ゆるキャラ結婚式やグランプリの発表とその裏側など「ゆるキャラさみっとin羽生」最終日の様子

「入場者数45万人、ゆるキャラ界最大のイベントとなった『ゆるキャラさみっとin羽生』初日の様子」に引き続き、イベント最終日はゆるキャラ結婚式をはじめ、9月17日から11月8日まで行われたゆるキャラグランプリ2013の結果発表など盛りだくさんのイベントが行われました。その様子を余すところなくまとめてみました。

ゆるキャラさみっとin羽生
http://www.city.hanyu.lg.jp/kurashi/madoguchi/character/02_culture/02_kankou/yuruchara/yuruchara.html

2日目の朝、絶好のイベント日和。

ゆるキャラグランプリの表彰式が行われるレッドステージでは場所取りが始まっています。

しんじょう君(高知県須崎市)がお金を持ってブースに並んでいました。

カパル人形を購入。

最初のイベントは集合写真、用意された区画にキャラたちが集合してきます。

この日朝一番のイベントですが多くのキャラたちが参加しました。

続いてゆるキャラ結婚式に移ります、これはゆるキャラ同士の結婚式ではなく、本物の結婚式をこの会場で行おうという企画、今回は実行委員の関係者によるカップルで行われるとのこと、新郎が呼ばれムジナもん(埼玉県羽生市)と共にステージに上がります。

次に新婦が呼ばれるのですが、人力車で入場するというアナウンスが流れます。最初に見えたのは露払いのゴーヤ先生(京都府福知山市福知山環境会議)

続いてつゆヤキソバン(青森県黒石市)が引く人力車に乗った新婦が入場。後ろにはやぶきじくん(福島県矢吹町)

新婦の横にはいがまんちゃん(埼玉県羽生市)、両名のプロフィールなどが読み上げられます。

宮司を務めるのは唐ワンくん(佐賀県唐津市)、巫女としてみっけ(大阪府枚方市樟葉)が呼ばれました。

ステージ横に用意された神社にお参りします。

唐ワンくんを先頭にゆるキャラたちに付き添われてムジナもん神社へ移動。

神社へは向かわず留守番となったゴーヤ先生は、コマネチでアピール。

唐ワンくんの適当なおはらいを神妙に受ける新郎新婦。

おはらいが終わりステージに戻ってきました。

誓いの言葉を新郎新婦で読み上げます。

読み終えると会場の皆が拍手で祝福。

最後はブルーステージからグリーンステージまでパレードで会場を移動します。

新郎新婦を乗せた人力車も出発。

にしこくん(東京都国分寺市)のサンバ隊がサンバを演奏。

パレードの進路沿いの人たちからも祝福を受けていました。

10分程でグリーンステージに到着し、結婚式は終了となります。

10時前には前日のピーク時の混み具合に。手前にバリィさん(愛媛県今治市)の姿。

イエローステージではゆるキャラが集まりダンス。左からいなッピー(愛知県稲沢市)・はいくちゃん(三重県伊賀市)・タボくん(滋賀県滋賀ふるさと観光大使)・いが☆グリオ(三重県伊賀市)・わたる(本州四国連絡高速道路)

タボくん・いなッピー・わたるの3体はタボくんバンドというT.M.Revolutionの楽曲でダンスをするユニットを組んでいますが、このステージではいなッピーがメインとなりいなッピー音頭を披露。

曲が途中で打ち切られ倒れるいなッピーとわたる。

レッドステージではしんじょう君・しまねっこ(島根県)・うどん脳(香川県)の合同ステージが行われています。

続いてローラちゃん(広島県福山市)

グリーンステージへ移動する途中にのるるん(神奈川県横浜市東京急行電鉄株式会社)に遭遇。

GCB47(ご当地キャラバンド47)のステージが行われるため待っていると声優の林りんこさんを発見、カッパだよ!全員集合!!でカパルファンから頂いたハンドウォーマーを着けています。

GCB47のライブが始まりました、左からうなりくん(千葉県成田市)・コバトン(埼玉県)・すがもん(東京都巣鴨地蔵通り商店街)・戸越銀次郎(東京都品川区戸越銀座商店街)・バンドマスターの石田洋介さん・たき坊 公式サイト(東京都八王子市)・ニャジロウ(秋田県ニャッパゲ)・カパル(公益財団法人志木市スポーツ文化振興公社)、ほとんど見えていませんがカパルの後ろに有明ガタゴロウ(佐賀県有明海)がいます。今回は楽器がセットできないためゆるキャラたちの演奏は当て振りですが石田さんは生歌でGCB47のテーマ～GOTOUCHIラブ!～からスタート。

林りんこさんと寺嶋由芙さんが呼ばれて参加、ふっかちゃん(埼玉県深谷市)・ちょうせい豆乳くん(日本豆乳協会)・お猿のくう(岐阜県飛騨高山非公式)も飛び入りで参加し、39(サンキュー)やななを歌い盛り上がります。

ステージが終わりバックステージで記念撮影。

有明ガタゴロウと寺嶋由芙さんがゲリラライブを行うため移動しています。

うなりくん・ふっかちゃん・ササダンゴン(新潟県)も参加し、潮騒のメモリーやLOVEマシーンなど渋い選曲で踊りを披露。

ゲリラライブでは好き放題でやりたいことをやるため面白いパフォーマンスが見られますが、ちょうせい豆乳くんははしゃぎ過ぎて鼻が折れてしまい治療後再登場となりました。

再び会場内を歩きいろいろなキャラたちの写真を集めます。やっち(千葉県八千代市)

