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取材

ご当地キャラ専門部署がある羽生市ではキャラがどう生かされているのかを確かめに行ってきました


2013年に45万人の来場者を集めたゆるキャラさみっとin羽生が行われている埼玉県羽生(はにゅう)市では、市役所に「キャラクター推進室」というご当地キャラクター専門の部署が設置されています。ご当地キャラクターが注目される中、羽生市では一体どのようにキャラクターが生かされているのかを探りに訪れてみました。

2月28日、羽生駅に到着すると「ムジナもんと仲間たち」がラッピングされた自動販売機が置いてあり、キャラクターの存在をアピールしています。


キャラクター推進室のある羽生市民プラザへは羽生駅から徒歩で行くことができます。


羽生市民プラザに到着、子どもたちが出入りしていました。


玄関にはソチオリンピック2014で活躍した羽生結弦選手へのメッセージが貼ってあります。


案内を見ると「キャラクター推進室」は2階にありました。


2階へ上がると壁一面にイベントの集合写真が貼ってあり迫力満点です。


キャラクター推進室の入り口側には羽生のキャラクターたちの絵が描いてありました。


部屋の中はこのような感じでごく普通のオフィス。


と思いきや、神棚を見てみると羽生市だけではなく、いろいろな地域のキャラクターたちがまつられています。


壁には有名人が羽生市に訪れた際や、ムジナもんと交流した際に頂いたサインなども飾ってありました。


資料を読むと、「羽生市にはアピールするものが乏しく、そこで何かを考えた際に『キャラクターグッズを作ろう』ということで、市の若手職員が集まって考えられ生まれたキャラクターである」とのこと。


平成15年にキャラクターが誕生してから4年後、地元企業や市民の募金により、ムジナもんといがまんちゃんの2体が製作され、さらに2年後、残りの5体も同じく募金により製作されました。


市民の協力のもと生まれた7体のキャラクターたち、左からいたっち・ザリガニ博士・いがまんちゃん・ムジナもん・イナゴージャス・しらさぎ婦人・フナどん。これらのキャラクターたちはイベントや学校行事、個人の誕生日会や結婚式にまで登場します。


ムジナもん誕生日会」のイベントは翌日に行われるのでまずは腹ごしらえ、「何かご当地のグルメなどはありますか」と訪ねたところ、ガイドブックを頂いたのでその中から王様のワンタンを提供しているお店に向かいます。


王様のワンタンののぼりを発見。


羽生特産のモロヘイヤで作られた緑色のワンタンが特徴です。


ワンタンの表面はかなりつるつるとしていて、軽くレンゲですくっただけだと滑り落ちてしまいます。モロヘイヤ特有の粘り気を生かしたもちもちっとした食感です。


宿泊するホテルへ向かうと、フロントにムジナもんのぬいぐるみが置いてありました。


3月1日、イオンモール羽生で行われた「ムジナもんお誕生日会」、イベント開始前には満席状態となり立ち見のお客さんもいる状態になっています。


客席の後ろ側にはファンから応援メッセージ付きの年賀状が飾られた掲示板が置いてありました。


平成26年で11歳になるムジナもんへのお祝いのメッセージボードも用意されており、ファンの人たちが寄せ書きをしています。


司会はキャラクター推進室の白川氏です。このイベントではキャラクター推進室など市の職員をはじめ、ムジナもん応援団の一員として参加している大学生たちがスタッフとなってキャラクターたちの誘導や会場の設営などを手伝っています。これら全てボランティアでの参加です。


河田晃明羽生市長のあいさつから始まりました。市役所に専門の部署を設置しているだけあって市長のキャラクターへの情熱もかなりのものです。


大阪からみっけ(大阪府枚方市樟葉)も参加し、羽生の子どもたちと一緒にダンスを踊ります。


与一くん(栃木県大田原市)はムジナもんへの手作りのメッセージカードを用意していました。


つゆヤキソバン(青森県黒石やきそば応援団ブラスト)・やぶきじくん(福島県西白河郡矢吹町)・さのまる(栃木県佐野市)


ふっかちゃん(埼玉県深谷市)・ムートくん(埼玉県さいたま水族館)・ゴーヤ先生(京都府福知山市)


