Thunderbirdがカレンダーのデザインを刷新する最新アップデート「Supernova」を発表
Mozillaが開発しているメールソフトのThunderbirdが、さまざまな新機能を盛り込んだThunderbirdのアップデートである「Supernova」を2023年にリリースすることを発表しました。Supernovaの目玉はカレンダーのUIの刷新とのことで、発表と同時に新たなカレンダーの見た目のモックアップも公開されています。
Thunderbird Supernova Preview: The New Calendar Design
https://blog.thunderbird.net/2022/11/thunderbird-supernova-preview-the-new-calendar-design/
これが、「Supernova」で刷新されるThunderbirdのカレンダーです。なお、このスクリーンショットは開発中の画面なので、フォントサイズが一定ではないことなど実際のものとは見た目が異なる部分がある点に留意して欲しいとのこと。また、この画面は「ライトモード」のものですが、「ダークモード」や「ハイコントラストモード」のデザインも近日中に公開予定です。
新たなカレンダーでは、ダイアログやポップアップ、ツールチップなどのカレンダーに付随する全ての要素のデザインが新しくなります。また、視覚的な変更のほとんどはユーザーによるカスタマイズが可能です。
1週間の予定を見る「Weekly View」のデザインはこんな感じ。カレンダー部分の左右を見ると、土曜日と日曜日の表示が小さいことが分かりますが、これは週末の部分を折りたたむことでスペースを節約する機能によるものです。また、スクリーンショットでは上部にあるツールバーが空ですが、これも自由にカスタマイズすることができます。
以下は、1日の予定を表示する「Daily View」です。新しいThunderbirdのカレンダーでは「アイコンを隠す」「色を変更する」「週末を折りたたんだり完全に非表示にしたりする」といったカスタマイズが可能です。また、中央や右上にある検索ボックスにはホットキーのヒントが追加されました。
個別の予定を見る「Event View」も刷新され、場所や参加者などが小見出しにより一目で確認できるようになりました。参加者のリストは、出席状況に応じてソートすることも可能です。予定は、デフォルトでは1クリックで表示し2クリックで編集に入ることができますが、1クリックで編集できるように変更する設定項目も追加予定です。
Thunderbirdは「忙しい毎日だからこそ、新しいカレンダーのデザインは見た目も使い勝手も快適にしたいと考えています。この新しいカレンダーのデザインなら、ユーザーが1日の重要な事柄をより効率的に分類し、整理し、消化するのに役立つことでしょう」と述べました。
・関連記事
メールソフト「Thunderbird」が2億5000万円超の寄付金やその使い道を示す2020年の財務報告書を公開 - GIGAZINE
老舗メールクライアント「Thunderbird」のAndroid版が「K-9 Mail」を統合して近日登場 - GIGAZINE
新機能や改良点が満載の「Thunderbird 102」が登場 - GIGAZINE
Mozillaが無料メールソフト・Thunderbirdを切り離そうと四苦八苦していることが判明 - GIGAZINE
Mozillaのメーラー「Thunderbird」プロジェクトが完全子会社化、Mozilla Corporationから切り離される - GIGAZINE
要望から21年の時を越えてThunderbirdに新しい暗号化機能が実装される - GIGAZINE
・関連コンテンツ