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ビットコイン価格の下落を受けてエルサルバドル大統領がビットコインの大量購入を発表


2021年9月20日にビットコイン価格は8月以降の最低額を記録しましたが、この期にエルサルバドルはビットコインを大量に購入したことが判明しました。エルサルバドルの大統領であるナジブ・ブケレ氏はTwitterに「レートの急落時に購入すれば、誰もあなたに勝つことができません」と投稿しています。

El Salvador buys 150 more bitcoins, worth $6.8 million
https://www.theblockcrypto.com/linked/118055/el-salvador-bitcoin-btc-buy-150-more

Bitcoin price flash crash prompts El Salvador president to ‘buy the dip’ | The Independent
https://www.independent.co.uk/life-style/gadgets-and-tech/bitcoin-price-latest-el-salvador-b1923245.html

中国の不動産開発大手である中国恒大集団が巨額の債務不履行(デフォルト)リスクに直面しているという警戒感の高まりを受け、上海と香港をはじめアジアの株式市場が大幅安となり、2021年9月20日にビットコイン価格が4万2000ドル(約460万円)を割ったことが報じられています。これは8月初頭以降の最低価格とのこと。

一方、世界で初めてビットコインを法定通貨としたエルサルバドルの大統領であるブケレ氏はTwitterに「価格の下落を受けて私たちは新たに150ビットコインを取得しました。これでエルサルバドルは700ビットコインを持つことになります」と投稿しました。記事作成時点で1ビットコインは約468万円なので、150ビットコインは約7億円、700ビットコインは約32億7000万円に相当します。


またブケレ大統領は「レートの急落時に購入すれば、誰もあなたに勝つことができません」「大統領のアドバイスです」ともツイート。なお、エルサルバドルでビットコインが法定通貨となって以降、ビットコインの価格は16%下落しているとのこと。


エルサルバドルでは2021年9月7日以降、世界で初めてビットコインが国の法定通貨となりました。しかし、依然として反対の声は大きく、抗議デモが続いているほか、ビットコインウォレット「Chivo」のATMへの放火も起こっています


9月7日にビットコインが法定通貨となる前には、市民に説明が行き届いておらず「準備不足」の声が上がっていました。

世界で初めてビットコインを法定通貨とするエルサルバドルで何が起こっているのか? - GIGAZINE


ここ数週間においては、一般市民がビットコインを利用できるようウォレットアプリ・Chivoが導入されたほか、Chivoアプリに登録した人が30ドル(約3300円)を受け取れる取り組みを開始。またビットコインから米ドルへの交換を容易にするために1億5000万ドル(約164億円)の基金を創設するための法律も可決されています。加えて、政府はアメリカからの送金を容易かつ安価にするためにChivoのATMをアメリカ国内に設置するといった取り組みも行っています。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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