取材

地元の人たちに愛されるご当地キャラとは何かを「カッパだよ!全員集合!!」でカッパに会いに行って実感


カッパにまつわる伝説は日本各地に存在し、中でもカッパをご当地キャラとして推している志木市では毎年カッパのご当地キャラやその仲間たちを集めて「カッパだよ!全員集合!!」と題した市民まつりを行っています。2013年に行われた「カッパだよ!全員集合!!2013」に引き続き2014年もこのイベントが行われるということで、再びカッパたちに会いに行ってきました。

志木市民まつり「カッパだよ!全員集合!!」
http://shikishishokokai.net/

市民まつりが行われる前日、志木市を探訪してみます。


早速、駅の構内にカッパを発見しました。


駅周辺にもカッパの石像が置いてあり、到着して5分で6体のカッパと遭遇です。


かっぱふれあい館を目指して歩きます。


志木駅から15分ほどでたどり着きました。


中に入るとお土産やカッパ伝説など志木の名物の資料が置いてあります。「馬を盗もうとして捕まったカッパを、和尚さんが助けて改心させた」というカッパ伝説があることがわかりました。


地元の志木市商工会ではカッピーというご当地キャラクターを作成し、着ぐるみも作っています。


近くを流れる荒川では2002年から2004年にかけてブームになった「タマちゃん」が訪れ、2011年にはタマちゃんとは別にあらちゃんと名付けられたゴマフアザラシが訪れたということで志木あらちゃんというご当地キャラクターも生まれました。


志木市内のカッパ像が置いてある場所の地図を元に、あらちゃんが出現した荒川を目指しながら途中にあるカッパの石像を巡ることにします。


銀行の前や公園などに自由きままなポーズを取っているカッパたちに出会えました。


かっぱふれあい館から荒川までは歩いて40分ほどかかるのでバスなどで移動したほうが楽です。堤防からあらちゃんの出現場所の秋ヶ瀬取水堰まではさらに500mほど歩かないといけません。


堤防から河原に降りて5分ほど歩いてようやく到着、今は釣り人が数人居るだけの静かな場所ですが、ブームの際にはたくさんの見物客が訪れたそうです。


カッパ像巡りや荒川までの探訪を終えて本日は終了、次の日の志木市民まつり「カッパだよ!全員集合!!」に備えます。


市民まつり当日は雨予報で開始時間の10時前には雨が降り始める状況、それにもかかわらずイベントの行われる市民会館パルシティホールの入り口には開場を待つ人たちが並んでいます。


開会式直前に会場入りするキャラたちの中、雨にぬれないようにかっぱを着たカパル(公益財団法人志木市スポーツ文化振興公社)を目撃。


開会の時間となりホール内では開会式が始まりました。香川武文志木市市長のあいさつでは、先日行われたゆるキャラグランプリ2014の順位(カパル108位、カッピー・志木あらちゃん769位)に触れ、周りの市からも順位について話題にされるので志木のキャラたちにはもっと頑張ってもらうようにとの激励の言葉がありました。


あいさつの後は、地元で採れた野菜などの農作物の品評会の表彰式が始まります。


品評会に出された野菜たち。


受賞した野菜は形が整っていて艶が良いという印象です。


表彰式が終わると、この日のために集まったキャラたちがステージに登場しました。


この日の司会は志木市出身の林りんこさん。


まずは地元であるカッピーと志木あらちゃんがステージの端から端まで皆にあいさつして回ります。


志木にだけ存在する珍しい桜の品種「チョウショウインハタザクラ」をモチーフに生まれたさくらちゃんも紹介されました。


カッパのコタロウ(東京都墨田区北十間川)もカッパつながりで参加。


スパンキー戸越銀次郎(東京都品川区戸越銀座商店街)はカッパのお皿を頭に付けるなど、キャラたちもカッパに化けたりとお祭りを盛り上げます。


しんじょう君(高知県須崎市)の鍋焼きラーメンの帽子をかぶるすがもん(東京都巣鴨地蔵通り商店街)、しんじょう君もカッパに化けています。


ゆるキャラグランプリ2014で2位を獲得したふっかちゃん(埼玉県深谷市)


