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四角い筒を鏡にうつすとなぜか円筒に見える不思議な視覚のトリック「Ambiguous Cylinder Illusion」


目の前にあるオブジェクトは直方体のはずなのに、鏡に写っているのはなぜか円柱という不思議な立体のムービー「Ambiguous Cylinder Illusion」がYouTubeで公開されています。ムービーは2016年6月29日(水)に公開され、1週間にもならないうちに既に210万回以上も再生される人気っぷりです。

Ambiguous Cylinder Illusion - YouTube


鏡が1枚置かれた緑色のセット。


ここに、直方体が連なったオブジェクトがやってきますが、鏡に写っているものを見ると、なぜか円柱が連なっているという不思議なことになっています。


オブジェクトを動かすと、鏡に写っているものも姿を変えていきます。


そして……


直方体と円柱が入れ替わり、今度は手前に円柱が連なったもの、鏡の中には直方体が連なったものが写りました。


さらに……


どんどんオブジェクトが増えていきます。


真実の姿と鏡に写っているものの姿がまったく異なるオブジェクトが集合。


一体これはどういう仕組みなのか?ということは以下のムービーから確認できます。

Ambiguous Cylinder Illusion // How it Works - YouTube


これも、先ほどと同様に、手前にあるのは直方体ですが、鏡に写っているのは円柱です。


鏡の角度を変えると、ちょっとヒントのようなものが写りました。


ということで種あかし。オブジェクトをくるくると回転させると、角度によって円柱に見えたり、立方体に見えたりします。


上から見るとこう。やや角の丸い四角形です。


横から見ると、断面が波のようになっており、山型に尖った部分と……


くぼんだ部分があります。


これを回転させるとで、四角に見せたり丸に見せたりが可能だったわけです。


このイリュージョンは東京大学名誉教授の杉原厚吉氏が発表したもの。「Ambiguous Cylinder Illusion」というムービーは2016年6月29日~30日に行われた第12回ベスト錯覚コンテストにおいて、2位に入賞しています。なお、これらの立体は「変身立体」と呼ばれており、杉原氏はこの他にもさまざまな変身立体を発表しています。

Kokichi Sugihara's Homepage (Japanese)
http://home.mims.meiji.ac.jp/~sugihara/ambiguousc/ambiguouscylinderj.html

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in 動画, Posted by darkhorse_log

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