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P2Pの「分散型ビットコイン取引所」を作るとTwitterのジャック・ドーシーCEOが発表


TwitterのCEOであるジャック・ドーシー氏が2021年8月28日に、「仲介が不要なピアツーピア(P2P)トランザクションで法定通貨とビットコインの取引を可能にする暗号資産取引所」を設立すると発表しました。ドーシー氏が計画するオープンソースのプラットフォームは、自身がCEOを務めるモバイル決済サービス会社・Squareで発足したビットコイン専門部門の「TBD」によって開発される予定です。

Square Plans to Build a Decentralized Bitcoin Exchange, Says Jack Dorsey - Decrypt
https://decrypt.co/79633/square-decentralized-bitcoin-exchange-jack-dorsey

Tech Titan Jack Dorsey Says He’s Building a Decentralized Exchange for Bitcoin | The Daily Hodl
https://dailyhodl.com/2021/08/28/tech-titan-jack-dorsey-says-hes-building-a-decentralized-exchange-for-bitcoin/

ドーシー氏は7月に、ビットコインを通じてパーミッションレス(非許可型)かつ分散型の金融サービスを実現させることを目的とした「TBD」を発足させると発表しました。

ビットコインに焦点を当てたプラットフォーム「TBD」をモバイル決済サービス「Square」が発表 - GIGAZINE


TBDのプロジェクトリーダーに任命されたマイク・ブロック氏はTwitterへの投稿で、「ここ数週間、TBDとは一体何なのかについて様々な憶測が飛び交っており、その間私たちのチームは何を決めるべきかの検討を重ねてきました。今回、その最終的な方向性を共有したいと思います」と発言。ドーシー氏は、これを引用する形で「TBDの方向性が決まりました。ビットコインの分散型取引所を作るためのオープンプラットフォームの構築にご協力ください」と述べました。


ドーシー氏が述べたように、ブロック氏が言及した「最終的な方向性」とは、CoinbaseやBinanceといった暗号資産取引所の介入を必要としない分散型取引所のことを指します。ブロック氏はTBDが目指すものを、「私たちは、ビットコインへの出入り口となるプラットフォームを通じて、世界のどこにいても自己管理ウォレット(non-custodial wallet)に手軽に資金を供給できるようにします。これは、法定通貨であるフィアット通貨のための分散型取引所と考えることができます」と説明しました。


ブロック氏は、ビットコインがインターネットのネイティブ通貨になると信じているとのこと。しかし、法定通貨を暗号資産に変える既存の暗号資産取引所には、特定の国にサービスが集中しているといった課題があるため、グローバルな通貨システムを構築はできないとブロック氏は指摘しています。

その上で同氏は、TBDが構築する暗号資産取引所の将来像について「このプラットフォームは完全にパブリック、オープンソース、かつオープンプロトコルで開発され、どんなウォレットでも使えるようになります。TBDはいかなる基盤やガバナンスモデルも管理しません」と述べました。

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in メモ, Posted by log1l_ks

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