参加キャラの紹介の締めは、この市民まつりの会場である市民会館パルシティのカパルです。


続いて屋外ステージでのイベントが始まります。通路はキャラたちが出てくるのを待つ人たちでいっぱいです。


カパルがみこしに乗ってやってきました。担いでいる人たちも笑顔でお祭りを楽しんでいます。


屋外ステージでは各キャラたちのアピールタイムが始まります。


同じころホールでは、カッパにまつわる絵本のスライドショーが行われ、カッピーと志木あらちゃんが朗読に合わせて身ぶり手ぶりで物語を演出していました。


キャラのグッズ売り場や地元の企業や商店のテントにも人がたくさんいます。


お好み焼きやイカ焼きなど、お祭りでおなじみのお店も出店されています。ご当地グルメのカッピーコロッケは行列ができるほどの人気コーナーです。


カッピーコロッケは、具にはさくらの花びらの塩漬けときゅうりの柴漬けなどが入っておりさくら色に染まっていました。


カッピーコロッケを食べている山田るまさんに遭遇。


こちらは串カツぴー、豚肉とタマネギの串カツにピーナッツがまぶしてあり、ソースはマヨネーズにほうれん草を加えてカッパを表現しています。


カッピーやきそばは多めのキャベツと桜漬け大根で、カッパとさくらを表現していました。


つきたてのお餅の販売もあります。


飲食店以外にも工作教室やバルーンアートのコーナーなどもあり、子供から大人までさまざまな人たちが好きなコーナーでお祭りを楽しんでいます。


この日はご当地キャラ以外にも、スター・ウォーズの帝国軍のコスチュームで地域貢献活動などをしている第501軍団日本部隊が参加しており会場内を行進。


食事をしている間にもステージに移動するキャラたちが見られました。これは2013年のゆるキャラグランプリ1位のさのまる(栃木県佐野市)。


埼玉近隣だけでなく遠くの県からもキャラが参加しており、手を振っているのはいが☆グリオ(三重県伊賀市)。


うどん脳(香川県)は女子化してツル子ちゃんになっていました。


イベントは盛りだくさんで、キャラたちは休憩の間もないほどのスケジュールをこなします。ホールのステージではGCB47によるライブが始まりました。


GCB47は、1年前にこの場所でデビューしたバンドで、特別メンバーのふなっしー(千葉県船橋市)からもお祝いのメッセージが届いています。


ボーカルの石田洋介さんとベースを弾くカパル。


曲のサビで盛り上がる瞬間、ちょうせい豆乳くん(日本豆乳協会)がジャンプ、カパルに見事にかぶりました。


会場はお客さんでいっぱい、写真を撮る人や手拍子をする人たちで思い思いに盛り上がっています。


その頃、カッピーはぶーちゃ、(狭山茶)とホールの裏でデート。


ライブが終わり、カパル体操をみんなで踊っていますが……


カッピーは壁ドンをしていました。


お祭りも終盤、柳太鼓の演奏が始まります。


ライブを終えてから30分ほどしか経過していませんが、キャラたちが次々と現れ踊りの輪に入り踊ります。


カパルは振り付けもしっかり覚えていて見事な踊りを披露。


踊りに参加していなかったキャラも記念撮影会などファンサービスをしています。


あっという間に全てのイベントが終わりました。最後は控室に帰って行くキャラたちをお見送りです。


最後の最後、エレベーターの扉が閉まるまで多くのファンが見送っていました。


志木市に伝わるカッパ伝説のカッパたちは、市民だけでなく皆に愛されるご当地キャラとなっています。


地元の人たちに愛されているご当地キャラが居る地域では、地元の人たちがキャラたちと一緒になってイベントを楽しむ光景を見ることができます。ご当地キャラの地元を訪れ、アピールしている名物や名産などを見たり味わったりすることがご当地キャラたちへの一番の応援となりますので、何か気になるご当地キャラがいるかたは、その地域のイベントの予定に合わせて旅行などの計画を立ててみてはいかがでしょうか。

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in 取材, Posted by darkhorse_logmk

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