ヒュンダイが犬型ロボット「Spot」でおなじみのボストン・ダイナミクスを買収

2021年6月21日、韓国の自動車メーカー・現代自動車(ヒュンダイ)が、ソフトバンクグループ傘下であるロボット企業ボストン・ダイナミクスの株式の80％を取得したと発表しました。

Hyundai Motor Group Completes Acquisition of Boston Dynamics from SoftBank
https://www.hyundai.com/worldwide/en/company/newsroom/hyundai-motor-group-completes-acquisition-of-boston-dynamics-from-softbank-0000016670

Hyundai Motor Group、ソフトバンクグループからBoston Dynamicsの取得を完了 | ソフトバンクグループ株式会社
https://group.softbank/news/press/20210621

ボストン・ダイナミクスは四足歩行ロボット「Spot」を開発したことで知られるアメリカのロボット企業です。ボストン・ダイナミクスは2013年にGoogleに買収されましたが、収益性などに疑問があったことからGoogleは売却を決断。2017年にソフトバンクグループが買収しました。

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そして2021年6月21日、ソフトバンクが韓国の自動車大手ヒュンダイにボストン・ダイナミクスの経営支配権を売却したと発表しました。ヒュンダイは今回の取引でボストン・ダイナミクスの株式の80％を保有することになり、残り20％はソフトバンクグループの子会社が引き続き保有します。なお、今回の取引においてボストン・ダイナミクスの評価額は11億ドル(約1200億円)と発表されていますが、具体的な売却額は公開されていません。

ヒュンダイはプレスリリースの中で、「ボストン・ダイナミクスはモバイルロボットの開発において、確固たる地位を築いたリーダーです。高度なロボット工学は社会に良い影響を与える可能性を秘めており、急速な成長の機会を提供します」と述べました。

なお、ヒュンダイがボストン・ダイナミクスを買収する方針であるということは2020年12月に伝えられていました。

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