スマホで撮影したものを高精度で瞬時に切り抜いてくれるARコピペアプリ「ClipDrop」
スマートフォンで身の回りにあるものを撮影すると、AIで自動的に切り抜いてAR技術でコピペできるアプリが「ClipDrop」です。ClipDropは、iOSとAndroid向けのスマートフォンアプリとデスクトップアプリが配布されており、一部の機能を無料で使うことができます。
ClipDrop - AR Copy Paste on the App Store
https://apps.apple.com/nz/app/clipdrop-ar-copy-paste/id1512594879
ClipDrop - AR Copy Paste - Pro - Apps on Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=app.arcopypaste
今回はiOS版をインストールします。App Storeのページで「入手」をタップ。
ClipDropがインストールできたら起動します。カメラへのアクセスを求められるので、「OK」をタップします。
ClupDropにはサインインが必要です。任意のメールアドレスとパスワードのほか、Apple ID、Googleアカウント、Facebookアカウントと連携させてログインすることが可能。今回はApple IDと連携してログインするため、「Sign in with Apple」をタップしました。
ログインに成功すると、プライバシーポリシーへの同意を促されます。チェックは初めからついているので、そのまま「Sign Up」をタップすればOK。
ClipDropはスマートフォンのカメラで撮影したものを切り抜きます。「Next」をタップ。
そして撮影したものをそのまま別の場所にARコンテンツとしてドロップすることができます。「Next」をタップ。
ただし、AR機能の有効化は、スマートフォンとコンピューターが同じLANに接続していることが条件だとのこと。
無料版はスマートフォンのカメラを使った切り抜き撮影が10回まで、クラウドでの保存は30日間まで、さらにサポート機能も大きく制限されています。「Continue Free」をタップします。
さっそく目についたフィギュアを撮影してみます。枠内にフィギュアをとらえて画面をタップすると……
以下のように写真の中からフィギュアだけが切り抜かれました。
なお、有料版だとAR機能を使ったペーストも可能、どんな感じでペーストできるのかは以下のムービーを見ると一発でわかります。
ClipDrop Beta - YouTube
撮影した写真をコンピューターで扱うためには、ClipDropのデスクトップアプリをダウンロードする必要があります。公式サイトにアクセスして、「Download」をクリックすると、デスクトップアプリをZIP形式でダウンロード可能。なお、ファイルサイズは約125MBです。
ダウンロードしたZIP形式のファイルをExplzhやWindows標準の解凍機能などで解凍し、中に入っているClipDropInstaller.exeを起動すると、自動的にインストールが終了し、アプリが起動します。
起動したら、iOS版と同様に「Sign in With Apple」を選択してサインインします。
起動するとこんな感じ。
上から2番目のアイコンをタップすると、スマートフォン版で撮影した写真がアップロードされています。この写真をクリックすると……
こんな感じで、背景が透過された画像素材として保存されています。この画像をそのままPhotoshopなどの画像編集ソフトに使えば、コラージュ画像やデザインに応用できます。
なお、ClipDropの有料版は年額79.99ドル(約8400円)のサブスクリプション式ですが、記事作成時点では39.99ドル(約4200円)と、ほぼ半額に値下げされています。
・関連記事
Amazonが配達用のダンボールで動作するARアプリをリリース - GIGAZINE
犬用の「ARゴーグル」が開発されている - GIGAZINE
Googleが拡張現実(AR)で古代のクリーチャーやアポロ11号を部屋の中に出現させることが可能なスマホアプリの新機能を発表 - GIGAZINE
コーディングなしで誰でも簡単にAR(拡張現実)コンテンツを作り出せる「Adobe Aero」 - GIGAZINE
Facebookが現実世界を3Dマップ化する「LiveMaps」と3Dマップの情報をARで現実世界に重ねる「ARグラス」を発表 - GIGAZINE
・関連コンテンツ