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Googleの極秘研究機関「X」がスタッフ数十名を解雇


Googleは2024年に入ってからハードウェア部門や音声アシスタント部門で人員整理を実施したほか、2024年1月17日には広告営業チームの従業員数百人の解雇を発表しました。新たに、Googleの親会社「Alphabet」の傘下で活動している研究企業「X」でも数十人規模の人員整理が進んでいることが報じられています。

Google Layoffs Saga Continues as Alphabet’s X Cuts Dozens of Jobs, Seeks Funds - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/articles/2024-01-22/google-layoffs-saga-continues-as-alphabet-s-x-cuts-dozens-of-jobs-seeks-funds

XはGoogleの研究チーム「Google X」を前身とする企業です。XはGoogle X時代からスマートグラス「Google Glass」や完全自動運転車「Waymo」、気球を用いたインターネットシステム「Project Loon」、血糖値をモニタリングするコンタクトレンズ型デバイス「Verily」、配達ドローン「Wing」など多種多様な製品を開発してきました。Xのプロジェクト一覧は、以下のページでも確認できます。

Projects - X, The Moonshot Factory
https://x.company/projects/


Xでは多様なプロジェクトが進められていますが、軌道に乗ったプロジェクトを企業としてスピンアウトさせるにはAlphabetの少ない枠を奪い合う必要があり、ボトルネックとなっているとのこと。Xはボトルネックを解消するために外部の投資家からの資金調達計画を進めていました。

海外メディアのBloombergが関係者から得た情報によると、Xは外部の投資家から資金を調達するために数カ月にわたって交渉を続けているとのこと。従業員の解雇は投資家との交渉の一環として実施される予定で、サポートスタッフを中心に数十人のスタッフが解雇の対象となるとされています。

また、Bloombergは、Xを率いるアストロ・テラー氏が従業員に対して「私たちは、より多くのプロジェクトを独立した企業としてスピンアウトさせることに注力しています。私たちは金融パートナーとの協力体制を広げるために、無駄のないチームと資本効率を引き続き重視します」という内容のメールを送付したとも報じています。

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in メモ, Posted by log1o_hf

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