iPhone XSより古いiPhoneではiOS 15の新機能が一部使えない
WWDC21で発表されたiPhone向けの次期最新OS「iOS 15」は、iPhone 6s以降をサポートしていますが、一部の機能はiPhone XS以降でしか使えないことが、報道により判明しました。
Some iOS 15 features require an iPhone XS or newer - 9to5Mac
https://9to5mac.com/2021/06/14/ios-15-exclusive-features-newer-iphones/
Apple製品情報を専門とするニュースサイトの9to5Macによると、iOS15の新機能を完全に利用できるのはA12 Bionic以降のチップを搭載したiPhoneのみとのこと。具体的には、iPhone XR・iPhone XS・iPhone 11・iPhone 11 Pro・iPhone SE(第2世代)・iPhone 12・iPhone 12 Proがこれに該当します。
iPhone XR以降のiPhoneでなければ利用できないiOS 15の新機能は、以下のとおりです。
・FaceTimeの空間オーディオ
これは、FaceTimeで話している人の声が、画面上に配置されている方向から来ているように聞こえるようにする機能です。
・FaceTimeのポートレートモード
カメラのポートレートモードのように、新しいFaceTimeでは背景をぼかすことができます。
・マップのインタラクティブグローブ
iOS 15のマップアプリでは、山々や森などが3Dで表示されグラフィックが大幅に改善されていますが、これを利用できるのはiPhone XR以降のみとのこと。
・マップのAR案内
同様に、ARで徒歩ルートを示す機能も新しいiPhoneでしか使えません。
・写真のテキストの認識表示
「テキストの認識表示」とは、写真内の文字を自動認識してテキストデータに変換し、コピーしたり翻訳にかけたりできる機能です。
・Visual Look Up
Visual Look Upは、カメラを向けた被写体を自動で認識してそれを検索できる機能です。
・天気アプリの新しいアニメーション
・デバイスでの音声処理
iOS 15では、音声をデバイス上で処理して音声認識ができるようになりますが、利用できるのはiPhone XR以降のiPhoneのみとのこと。
・ウォレットにキーを追加
これは、ウォレットアプリにホテルの部屋の鍵や車のキーなどを登録する機能です。
上記のほか、「パノラマ写真」「5Gでの接続性の強化」「Wi-Fiより5G接続を優先する設定」の3つは、iOS 15を搭載したiPhone 12シリーズ限定の機能になるとのことです。
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