ぶるべー(東京都小平市)

ぐんまちゃん(群馬県)

唐ワンくんのブースに寄ってスケジュールを確認すると、今日中に地元へ帰る予定。

アックマ(北海道)・コアックマ(北海道)・やちにゃん(滋賀県彦根市四番町スクエア)たちは次の出番待ち、カチャカチャと鳴子を鳴らして遊んでいます。

タボくんバンドはお昼寝中。

ペッカリー(BIZEN南米美術館)と付き添いのホセ・デ・ヒ・ナセ艦長。

子リスのププーサ(BIZEN南米美術館)は包帯が巻かれています。

大きな目が特徴的なキャラですが、スタッフに伺うと「別のイベントで学生たちにたたかれて破損してしまった」とのこと。普段はスタッフさんがキャラの近くにおり何かあると「やさしくなでてね」などキャラの負担にならないように促したりするのですが、この時は一人で出ていたため対処ができなかったらしく、キャラたちに対するマナーが浸透していないことを残念がられていました。

い～わくん(愛知県岩倉市)は台車に乗って移動、なかなかのスピードで運ばれて行くのでスタッフに声を掛けると「マッハい～わくんです」と教えてくれました。

ニャジロウとニャジロウの生みの親であるやなぎはらともみさん。

ニャジロウのブースに寄ると落ち武者くん(宮城県大崎市)のさらし首が置いてありました。

「成仏してください」と拝むニャジロウ。

シスト男爵(北海道むかわ町)

すぎぴょん(埼玉県杉戸町)

さっちゃん(埼玉県幸手市)

ふなっしー(千葉県船橋市観光協会)は渋滞に巻き込まれて到着が遅れステージは午後からとなりました。

「ぐいぐい」としゃべりながら通り過ぎて行く徳島とっくりん(徳島県非公式)

14時30分、いよいよゆるキャラグランプリの結果発表が始まります。

会場となるレッドステージ前にはたくさんのお客さんと報道陣が開始を待っていました。

準備用のテントをのぞくことはマナー違反なのでしてはいけません。しかし、外に出てお客さんの前で出番待ちをしているキャラたちは面白いパフォーマンスを見せてくれることがあるのでそれに期待して裏側を観察。

表では企業キャラ部門の発表などが行われていますが、裏ではくまモンがセットに腰掛けくつろいでいます。

記念撮影にも気さくに応じていました。

運営スタッフに近づき……

トイレットペーパーのキャッチボール。

バリィさんが到着、トロフィーが入っていた箱に興味が湧いた様子。

箱を持ち上げ……

地面にたたきつけます。

グランプリの発表が始まり3位はぐんまちゃんが呼ばれました。

ぐんまちゃんの表彰が行われている間にも裏側にいるお客さんと交流をするくまモンとバリィさん。

2位の発表があり出世大名家康くん(静岡県浜松市)が呼ばれました。

出世大名家康くんはしゃべることができます。ゆるキャラさみっとin羽生の前日に東京ビッグサイトで行われた前夜祭で直接声を聞くことができました。

出世大名家康くんの声 - YouTube


グランプリ2位の発表で会場が沸くなかクレーンで上って行くいが☆グリオとはいくちゃん。

くまモンはバリィさんの周りを走り回っています。

いよいよグランプリ1位の発表、さのまる(栃木県佐野市)の名前が呼ばれるとテントの中からさのまるが飛び出してきました。

さのまる1位発表の瞬間 ゆるキャラグランプリ2013 - YouTube


飛び跳ねるさのまる、1回目のジャンプは何事も無いのですが……

2回目の大ジャンプで「いもフライの剣」が落下。

興奮気味のさのまるを制止しスタッフが剣を元に戻します。

声援や拍手に送られつつ、さのまるは晴れの舞台へ上って行きました。

賞状の授与。

トロフィーの授与となりやっと出番となったバリィさんとくまモン。

バリィさんからトロフィーを受け取ります。

記念撮影となりゆるキャラグランプリ表彰式は終了です。

表彰式には呼ばれませんでしたがふっかちゃんブースではファンが集まって4位入賞を祝福。

場内では号外が配られていました。

片付けなど帰り支度が始まりますが、まだ時間に余裕のあるキャラたちは居残り遊んでいます。なわとびにチャレンジする志木あらちゃん(埼玉県志木市志木市商工会)

戸越銀次郎はねんどろいどぷちミクダヨーを購入。

グリーンステージでは2日間司会を務めたなっつんさんとふるさんがお礼のあいさつ、感極まって思わず涙。

キャラたちが寄ってきたりお客さんから拍手や声を掛けたりして皆で二人の苦労をねぎらいます。

イベントをやり遂げたスタッフたちの気持ちが伝わる素晴らしい場面に立ち寄ることができました。

この日も最後まで残っていたのはメロン熊(北海道夕張市)、さな・せな・ぼな(長崎県佐世保市九十九島)と記念撮影。

お客さんもほとんど居なくなり日も暮れ2日間のイベントは幕を閉じます。

この日のために企画を考えて披露するキャラ、ステージの裏で走り回る運営スタッフなどイベントに関わる人たちの「ゆるキャラさみっとin羽生」に対する特別な思いというのを感じることができました。イベントでは複数のキャラが連携して即興コントをしたりダンスなどを披露したりとチームワークで皆を楽しませています。グランプリで上位に入ることが目標となりがちですが、集団で面白いパフォーマンスをすることもイベントの大事な要素ということが浸透すれば、グランプリの順位だけにとらわれず仲間同士で助け合うことがゆるキャラにとって大事なことだと伝わるかと思います。