AppleがM1チップの次世代版となる「M2」を発表、第2世代5nmテクノロジーでトランジスタ数は200億に到達
Appleが開催している開発者向けイベントWWDC22の中で、Mac向けの独自開発SoCであるMシリーズの次期メジャーバージョンとなる「M2」が発表されました。
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続いて「Mac」について。
Appleの独自開発シリコンの次世代版となる「M2」が発表されました。
M2はMシリーズの第2世代チップで……
消費電力を最小限に抑えながらパフォーマンスを最大化することが可能。
M2は強化された第2世代5nmテクノロジーを用いて製造されることで……
トランジスタの数は200億に到達。これはM1から25%増加という数字になります。
さらに、メモリの帯域幅は100GB/sとなり、M1から50%増となります。
ユニファイドメモリは最大24GB
CPUは8コアで……
性能コアが4コア、効率コアが4コア
M1チップと比較するとCPUパフォーマンスは18%向上
10コアCPU搭載のPCと比べると消費電力は4分の1で済みます。
M2は12コアチップのピーク時のパフォーマンスの約90%をわずか4分の1の電力で発揮可能
GPUは10コア
M2はM1と同じ電力レベルでグラフィックパフォーマンスが最大25%高く……
同じ電力レベルなら2.3倍高速なパフォーマンスを発揮可能に。
10コアGPUを搭載したPCのわずか5分の1の電力で同等のパフォーマンスを実現できます。
M2は次世代のSecure EnclaveとNeural Engineも搭載
パフォーマンスはM1から40%以上増加
さらに、H.264とHEVCの8Kビデオに対応したパワフルなProResビデオエンジンも搭載
これにより、複数の4Kムービーと8Kムービーを取り扱うことも可能となります。
M2チップの詳細をまとめた画像が以下。
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