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PS5向け次世代VR「PlayStation VR2」の見た目がついに明らかに


PlayStationブランドの開発・販売を担当するソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が2022年1月に突如発表したPlayStation 5(PS5)向けの次世代VRシステム「PlayStation VR2(PS VR2)」の、最終デザインイメージがついに公開されました。

PlayStation VR2 | PS5で実現する次世代のVRゲームがここに | PlayStation (日本)
https://www.playstation.com/ja-jp/ps-vr2/

PS VR2の最終デザインイメージは以下の通り。SIEは「PS VR2のヘッドセットは、PS VR2 Senseコントローラーとマッチするオーブ型のデザインを採用しています。丸みを帯びた形は、プレイヤーがバーチャルリアリティの世界に入ったときに感じられる360度の視界を表現いたしました」とデザインについて説明しています。


横から見るとこんな感じ。デザインはPS5本体などのプロダクトデザインにもインスピレーションを受けており、「PS5をデザインした時から既に次世代VRシステムのヘッドセットデザインも念頭に置きながらデザインに取り組んできたため、ビジュアルから感触まで、PS5と共通した特徴を感じていただけます」と説明されています。


上から見るとこう。PS5本体は平面に設置することを想定したフラットなデザインですが、PS VR2のヘッドセット部分は常に手に取って触れることを想定し、DualSense ワイヤレスコントローラーやPULSE 3D ワイヤレスヘッドセットとも一貫性を感じられるような、丸みを帯びたデザインになっているとのこと。


また、PS VR2のヘッドセットとPS VR2 Senseコントローラーはリビングルームに溶け込むようなスタイリッシュなデザインでありながら、使っていることを意識せずにゲームの世界に没入できるようなものを目指しているそうです。そのため、エルゴノミクス(人間工学)に基づいたデザインを重視しており、様々な頭の大きさのユーザーが快適に装着できるよう検証を重ねてきと説明されています。加えて、現行のPlayStation VR(PS VR)において好評だった「ヘッドセットの重量バランス」や「一本のバンドだけで頭部に固定する構造」は、PS VR2でも踏襲しており、ヘッドセットのスコープ部分と顔の距離を調整するためのスコープ調整ボタンやステレオヘッドホン端子の位置も、PS VRと共通した位置となっています。

この他、PS VR2ヘッドセットはより快適な使い心地を追求するために両目のレンズ間距離をプレイヤーの目の間隔に合わせることができるレンズ調整ダイヤルを搭載しています。これにより、プレイヤーごとに合わせた最適な映像体験を実現可能に。また、ヘッドセットの振動用モーターなどの、独自の新機能を追加していながら、よりスマートなデザインに仕上げたことで、PS VRから若干の軽量化を実現しているそうです。


SIEのデザインセンターシニアアートディレクターである森澤有人氏は、「PlayStation VR2のデザインに取り組み始めた頃、まず注力したのはPS5で実現したような、換気効率の高い設計でした。VRタイトルに没入しているときにレンズが曇ってしまわないように、通風孔を設けるというエンジニアのアイディアから始まり、最終的なデザインでは、スコープの上面と前面の隙間に小さな空間を設けることで、効果的な換気を実現しています」と説明しています。

なお、PS VR2の開発キットはすでにゲーム開発者に提供されており、各ゲームメーカーからのPS VR2対応タイトルの発売予定については、「今後のアナウンスにご期待ください」とのことです。

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in ハードウェア,   ゲーム, Posted by logu_ii

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