取材

砂漠の中のコストコで得られるのは物ではなくプライスレスな友情でした


ヒッピー文化を体現するバーニングマンの会場であるブラックロック砂漠では基本的にお金を使ったやりとりは禁止なのですが、日本でも知られているスーパーマーケットのコストコ「Costco Soulmate Outlet」を発見。厳しい環境である砂漠で生活を送っていたため、わらにもすがる思いで中に入ったところ、日本では考えられないタイプのコストコでした。

お店の前にはポストが設置されています。ただの飾りなのか、実際に郵便物が届いているのかは不明です。


コストコの外観はこんな感じで、大きなテントを張っただけ。実際に中に入ってみます。


店内には「Tuesday:TuTu Tuesday(火曜日:チューチューチュ-ズデイ」などと書かれた看板を発見。看板を見ても一体何を販売しているのか全く想像がつきません。


店内に入ってすぐ左手のスペースに置かれたソファでは、人々がおしゃべりを楽しんでおり、食べ物などの商品は一切見当たりません。


ソファ席の一番奥にてバーを発見。どうやら飲み物は調達できるようです。


みなさん仲よさそうにリラックスムード。


一般的なコストコと違いすぎるため、入口にある受付に戻って話を聞いてみると、Costco Soulmate Outletはアウトレットではあるのですが、商品を置いてあるのではなく、ソウルメイト、いわゆる友達を作ったりする出会いの場であることが判明。これでチューチューチューズデイなど全ての謎が解けました。受付で名前などの必要情報を登録し、出会いの場へと出発するというわけです。


なお、薪を持っていくと、人が受付に並んでいても優先して案内してもらえるとのこと。


破格の値段で商品を販売しているコストコですが、バーニングマンでは人との出会いをプライスレスで提供していました。従業員に敬意を払うホワイト企業であるコストコだからこそ、バーニングマンという資本主義からかけ離れた空間に出店できているのかもしれません。

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in 取材, Posted by darkhorse_log

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