砂漠に混沌とした架空都市を作り出す巨大イベント「バーニングマン 2013」、全記事一覧まとめ
「誰にでもオープンであること」「ギフト文化の推進」「商業主義から脱却すること」「徹底的に自立すること」「自己表現を究めること」「ともに協力すること」「社会人としての責任を果たすこと」「あとを残さないこと」「参加すること」「現場での体験を大事にすること」という10の原則を掲げ、砂漠に1週間の間直径2.4kmの架空都市を造りだし、参加者があらゆる表現を行うバーニングマンの2013年のテーマはカーゴ・カルト。宇宙船に乗ったザ・マンをはじめ、さまざまな作品やパフォーマー、アートカー、奇抜な衣装の人々であふれ、混沌としていたバーニングマンの様子をまとめてみました。
日本を出発して約12時間後、アメリカ・ネバダ州リノに到着。
空港には「ようこそ、バーニングマンへ」の垂れ幕があり、町全体でバーニングマン押し。
バーニングマンで必要なものはリノの町で購入していくのですが、スーパーマーケットであるウォルマートには対砂漠用のゴツいタイヤの自転車も売っていました。
夜な夜なパーティーが行われているバーニングマンですが、朝日を見るために早起きしてテンプルにやってきている人も多いです。
テンプルの回りでチョウの格好をして踊る女性たち。
優雅です。
バーニングマン会場で結婚式を行うカップルも何組かありました。
友人たちに囲まれながら、愛を誓いあう2人。
ろうそくや写真などがじゅうたんの上に置いてあります。
誓いのキス。
朝日が昇り……
結婚した2人を囲んでぐるぐる回ります。
抱擁。
音楽を奏でる人や……
お茶を飲む人の姿も発見。
それぞれに朝日を眺めます。
人々が祈りを捧げるテンプルは、バーニングマン後半には参加者の思い出でいっぱいになっていました。
至るところにメッセージが書かれたり、写真が貼られたりしています。
祭壇に集まる人々。
物がいっぱい。
千羽鶴もいくつか飾られていました。
バーニングマン会場では気球も飛んでいます。
気球が繋がれている糸の先には釣り竿を持つ人の姿。
サーカス?と思ってしまうような大きな自転車に乗っている人もよく見かけました。
大がかりなアート作品や施設だけでなく、町の至る所にいろんなものがあります。こちらは願いを叶える場所。
石に自分の願いと名前、バーニングマン会場であるブラックロックシティ(BRC)内の住所を書いて穴の中に入れておくと、他の人が願いを見つけて叶えてくれるという仕組み。また、自分でも穴の中にある願いを探して、叶えられる願いを見つけましょう。
穴の中には願いが書かれた石がいっぱい。
「30代のうちに成功する」、これはちょっと手伝えそうにありません。
町の中には公衆電話もありました。
北アメリカ内、3分以内であれば無料で電話をかけることができるようです。
広大な砂漠の中にぽつりぽつりと立つブース。
「Advice」の文字を掲げており、人生相談を承っているようです。
絵を体に描いてもらっている人の姿もよく見かけました。
自分のために音楽を演奏してくれる人もいます。
土曜日にバーニングマンのシンボルであるザ・マンが燃やされますが、日曜日の夕方になっても火は消えていませんでした。
自分の作品で余った木材などを投げ入れる人もいました。
そしてバーニングマンが終わった翌日の早朝5時半、「日が昇ったら帰宅する人で混むに違いない……」と思い早めに出発したのですが、すでに会場出口付近は帰宅するバーナーたちでいっぱい。
初めの方はスムーズに進んだため「チケットのチェックも検問もないから、案外すぐに出られるかも?」という甘い期待を持ったのですが、予想を裏切り、出口近くになって一向に動く気配を見せない車たち。
日が昇ったころには背後にものすごい列ができていました。
バーニングマン会場からフリーウェイに出るまでは10車線ほどあるのですが、最終的に車線が1つになるため、検問もチケット確認もなくとも道がものすごく混むようになっていました。キャンプをしていた場所を出発したのは朝の5時半だったのですが、バーニングマン会場をようやく出たころには既に11時半を回っており、会場を出るのに約6時間かかった計算。 編集部員が会場を出た頃には列がさらにすごいことになっていたので、帰りの飛行機のチケットは時間に余裕を持って取りましょう。
さらに近隣の町で速度制限があるため、フリーウェイに出た後もゆっくりしか車は進まないのでした。
ということで、「バーニングマン 2013」のまとめは以下から。
◆2013年08月27日 11時44分53秒
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◆2013年08月27日 15時00分24秒
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◆2013年08月27日 14時00分25秒
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◆2013年08月29日 15時00分10秒
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◆2013年08月29日 13時10分56秒
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◆2013年08月29日 11時00分15秒
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◆2013年08月28日 14時00分11秒
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◆2013年08月28日 10時49分19秒
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お金の存在しない「ギフト」文化の町で1日を過ごすとどうなるのか?レポート~後編~
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そして気になる通信環境ですが、砂漠のど真ん中に町が作られるため外界と遮断されるかと思いきや、カフェなどではWi-Fiが使える場所もあり、参加者によって公衆電話も設置されているため、連絡を取ろうと思えば会場からでも問題なく外の人々と連絡できるようにはなっていました。また、2013年のバーニングマンは嵐に見舞われることもなく穏やかな気候で、朝方になると少し冷えましたが夜寝袋を着ると暑いと感じる日もあるくらいでしたが、年によっては「昼間は何もする気が起きないくらいに暑く、夜は身につけられるものを全部身につけてもまだ寒い」という時もあるそうなので、参加する際には砂漠という環境を甘く見ず、しっかり準備をすることが大切です。
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