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最大48コアCPU&152コアGPU&256GBメモリ搭載のApple Silicon・Mac ProをAppleが計画


Appleは2020年に発表した通り、着々と独自開発のプロセッサ・Apple Siliconへの移行を進行中です。Appleが最初に発表したApple Siliconが「M1」チップで、M1の高性能版となる「M1 Pro」と「M1 Max」、M1の最上位モデル「M1 Ultra」、さらに2022年6月には次世代チップの「M2」まで登場しています。Appleはこれらのチップを搭載したさまざまなMacをリリースしていますが、Macの中で最もハイエンドなMac Proは記事作成時点ではApple Silicon搭載モデルが登場していません。しかし、BloombergがApple Silicon搭載Mac Proが登場する可能性を報じています。

Should I Buy the New iPad Pro? What’s New About Apple’s Base Model iPad? - Bloomberg
https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2022-10-23/should-i-buy-the-new-ipad-pro-what-s-new-about-apple-s-base-model-ipad-l9lejqfk

Here are specs of the Apple Silicon Mac Pro being tested
https://9to5mac.com/2022/10/23/mac-pro-specs-apple-silicon/

Apple関連のリーク情報でおなじみのマーク・ガーマン氏によると、Appleは14インチと16インチのMacBook Pro、Mac mini、さらには全く新しいMac Proのリリースを準備しているとのこと。このうち、14インチと16インチのMacBook Proは、新しいM2 ProとM2 Maxを搭載することになるとガーマン氏は指摘。ガーマン氏によると、M2 Maxは8つの性能コアと、4つの効率コアからなる12コアCPUと、38コアのグラフィックスコア、64GBのメモリ(RAM)を搭載するSoCになるそうです。M2 ProとM2 Maxは、14インチと16インチのMacBook Proのどちらにも搭載することが可能となります。


なお、現行の14インチおよび16インチのMacBook Proは、M1 ProあるいはM1 Maxを搭載したモデルです。

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さらに、AppleはM2搭載の新しいMac miniのリリースにも取り組んでいるとのこと。Mac miniに搭載されることとなるM2は、M2 ProやM2 Maxとは異なり2022年6月に発表されたノーマル版のM2を搭載することとなる模様。

なお、現行モデルのMac miniはM1チップを搭載している2020年に発表されたもの。

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ガーマン氏によると、Mac ProはAppleが社内でテスト中だそうです。Mac Proに搭載されるSoCは、CPUのコア数が24コアあるいは48コアとなり、GPUは76コアあるいは152コア、メモリ(RAM)は最大256GBになるとのこと。このSoCがM2シリーズとなるのかは不明ですが、構成の一例として「24コアCPU(16の性能コアと8の効率コア)、76コアGPU、192GBメモリ」が挙げられています。なお、テスト中の試作機ではmacOS Ventura 13.3が実行されているそうです。

現行のMac Proは2019年に発表された以下のモデル。CPUおよびGPUのコア数はテスト中のApple Silicon搭載モデルの方が多いですが、メモリの容量は現行モデルが圧倒しています。

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ガーマン氏によると新しいMacBook ProとMac miniは今後数カ月以内に発売される予定ですが、Mac Proは2023年まで発表予定はない模様です。

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in ハードウェア, Posted by logu_ii

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