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セガが約1300億円で「Angry Birds(アングリーバード)」の開発元を買収予定との報道


2009年のリリースから長年にわたり親しまれている人気スマートフォン向けゲーム「Angry Birds(アングリーバード)」の開発元であるロビオ・エンターテインメントを、セガサミーホールディングスが買収する予定との報道がなされました。

Sega Nears Deal for ‘Angry Birds’ Mobile Game Maker - WSJ
https://www.wsj.com/amp/articles/sega-nears-deal-for-angry-birds-mobile-game-maker-12bc7984


Angry Birds company Rovio may sell to Sega for $1 billion - The Verge
https://www.theverge.com/2023/4/14/23683633/angry-birds-rovio-sega-sell-deal

ウォール・ストリート・ジャーナルが取材した関係者によると、ゲームメーカーのセガとゲーム・パチンコ等を制作するサミーの持株会社であるセガサミーホールディングスが、10億ドル(約1300億円)でロビオ・エンターテインメントを買収する契約を間近に控えているとのこと。交渉が決裂したり長引いたりしなければ、2023年4月17日の週に契約が締結する予定だと関係者は話しました。

この報道を受け、セガサミーホールディングスは2023年4月17日に声明を発表し、「買収することに近く合意する見通しといった報道がなされましたが、これは当社グループが公表したものではありません。当社が検討を進めていることは事実ですが、現時点で具体的なことは決定しておりません。本件については本日2023年4月17日開催の当社取締役会に付議する予定であり、決定した場合は速やかに公表いたします」と述べました。

当社グループに関する一部報道について
(PDFファイル)https://www.segasammy.co.jp/cms/wp-content/uploads/2023/04/20230417_news_j_final.pdf


「アングリーバード」はスマートフォン萌芽期の2009年に発売されたモバイルゲームの先駆けであり、ロビオによると、このゲームは10億回ダウンロードされた最初のモバイルゲームとなったとのこと。2022年には合計50億ダウンロードされたとも報告されています。複数の続編ものほか、アングリーバードを題材とした映画も制作されており、業績が向上したロビオは映画公開後の2017年に上場を果たしています。

ロビオは以前、イスラエルのライバル会社であるプレイティカ・ホールディング・コーポレーションに8億ドル(約1000億円)以上で身売りする交渉を行っていましたが、この交渉は2023年3月に終了し、契約は成立しませんでした。


なお、この報道を受けてセガサミーホールディングスの株価は一時6.1%安となりました。ロビオ・エンターテインメントは、報道があった4月14日(金)に7.78ユーロ(約1157円)で取引を終えています。

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in ゲーム, Posted by log1p_kr

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