレイに向かって右の側面には電源ボタンとボリュームボタン


左側面にはSIMカードのスロットのみ


天面にはボタン・端子はなく……


底面にはUSB Type-Cのポート


Pixel 2にはスタートアップガイド、「クイックスイッチアダプター」、USB Type-Cケーブル、変換アダプター、パワーアダプターが付属しています。


Pixel 2にはイヤホンジャックがないので、イヤホンを使う場合は同梱されている変換アダプターをマイクロUSBポートに接続する必要があります。


充電用のパワーアダプターは、わずか15分の充電で約7時間利用できる急速充電に対応しています。


Pixel 2とパワーアダプターをUSB Type-Cケーブルで接続して急速充電の準備は万端。ただし、パワーアダプターは3ピンプラグなので、通常の2つ穴のコンセントで使用するには別途変換アダプターが必要です。


クイックスイッチアダプターはUSB Type-CポートをUSBポートに変換するアダプター。これを使えば、スマートフォン同士を接続してデータ移行を進めることができます。


◆Always on Display
Pixel 2では「Always on Display(常に画面表示)」機能により、スリープ状態の画面でも時間・日付が表示されます。これはデフォルトのホーム画面で、上部に日付が表示されています。


電源ボタンを押してスリープ状態にすると、画面が真っ暗になる中、時刻・日付が表示されています。「ロック画面に時計が表示される」というスマートフォンはありますが、Pixel 2ならそもそもスリープ画面でも時刻・日付が見られます。ちなみに、Always on Displayは照度センサーを利用しているようで、端末を裏返しておいたり、画面の上半分を覆ったりすると表示は消えました。設定でOFFにすることも可能です。


また、時刻・日付の下にはアイコンが表示されています。


これはアプリからの通知アイコンで、スリープ状態でもメールやアップデートのお知らせが届いたことを知ることができます。


◆「GoogleAssistant」と「Active Edge」
Pixel 2には、Googleの誇る音声認識アシスタント機能「Google Assistant」が搭載されています。「Google Assistant」を起動するには「OK Google」と話しかけるほか、ホームボタンを長押しすると起動します。音声は日本語に対応しており、マスク越しの発声でも問題なく対応してくれるなど、その精度は折り紙付き。


またPixel 2には「Active Edge」という機能が搭載されているので、Pixel 2を側面からグッと握るだけで「GoogleAssistant」を起動することができます。実際にスリープ状態から起動するまでの様子を撮影してみましたが、見た目は単に端末を握っているだけです。

Pixel 2の「Active Edge」を使って握るだけで起動 - YouTube


初期設定では、かなりグッと力を入れなければ反応しません。ボタンを押し込んだ感覚がするまで握ると……


「GoogleAssistant」が起動します。


「Active Edge」の機能は、詳細に設定することが可能です。「設定」から設定画面を開きます。


「システム」をタップ


「言語、入力とジェスチャー」をタップ


「Active Edge」をタップ


「スクイーズするときの強さの設定」の部分で、どれくらい強く握ると起動するかを変更できます。左に振ると軽く握るだけで簡単に起動できるようになり、右に振るとしっかり握らないと起動しなくなります。


◆Pixel 2のカメラの機能を試してみた
Pixel 2はスマホ史上最強のカメラだということで、その機能をいくつか試してみました。Pixel 2のカメラがどれほどすごいのかは、以下の記事で紹介しています。

Google Pixel 2のスマホ史上最強カメラに詰まった技術の秘密を直接Googleの開発者たちに質問して紐解くすごいムービー公開中 - GIGAZINE


まずは「ポートレート」機能から。下の写真はPixel 2のカメラで普通に撮影したもの。


ポートレート機能を用いると、メインとなる被写体以外の背景がうっすらとぼける写真を撮影することができます。


もう少しわかりやすく、被写体の周りにモニター、PS4のコントローラー、PS4を設置してみました。通常の写真ではそれぞれがしっかりと映っていますが……


ポートレート機能を用いた写真では、被写体以外のモニターやコントローラー、背景がうっすらとぼけているのがわかります。ただし、このポートレート機能は被写体が人間であることを前提とした機能で、iCEOのぬいぐるみのように、カメラが人間だと認識してくれないとうまく機能しませんでした。ポートレート撮影に失敗すると、普通の写真になります。


またPixel 2はやや暗いような場所での撮影も苦にしません。下の写真はiPhone 8を使って洗面所を撮影したもので、左が照明をつけた状態、右が照明を消した状態です。フラッシュは不使用です。


Pixel 2で撮影するとこうなります。左が照明オン、右が照明オフで、iPhone 8と同じくフラッシュ不使用です。照明オンの時の差はそれほどありませんが、Pixel 2で撮影した照明オフの写真はまるでフラッシュを使っているかのような感じに。よほど暗い場所でない限りは、フラッシュなしでも撮影に困ることはなさそうです。

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in レビュー,   ハードウェア, Posted by log1e_dh

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