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Appleが2023年第3四半期決算を発表、総売上高は818億ドルで前年同期比1%減&10億件を超える有料サブスクでサービス部門は過去最高の収益を記録


Appleが2023年第3四半期(4~6月)の決算を発表しました。Appleの四半期売上高は約818億ドル(約11兆6700億円)で、前年同期比1%減でした。また、iPhoneやiPadなどハードウェア製品の売上高は前年同期よりも減少したものの、10億件を超える有料サブスクリプションによって、サービス部門は過去最高の売上高を記録しました。

Apple reports third quarter results - Apple
https://www.apple.com/newsroom/2023/08/apple-reports-third-quarter-results/


Apple (AAPL) Q3 earnings: Live updates
https://www.cnbc.com/2023/08/03/apple-earnings-live-updates.html

Appleの2023年第3四半期(赤枠)における総売上高(Total net sales)は817億9700万ドル(約11兆6730億円)で、前年同期の829億5900万ドル(約11兆8390億円)から1%減となりました。純利益(Net income)は198億8100万ドル(約2兆8350億円)で、前年同期比で2.3%増となりました。


売上高をカテゴリーごとに分類したものが以下。赤枠で囲まれた数字のうち、左側が2023年第3四半期で、右が2022年第3四半期のものです。iPhoneの売上高は396億6900万ドル(約5兆6580億円)で、前年同期比で2%の減少。Macの売上高は前年同期比7%減の68億4000万ドル(約9760億円)でした。さらにiPadの売上高は57億9100万ドル(約8260億円)で、前年同期比で20%減となりました。


ティム・クックCEOは決算発表の場で「アメリカのスマートフォン業界は厳しい状況にあります」と語る一方で、「特に中国ではAndroid端末からiPhoneに移行する『スイッチャー』が多いようです」と述べました。

ハードウェア関連の売上高が前年同期比で軒並み減少をみせている中、ウェアラブルデバイス・スマートホーム・アクセサリ関連(Wearables, Home and Accessories)の売上高は82億8400万ドルで、前年同期比で約2.5%増。サービス(Services)部門は212億1300万ドル(約3兆250億円)で、前年同期比で8.2%増となりました。


Appleの最高財務責任者(CFO)であるルカ・マエストリ氏は「マクロ経済の影響もあり、2023年第3四半期は全体の売上高が縮小するだろうと予想していました。しかし、実際は予想よりも好調で、Appleの全体的な経済状況が改善しているとみています」と述べ、「2023年第4四半期(7月~9月)についてはもう少しよくなるはずです」という見通しを示しました。

また、クックCEOは「10億件を超える有料サブスクリプションのおかげで、2023年第3四半期にサービス部門で過去最高の収益記録を達成したことを報告できることをうれしく思います。また、iPhoneは堅調に売れており、新興国市場でも引き続き好調な様子がみられました」とコメントしています。

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in モバイル,   ネットサービス, Posted by log1i_yk

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