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「プレイステーション 5(PS5)」の新コントローラー「DualSense」の写真&新機能が公開


PlayStationブランドを運営するソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)でシニアバイスプレジデントを務める西野秀明氏が、PlayStation公式ブログの中で次世代家庭用据置ゲーム機「プレイステーション 5(PS5)」の専用ワイヤレスコントローラーとなる「DualSense」の写真を公開しました。

PlayStation®5用 新ワイヤレスコントローラーDualSense™公開 | PlayStation.Blog
https://www.jp.playstation.com/blog/detail/9498/20200408-ps5.html

Introducing DualSense, the New Wireless Game Controller for PlayStation 5 ? PlayStation.Blog
https://blog.us.playstation.com/2020/04/07/introducing-dualsense-the-new-wireless-game-controller-for-playstation-5/

2020年の年末商戦期に発売される予定のPS5ですが、その専用ワイヤレスコントローラーとなるのが「DualSense」です。初代PlayStationから続いてきた○×△□のボタンは健在ですが、コントローラーのデザインはこれまでよりも大幅に変更され、より丸みを帯びた形となっています。


ちなみに過去のPlayStationシリーズのコントローラーの外観デザインは以下の通り。

一世代前のPlayStation 4用のワイヤレスコントローラーである「DUALSHOCK 4」


PlayStation 3用のコントローラー「DUALSHOCK 3」

by gamestooges

PlayStation 2用コントローラーの「DUALSHOCK 2」

by radeq.76

初代PlayStationのコントローラー


西野氏はコントローラー開発のビジョンとして、「『ゲームが創り出す世界』との対話、つまりこれまで以上にプレイヤーの皆さまの五感に訴えかけるゲーム体験の実現を掲げてきました。そのビジョンに向け、ゲームでの対応を進めていただくために、ゲーム開発者の皆さまにはコントローラーの最終版をお届けする準備を始めています。先日発表したTempest 3Dオーディオ技術に加えて、DualSenseの機能により、PS5のゲームプレイに別次元の没入感をもたらすことができると確信しています」と述べています。

また、DUALSHOCK 4の成功を受け、さらにユーザーや開発者からのフィードバックをいかすことで、DualSenseの開発を進めてきたそうです。開発者との対話を重ねる中で、「私たちはオーディオと同様に『触覚』がゲームにおいてはまだまだ可能性に満ちた領域であると感じました。そこでPS5ではこれを進化させ、ゲームプレイに革新をもたらす好機であると考え、ゲーム開発者の皆さまが新しいコントローラーを通じて没入感をさらに高める方法を模索していただけるような環境を提供することとしました。表現力豊かに感触を伝えるハプティックフィードバックの搭載はその一例です。この技術の採用により、車が泥道を走るときの重いずっしりとした感触など、ゲームプレイ中にさまざまな強力な感覚を表現することができるようになります」と西野氏は述べて、DualSenseではDUALSHOCK 4にはなかったより精細な振動での表現が可能になっていることを明かしています。

天面部分を見ると充電用の端子はUSB-Cであることがわかります。


加えて、DUALSHOCK 4ではR2/L2ボタンがトリガー式のボタンとなっていますが、DualSenseではR2/L2ボタンに「アダプティブトリガー」を採用し、弓矢を引き絞るときのような緊張感のある動作を実感できるようになっているとのことです。アダプティブトリガーは必要なコンポーネントをハードウェア内に収めながら、実際に握った際に厚みを感じさせないようにするための試行錯誤が重ねられています。トリガーやアクチュエーターを設計する際にはデザイナーとハードウェアエンジニアが密に連携し、実際の見た目よりも手にしっくりと収まるようにコントローラーの外観がデザインされたそうです。また、トリガーの角度を変え、グリップについても細かな調整が加えられているとのこと。

さらに、DUALSHOCK 4で搭載されていた「SHARE」ボタンは、新しく「Create」ボタンに進化しています。「Create」ボタンではユーザーが自身のゲームプレイを元にコンテンツを作成し、全世界に向けて共有したり、仲間内で楽しんだりするための新しい手段が提案されているそうですが、この機能のさらなる詳細については「後日お知らせいたします」とのことです。


なお、西野氏によると「DualSenseの稼働時間を長くし、新機能を加えた分、できる限り重量減も実現するためのさまざまな工夫を凝らしています」とのことなので、ワイヤレスコントローラーなのにバッテリー持ちが短くほぼ充電用のMicroUSBケーブルが挿しっぱなしになっていたDUALSHOCK 4よりも優れたバッテリー寿命も期待できそうです。

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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by logu_ii

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