全員集合したところでさくまひでき氏による「ムジナもんと遊ぼう」の歌と踊りが始まりました。


踊りが終わるとまずは正面から記念撮影です。


左側のお客さん、右側のお客さんとみんなに撮ってもらえるように各方向に向けてポーズをとります。


この会場では上の階から見ている人も居るので上の人たちに向けてもポーズをとります。


ちびゴーヤちゃんが登場して、ムジナもんへバースデーソングのプレゼントなどサプライズイベントもありました。


キャラクターたちと触れ合う時間も用意されています。


2回目のステージが始まる頃、メッセージボードはお祝いの言葉や子どもたちによる絵などで埋め尽くされた状態になっていました。


ふっかちゃんの仮装をし、むっかちゃんになって登場したムジナもん。


再び、「ムジナもんと遊ぼう」など歌と踊りが始ると……


キャラクターたちも振り付けを覚えていて一緒に回ったりします。


最後は集まったお客さんにお礼のあいさつで「ムジナもんお誕生日会」は終了です。


このお誕生日会ではさのまるなど他の地域のキャラクターたちの人気もあって盛り上がりを見せていました。そこで、羽生市のキャラクターたちのみが参加する地元のイベントではどういう様子なのか、羽生のキャラクターだけが参加する商店街のイベントにも行ってみます。


3月23日9時30分頃、羽生駅前の通りではイベントの準備が行われていました。


近くの広場では、キャラクター推進室の職員がキャラクターの手伝いをする羽生実業高校の生徒たちを集めて打ち合わせをしています。


10時になりイベントが始まります。ここでも羽生市長によるあいさつがありました。


各キャラクターには2人か3人のスタッフウェアを着た生徒が付き添い、キャラクターに近づく人の居る方向を指示したりするなどのサポートをしています。


老若男女を問わず、通りかかるキャラクターたちの名前を呼んで近づいたり、記念撮影をしたりと羽生のキャラクターたちと一緒にイベントを楽しんでいます。


小学校のキャラクターも来ていました。羽生南小学校のみなみちゃん・羽生北小学校の健ちゃん


ミニSLに乗るイナゴージャス。


王様のラーメンのテントをのぞくと羽生市長が王様のコロッケを食べているところだったので、手が空くのを待って話を伺うことにしました。


キャラクターを積極的に利用する理由としては、「イベントに関わるすべての人たちとの交流が大事であり、羽生市の住民が一体となって何かをやるといったきっかけにキャラクターたちが役立ってくれるのではないか」


学生などスタッフとして参加している人たちへは「羽生市に必要とされていること、期待されているということを感じて欲しい」とのことでした。


話を伺った後、王様のラーメンを注文してみます。麺自体にモロヘイヤが練り込んでありますが、表面の滑り具合はワンタンよりも抑えられており、つかみやすくなっています。味には癖がない食材なので食べやすいです。


イベント会場以外の羽生のお店を散策、洋菓子店の「ロアール」では、ムジナもんクッキーが売られています。


「ムジナもんクッキーを買いにお店に来るお客さんもたくさんいてよく売れている」とのことでした。


いがまんちゃんのモチーフとなっている「いがまんじゅう」を売っている「まつのや」にも寄ってみます。


いがまんじゅうはひとつひとつラッピングされていました。


あんこ入りの蒸しまんじゅうを赤飯で包んだものです。


いがまんちゃんの頭についていたつぶつぶは、この赤飯とあずきだったということですね。


この日参加した全キャラクター、すべて羽生のキャラクターです。


朝は緊張していてぎこちない動きだったスタッフさんたちも午後には慣れた様子でした。


キャラクター目当てにたくさんのお客さんが集まるというイベントではありませんでしたが、若い人たちと大人たちとの世代間の橋渡し役としてキャラクターが存在する意義があると思いました。


羽生市ではキャラクターたちを見るだけの遠い存在ではなく、学生や有志をスタッフとして積極的に活用することで身近な存在にしており、羽生市民であれば知り合いの誰かがキャラクターに関わっているというような環境になっていました。2014年、名称新たに行われる「世界キャラクターさみっとin羽生」に向けてすでに準備が始まっており、11月22日・23日の開催日までの活動の様子を追いかける予定となっていますのでお楽しみに。

次回は5月5日、ムジナもん誕生日会に参加していたゴーヤ先生がホスト役の「ご当地キャラクター大集合in福知山」へムジナもんをはじめカパル(公益財団法人志木市文化スポーツ振興公社)など関東のキャラクターたちが遠征するとのことなので、その様子を報告する予定です。

◆つづき
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in 取材,   試食, Posted by darkhorse_logmk