ソフトウェア

Appleがアプリ開発者向けに「条件付き価格設定」を導入、サブスクユーザーに別サブスクの割引価格を提示可能に


Appleは2023年12月15日に、開発者に対してApp Storeでサブスクリプションサービスの条件付き割引料金を設定可能にすることを発表しました。

Announcing contingent pricing for subscriptions - Latest News - Apple Developer
https://developer.apple.com/news/?id=6e9odqgu


Apple is testing App Store discount packages so developers can pull users into more subscriptions
https://www.engadget.com/apple-app-store-developers-contingent-pricing-for-subscriptions-222205906.html


Apple announces new 'contingent pricing' feature for App Store subscriptions - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2023/12/16/apple-contingent-pricing-app-store-feature/

Appleが発表した「条件付き価格設定」とは、特定のサブスクリプションサービスに登録しているユーザーに対して、別のサブスクリプションサービスで割引価格を提示することができるようになるというものです。


海外メディアの9to5Macは「条件付き価格設定」の例として「Ocean Journalのサブスクリプション登録者に対し、通常月額5.99ドル(約850円)のMountain Climberのサブスクリプションを月額4.99ドル(約700円)で提示可能になるといったもの」と述べています。

Appleは条件付き価格設定について「新規サブスクユーザーを引きつけて維持するのに役立つ新機能です。ユーザーがあるサブスクリプションに登録している限り、別のサブスクリプションを割引料金で使用することができます」と紹介しています。


また、Appleは条件付き価格設定を「1人の開発者または2人の異なる開発者からのサブスクリプションに適用できます」と述べており、同じ開発者のサブスクリプションサービスでなくとも、条件付き価格設定の恩恵を受けることができると強調しています。

サブスクリプションの条件付き価格設定についてAppleは「現在は試験的にこの機能を導入しており、今後数カ月のうちに多くの開発者に提供予定です」と述べています。さらに、条件付き価格設定に関心を持つ開発者に対して、ウェイトリストへの登録を促すとともに、2024年1月にさらなる詳細情報を発表することを案内しています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
Adobeがダークパターンでユーザーをだまし12カ月間契約をさせているとして海外で話題に - GIGAZINE

Appleが2023年第3四半期決算を発表、総売上高は818億ドルで前年同期比1%減&10億件を超える有料サブスクでサービス部門は過去最高の収益を記録 - GIGAZINE

Appleが「iPhoneのサブスク販売プラン」を計画中という報道 - GIGAZINE

サブスク・定期購入を自動更新にしているとAppleのアプリ開発側で自動値上げが可能に - GIGAZINE

サブスクリプションをキャンセルする方法の難度を高めるのは「顧客がうっかり間違ってキャンセルしてしまうのを防ぐユーザー保護のための機能」と業界団体が語る - GIGAZINE

in ソフトウェア, Posted by log1r_ut

You can read the machine translated English article here.