YouTubeで頻発する「量産型コンテンツ誤認定からの収益化停止措置」に対抗する収益化手法が人気YouTuberによって編み出される

YouTubeは「量産型コンテンツ」を投稿し続けるユーザーを自動検知してパートナープログラムを停止する措置を行っています。しかし、明らかに量産型コンテンツではない動画が誤検知されてパートナープログラムを停止される事態が頻繁に発生しているのが現状です。そんな量産型コンテンツ誤認定に対する反論手続きの方法や対抗措置について、「手子商事開発」シリーズなどで人気を集めるニコニコ動画やYouTubeで活動するクリエイターのテコまる氏が解説動画を投稿しています。
Youtube収益停止に対する反抗システム - ニコニコ動画
Youtube収益停止に対する反抗システム(2期EX2話) - YouTube

テコまる氏は自身の動画が量産型コンテンツとみなされてパートナープログラムを停止されたことを2026年5月1日に報告しました。YouTubeは再審査請求の仕組みを用意しており、請求には「動画の作成過程を説明する5分未満の動画」を限定公開する必要がありました。

テコまる氏は「再審査請求用に作成した動画」を動画内で公開しています。手子商事開発シリーズの構成が似ている点を認めた上で、動画ごとにテーマやアプローチが異なる点を強調。さらにテコまる氏は動画のメイキングについても解説。人気クリエイターによる動画制作工程の解説という点で非常に興味深いものとなっています。ボイスは全て一人で収録し、全てのBGMについてもテコまる氏が作曲しているとのこと。

ところが、再審査の結果は「量産型コンテンツ」で変化なし。メールでの問い合わせも「公平性を保つため」としてテンプレート的な文章が返信されるのみという模様。チャットサポートも「再審査済みで特別対応はできない」と取り付く島もありません。

しかし、動画には広告が付いたままです。つまり、視聴者がテコまる氏の動画を再生すると広告が表示されますが、テコまる氏に収益が還元されることはなく、YouTubeだけが利益を得る構図となっているわけです。

そこで、テコまる氏はパートナープログラムを停止された状態でも収益を受け取れる方法を編み出しました。まず、テコまる氏が作曲したBGMについて著作権管理団体に管理を委託します。すると当該BGMを使用しているテコまる氏の動画に著作権侵害の申し立てが行われます。

視聴者が動画を再生すると広告収益が発生しますが、著作音源を使用している場合は収益の一部が著作権料として著作権申し立て人に支払われます。そのため、テコまる氏は著作権管理団体を通して発生した収益の一部を受け取ることが可能というわけです。

なお、テコまる氏はこの動画を投稿して3日後の2026年5月9日に理由は不明ながら再び収益化できたことを報告しています。ただし、今回の件でYouTubeへの不信感を抱いたということで、YouTubeについて「不安定な環境」「復帰しようが長居したくない」ともコメントしています。
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