サイエンス

「蚊に刺されやすい人」に多い体臭や皮膚に存在する細菌の種類が明らかに


世の中には蚊に刺されやすい人が存在しており、「複数人で同じ場所にいるのに、なぜか自分にばかり蚊が寄ってくる」と感じている人もいるはず。蚊が誰の腕に引き寄せられるのかを調べた実験により、蚊が寄ってきやすい人に多い体臭や細菌の種類が明らかになりました。

Individual humans are more attractive to certain mosquito species: iScience
https://www.cell.com/iscience/fulltext/S2589-0042(26)02384-9

You're Not Imagining It – Some People Really Are More Attractive to Mosquitoes, Study Shows : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/youre-not-imagining-it-some-people-really-are-more-attractive-to-mosquitoes-study-shows

蚊に刺されると単にかゆくなって赤く腫れるだけでなく、時にはマラリアやデング熱といった危険な病気を媒介することもあります。年間では100万人以上が蚊によって媒介された病気で亡くなっていると推定されていることから、蚊がどのような人を狙うのかを調べることには非常に重要です。

そこで、アメリカのフロリダ国際大学の科学者らが主導した研究では、119人の被験者を募って「オルファクトメーター(嗅覚計)」というチューブ状の装置に腕を入れてもらいました。オルファクトメーターは匂いを測定するための装置であり、今回はチューブの手を入れる側と反対側にネッタイシマカ(Ae. aegypti)ヒトスジシマカ(Ae. albopictus)ネッタイイエカ(Cx. quinquefasciatus)という3種類の蚊を導入し、それぞれの蚊がどの人に引き寄せられるのかを調べました。

実験の概略図が以下。人間の腕をオルファクトメーターに入れて、逆側に3種類の蚊が入れられます。


これまでの研究から、蚊が人間の匂いや呼気といったシグナルに引き寄せられることはわかっていましたが、体臭の微妙な違いがどのように影響するのかを調べることは困難でした。その理由のひとつは、人間の体臭が複雑な構造をしているためです。

人間の体臭は、皮膚上にある無臭の分泌物が皮膚に存在する細菌との相互作用して、揮発性有機化合物(VOC)というガスに変化することで形成されます。人間の皮膚には1000種類以上のVOCが存在すると考えられており、これらが特定の匂いとどのように関連しているのかを理解するのは難しいとのこと。

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in 無料メンバー,   サイエンス,   生き物, Posted by log1h_ik

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