「Mac mini」がM1チップ搭載でグラフィックス性能が6倍向上、「Mac miniでできるとは夢にも思わなかったことが可能に」
Apple初のApple Siliconとなる「M1」を搭載した「Mac mini」も発表されました。2020年11月17日発売で、価格は税別7万2800円からです。
Mac mini - Apple(日本)
https://www.apple.com/jp/mac-mini/
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「今日M1をもう1つの愛されているMacに搭載します」ということで……
登場したのは……
Mac mini。M1システムオンチップ設計がもたらすとてつもないレベルの統合によって、コンパクトなデザインの中に驚くほどのパフォーマンスと性能を組み込んだとのこと。
Mac miniについて話だす、ハードウェアエンジニアリングシニアマネージャーのJulie Broms氏。
Mac miniは驚くほどコンパクトな形状でMacのデスクトップ体験を提供します。ユーザーはMac miniのパフォーマンスと汎用性を愛しているとのこと。
在宅オフィスからホームシアター、スタジオ、レンダーファームなど、幅広い用途でMac miniは利用されます。
新たにM1を搭載したことで、Mac miniはM1の8コアのCPUによってCPUのパフォーマンスが全世代のクアッドコアモデルと比べて3倍高速になりました。
パフォーマンスの大きな飛躍です。
またグラフィックス性能が6倍向上。
「以前はMac miniでできるとは夢にも思わなかったことが可能になりました」
Unityでグラフィックを駆使するゲームをデザインしたり……
作業が終わった後にバルダーズゲート3のようなゲームをプレイしながらグラフィックの設定を上げることが可能。
ずば抜けたパフォーマンスを提供するMac miniは、同価格帯で最も売れているデスクトップパソコンと比べるとMac miniはたった10分の1サイズで5倍も高速とのこと。
また機械学習のパフォーマンスが前世代より最大15倍も高速になり、機械学習のワークロードが飛躍的に進歩しました。
これは新しいMac miniが機械学習による革新的な機能を強化することを意味しています。
例えばPixelmator Proで写真の解像度を上げてシャープネスと細部を向上させることもできます。
M1によって高速化されたTensorFlowやCreate MLといったディープラーニングテクノロジーを活用する人々にとって素晴らしいマシンになる、とBroms氏。
先進的な熱設計によって、そのパワーと機能にもかかわらず、価格は抑えられているとのこと。
Mac miniの価格はわずか699ドル(約7万4000円)から。日本での販売価格は256GBのストレージを搭載したモデルが税別7万2800円から、512GBのストレージを搭載したモデルが税別9万2800円からです。
前世代と比べて100ドル(約1万1000円)の値下げとなっています。
「これは私たちが今まで作った中で最も素晴らしいMac miniです」
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