ソフトウェア

新機能や改良点が満載の「Thunderbird 102」が登場


Mozillaが2022年6月28日に、無料メールソフトの最新バージョンである「Thunderbird 102」をリリースしました。約1年ぶりのメジャーリリースとなる今回のアップデートでは、アドレス帳の大幅な改善や新しい「Spacesツールバー」、メールの要点が一目で分かるヘッダーのデザイン刷新などが盛り込まれています。

Thunderbird 102 Released: A Serious Upgrade To Your Communication
https://blog.thunderbird.net/2022/06/thunderbird-102-released-a-serious-upgrade-to-your-communication/

◆新しいアドレス帳
Thunderbird 102の目玉機能の1つは、新しいくデザインされたアドレス帳です。ビジュアルの刷新により新しい情報フィールドが追加され、やりとりをする相手についてのデータが一目で分かるようになりました。


また、電子名刺ファイルの標準規格であるvCardに対応しており、GoogleコンタクトのアプリやAndroidスマートフォンからvCard形式でエクスポートした連絡先をスムーズにThunderbirdに導入することができます。


◆Spacesツールバー
新しくウィンドウの左端に追加されたSpacesツールバーでは、メール・アドレス帳・カレンダー・タスク・チャット・インストールしたアドオンを選択可能。好みのカラーにカスタマイズすることができるほか、畳んで左上の小さなボタンからアクセスすることもできます。


◆新しいインポート/エクスポートウィザード
以前は、Thunderbirdにアカウントのデータを入出力する際はアドオンが必要でしたが、Thunderbird 102からはビルトイン機能になりました。これにより、ウィザード形式でOutlookやSeaMonkeyなどのメールクライアントからの移行がスムーズにできるようになりました。


◆ヘッダーのデザイン変更
また、ヘッダーのデザインの変更により、メールを読む際に重要な情報が強調表示されるようになりました。


記事作成時点では、Thunderbird 102は1つ前のバージョンにあたるThunderbird 91.11.0からの自動アップデートはされないので、使うには公式サイトから直接ダウンロードする必要があります。Thunderbirdによると、将来的には以前のバージョンからのアップデートが提供される予定とのことです。

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in ソフトウェア, Posted by log1l_ks

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