取材

コーディングなしで誰でも簡単にAR(拡張現実)コンテンツを作り出せる「Adobe Aero」


デザイナーがコーディングスキルなしでもAR空間に3Dコンテンツを作り出せる「Adobe Aero」のリリースが2019年11月4日付で発表されました。Adobe Aeroはスマートフォンおよびタブレット向けの無料iOSアプリとして提供が開始されます。

Adobe AeroでARを制作 | Adobe US
https://www.adobe.com/jp/products/aero.html

3D&没入について。まずはAR(拡張現実)が導入された生活はどんなものになるのか?というムービーが再生されました。


朝起きて……


メガネをかけます。


すると曜日や気温など、その日の情報が次々に表示されていきます。


朝のニュースやポッドキャストのメニューも。


カレンダー


朝の準備時間はどのくらい残っているのか?など。


通勤中は道路にARで目的地までの道筋が示されます。


空中に表示されるメニューを空中で操作することが可能に。


このようにARで現実世界を変える第一歩として、Adobeは新たに3Dコンテンツをコーディングなしで作り出し、操作できるAeroをリリース。Adobe Aeroの主要な機能は「直感的なオーサリング」「アニメーション」「すぐに使えるアセット」という3つがあります。


まずはカメラを使って3Dコンテンツを表示させる現実世界の映像を取り込んでいきます。


そこにPhotoshop、Illustrator、Adobe Dimension、SubstanceやCinema 4Dのようなサードパーティ製アプリで作成した3Dモデルや2Dアセットを読み込んでいきます。アセットとして用意されている3Dモデルのオウムと……


Photoshopで作った2Dのノートを同時に扱うことが可能。


さらに熱帯雨林のファイルも読み込みます。これはPhotoshopで作ったPSDファイルですが……


Aeroはレイヤーを理解するのでレイヤー間の距離を自由にスライダーで調整し、深度を変更できます。


さらに、オブジェクトにアクションを加えることも可能。


アニメーションを選択し、「Back and force(前後に動く)」というメニューや「Infinite(繰り返す)」といったオプションを選択します。


さらに、「Fix to Ground(地面に固定する)」というメニューを外します。


鳥の飛ぶ軌跡を描くと……


その通りに鳥が羽ばたき、飛び回るようになります。公開と共有は端末から簡単に行うことが可能とのこと。


iOS版Aeroは以下からゲット可能。なお、Instagramにはアカウントも開設されているのでここから3DCGおよびARサンプルを見ることができます。

Adobe Aero on the App Store
https://apps.apple.com/us/app/adobe-aero/id1401748913

・つづき
Photoshopのカメラアプリ「Photoshop Camera」は自作イラストをレンズフィルターとして利用可能、詳細はこんな感じ - GIGAZINE

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in 取材,   ソフトウェア, Posted by darkhorse_log

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