ソニーがPS5向けの次世代VRシステムの開発を発表
PlayStation向けゲーム機のハードウェアおよびソフトウェアの開発・製造・販売を担当するソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のプラットフォームプランニング&マネジメント統括責任者である西野秀明さんが、PlayStation公式ブログ上でPS5向けの次世代VRシステムの開発を発表しました。
プレイステーションがお届けする次世代VRシステム - PlayStation.Blog
https://blog.ja.playstation.com/2021/02/23/20210223-ps/
PlayStationは2016年10月13日に、PlayStation 4(PS4)向けのVRヘッドセット「PlayStation VR(PS VR)」を発売しました。PS VRはPlayStation 4 Pro(PS4 Pro)やPlayStation 5(PS5)でも使用可能で、「『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』『テトリス エフェクト』『ライアン・マークス リベンジミッション』『Moss』『Beat Saber』『バイオハザード7 レジデント イービル』など、VRゲームの未来を拓く素晴らしいタイトルも登場しました」と西野さんは記しています。
満を持して登場した「PlayStationVR(PS VR)」のセットアップ&VRゲームはこんな感じ - GIGAZINE
そして、西野さんは「飛躍的な進化を遂げて究極のエンタテインメント体験を実現する、PS5向け次世代VRシステムの開発を進めていることを皆さんにお知らせいたします」と語り、PS VRの次世代モデルとなるような、PS5向けのVRシステムの開発を発表しました。次世代VRシステムについては、「これまで以上の没入感、そしてさらに研ぎ澄まされた『センス・オブ・プレゼンス』を体験いただけることと思います」と説明されています。
次世代VRシステムには、解像度や視野角といった要素から、トラッキングや操作方法に至るまで、PS VRで培ってきた知見を活かすことになるとのこと。また、ケーブル1本でPS5に接続できるようにすることで、「高精度のビジュアル体験」と「使い勝手の向上」の両立を目指すそうです。
また、西野さんは「今回取り組んでいる数ある技術的革新の中に、新しいVRコントローラーがあります」と語っており、次世代VRシステムのVRコントローラーがこれまでにないものに進化していることをアピールしています。新しいVRコントローラーはPS5の専用コントローラーであるDualSenseの特徴的機能を搭載しており、エルゴノミクス(人間工学)も重視したデザインになっているとのこと。なお、コントローラーの他にも、「さまざまな技術を開発しております」と西野さんは語りました。
次世代VRシステムは開発中の段階にあり、2021年中に発売する予定はないとのこと。ただし、ゲームデベロッパーはすでに次世代VRシステム向けのVRゲームの開発に取り掛かっているそうで、そのため「一足早くお知らせしたく、開発が進行していることを発表させていただきました」と西野さんは記しています。
なお、PlayStationは日本時間の2月26日(金)7時から新情報を発表する「State of Play」を配信予定ですが、「本放送ではハードウェア、ビジネスアップデートに関する情報はございませんので、あらかじめご了承ください」とのことです。
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