ネットサービス

新型コロナウイルスワクチンやワクチン接種証明書がダークウェブで大量に取引されている


新型コロナウイルスワクチンの接種が世界中で始まっていますが、記事作成時点では、多くの人はワクチンを接種できていません。そんな中、「新型コロナウイルスワクチン」や「偽のワクチン接種証明書」がダークウェブで数多く取引されていることを、セキュリティソフトウェア開発企業のCheck Pointが報告しています。

A passport to freedom? Fake COVID-19 test results and vaccination certificates offered on Darknet and hacking forums - Check Point Software
https://blog.checkpoint.com/2021/03/22/a-passport-to-freedom-fake-covid-19-test-results-and-vaccination-certificates-offered-on-darknet-and-hacking-forums/

◆新型コロナウイルスワクチン
Check Pointは1200件を超える「新型コロナウイルスワクチンの販売に関する取引ページ」をダークウェブで発見したとのこと。例えば、以下の取引ページでは、オックスフォード大学とアストラゼネカが共同開発したワクチンが500ドル(約5万4000円)で取引されています。


また、ジョンソン・エンド・ジョンソンが開発したワクチンは600ドル(約6万5000円)で取引されています。


Check Pointによると、新型コロナウイルスワクチンの販売者はアメリカ・ロシア・フランス・ドイツ・スペインなどの国々に拠点を置いているとのこと。また、多くの販売者が「世界中へ出荷可能」であることをアピールしています。


◆偽のワクチン接種証明書
ダークウェブで取引されているのは新型コロナウイルスワクチンだけではありません。以下は、ダークウェブで取引されていたロシアのワクチン接種証明書で、価格は1万ルーブル(約1万4000円)です。


また、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のロゴが入ったワクチン接種証明書も取引されていました。この証明書の価格は150ドル(約1万6000円)で、イギリスに拠点を置く人物が販売していたとのこと。


◆偽の検査結果証明書
ダークウェブでは新型コロナウイルス感染症の検査結果証明書も取引されています。以下の取引ページでは、ロシア語で「海外旅行や就職に必要な陰性証明」「24時間以内に発送」「2つ買うと1つ無料」といった内容がアピールされています。


◆実際のやり取り
Check Pointの研究者は、実際に偽のワクチン接種証明書の取引に参加。その結果、証明書の購入に必要なのは「ワクチンを接種したことにする日付」「正確な名前」「200ドル(約2万2000円)の送金」だけであることが判明。また、販売者は購入者を安心させるために、「私たちは多くの人に証明書を販売してきました」「全て良い結果をもたらしました」と述べたそうです。


Check Pointは偽のワクチン接種証明書や検査結果証明書の利用を防止するために、以下の対策を求めています。

・証明書に「スペルミス」「用語の誤用」「低品質なロゴ」がないか注視する。
・すべての国が、検査やワクチン接種を受けた人の情報を暗号化し、信頼できるリポジトリで管理する。
・証明書にデジタル署名されたQRコードやバーコードを印字し、リポジトリとリンクさせる。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
海外へ旅行するために闇ルートから「偽の新型コロナ陰性証明書」を買う人がいる - GIGAZINE

偽の「ワクチン免除証明書」を1000件以上書いた医師が医療当局から告訴される - GIGAZINE

新型コロナPCR検査の結果やワクチン接種の有無を証明する「デジタルパスポート」の導入が進む、研究者は不平等をもたらすと懸念 - GIGAZINE

MicrosoftやOracleが「ワクチン接種パスポート」アプリの開発を計画中だと発表 - GIGAZINE

新型コロナウイルスに関する「デマ」がSNS上で多数飛び交っているとAFP通信が警告 - GIGAZINE

新型コロナウイルスに対応するために空港はどんな進化を遂げつつあるのか? - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by log1o_hf

You can read the machine translated English article here.